イメージフィルターをつかいます |
画像の傾き補正と歪曲補正 |
平成15年9月1日 文責:神原幹郎
1.はじめに
せっかく良い写真が撮れたと思っていたのに、モニターで見たら画像が傾いていて
台無しになった。こうした経験は誰しもすることですね。画像が水平・垂直線に対して少しでも傾いているとなんとなく
座りの悪い絵になります。画像に歪曲(この場合は樽型・糸巻き型)があるとこれまた落ち着かない絵になります。
傾きは撮影者のカメラの構え方に問題があり、歪曲はレンズに問題があります(歪曲収差といいます)。単一焦点レンズでは設計上比較的簡単に
対処出来ることですが、ズームレンズになるとズームの全範囲にわたって歪曲を防ぐのは一般消費者向けのデジカメでは
コストがらみで難くなることが想像できます。
画像の傾き、樽型歪曲、糸巻き型歪曲の例を見てみましょう。
まずは傾きのある画像、

良い写真ですが、フレームが全体に傾いていてなんとも落ち着きが悪いですね。
次は水平線が湾曲している例です(中心部から外へ向かって膨らむように歪曲しているので樽型)。

意図的に歪曲させて面白みを出す手法もありますが、水平線はあくまで水平で なければ気が済まない人には耐えがたい曲がり具合でしょうか。
そして糸巻き型の例。

外から中心部へ、凹むようにゆがんでいます。
2.傾きの修正
本誌第3号でご紹介したフリー総合画像処理ソフト「イメージ・フィルター」 を使って、これらの問題を修正してみましょう。説明はコンピューターの超初心者でも解るように心がけました。 ご質問があれば神原までお寄せ下さい。まずは傾きの修正から。
イメージフィルターを起動して、修正するファイルを開けます。






3.樽型歪曲補正(おまけつき:傾きの補正)
ファイル>開く、とマウスを動かし、修正する画像を選びます。











4.糸巻き型歪曲補正
修正する画像を取り込んだ後、フィルター>デジカメフィルター>歪曲補正、とマウスを 動かしクリック。




3.傾き、樽型が混ざった複雑な画像の補正
「3.樽型歪曲補正(おまけつき:傾きの補正)」でも同じ画像に2つの修正をしましたが、次の 例は、更に樽型補正の範囲を調節して補正する例です。本誌第9号に掲載の藤田正俊さんの「御前崎にて」を例に とりました。藤田さんありがとうございます。元になる画像は、水平線が傾いている、灯台が水平線の傾き以上に内側 に傾いており樽型歪曲をしている、という特徴があります。







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(下記廃刊後記入)
(「月刊デジカメ作品」は廃刊となっています。
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