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SmallTitle姉妹誌

第22号

平成16年10月5日発行

(下記廃刊後記入)

   (「月刊デジカメ作品」は廃刊なっています。
続刊はデジカメワークス」(ここをクリック)をお楽しみください。)

1 はじめに

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Ansel Photo

   「技術の進歩は早く、メーカからは次々と魅力にあふれた新型が発表されていま す。コンバクトデジカメも700画素クラスが出揃うようです。一眼レフデジカメもますます高機能になっていきます 。新しいものはそれだけの魅力があり、できれば手に入れたいと思いますし、また古い機種を持ち歩くのにコンプレッ クスを感じたりもします。
   ですが私たちが考えなければならないのはデジカメ風景交歓会の場合などWEB上に限って は発表できる作品には大きさに限界がある、ということです。使い道や目的にもよりますが、例えば画像の大きさやフ ァイルサイズを圧縮するのに苦労するように、いたずらに高機能を追って「鶏を割くに牛刀をもってする」の愚になら ないよう、注意したいと思います。
   ただWEBの表現能力も進歩しています、単にサイズだけではなく、携帯の活用、 ブログ、スライドショウ、動画などは当然のこととしてインターネット自体の形態も通信やマスメディアも巻き込んで 変貌しようとしています。ある意味では月刊デジカメ作品・デジカメ風景交歓会も一定のパターンを作り上げてきまし たが、これからはこれら世の中の様々な変化も織り込でいかなくてはならないでしょう。
   写真の投稿・マガジンの作成 、メルマガの配信、マガジンの置き場としてのホームページ、eグループなどの組み合わせが現状ですが、これを超え たシステムを考えなければならなくなってきています。普通の投稿写真の掲載だけではもはやどこにでもある特に魅力 のないシステムと言われてもしようがない時代になっていくことでしょう。仕上がったシステムは破壊的テクノロジー と言われるような新しい技術によって破壊されていくのが常です。将来のことではありますし、また難しい問題も多い と思いますが今迄の経験をペースにして、新しいモデルを構築していく必要があります。それは一体どのようなものな のか、皆さんと共に研究していきたいと考えています。これらはメーリングリスト「eグループ」のメールや掲示板で 議論をしていく予定です。」

(発行責任者:木村元一)


2 今月の特選デジカメ写真


   本欄のコンセプトは、過去1ヶ月(締切りは毎月19日)に姉妹紙 「デジカメ作品交歓会」に掲載されたデジタル・イメージ(デジカメ・イメージ、スキャンされた銀塩イ メージ)の一部を、編集委員の推薦・投票によって選び、あわせて編集委員の論評をつけて読者の皆様にじっく りと作品鑑賞をしていただくという目的を持ったものです。読者の皆様方からのご推薦も受け付け ますので、是非編集局までお寄せ下さい。

   推薦では、全国各地の風物,季節の話題、生活風景等の写真を読者の間で分かち合うこ とを目的としている姉妹紙「デジカメ作品交歓会」の性格上、それらが選択の一要素となります。また、 新しい芸術表現の可能性を秘めているデジタル画像を扱う故に、自由な表現形式も高く評価され、本誌で はそれらを推奨致します。所謂一般の写真コンテストにおける如き、優れた写真技術、写真撮影の難度、 及びある程度確立された審美感に基づく厳正な評価は、もとより素人集団である編集局には無理がありま す。従って、これらの評価要素に関しては、各編集委員のそれまでの人生経験、写真経験、美的感覚等に 基づくものになります。

   デジタルイメージをモニター上で正しく見る際には、モニターが正しく補正されてい ることが条件となります。補正にはそれなりのソフトウェア、機器が必要とされますが、それが無い場合 、最低限必要とされるのはモニターの明るさとコントラストを調整することです。下に示した画像を使い 簡易補正されることをお薦めします。

   明るさの補正は下の画像の特に最両端の白と黒が隣り合わせるものと区別できるよう にモニターを調節します。

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   コントラストはモニターから距離をもって目を細めて見た場合、 下の画像のガンマ2.2(ウィンドウズ使用)またはガンマ1.8(マック使用)の画像が周囲と区別 無く見えるようにモニターを調節します。

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   今月は、「デジカメ作品交歓会」の既刊#284号から#295号までに掲載 された写真のうち、7名の編集委員各々が選んだ「この1点!」計11点と、いつものように編集委員及び読者の投票 によって選ばれた20点、計31点を掲載します。順不同です。



「桃源」が選んだ「この1点!」

#295号から、黒崎 亨さん(横浜市)の作品、「常泉寺の彼岸花」、

作者コメント:   「初秋の代表的な花、彼岸花を常泉寺で撮ってきました。紅 白の彼岸花が正座してとても綺麗でした。境内では三脚・一脚とも使用厳禁で、しかも白・赤は露出補正が正反対な ので大変苦労しました。ニコンD70、90mmのマクロレンズで撮りました。」

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編集委員評:   「白い彼岸花をかくも見事に切り取って見せてくれたのは、黒崎 さんの腕でしょう。露出補正の難しさを本人も言及していますが、これは成功例と思います。マクロレンズを使ったこ とが無いので分かりません。花の周りのオーラのようなものが雰囲気を作っているのでしょうか。2点のうちこちらを 選んだのは、彼岸花の特徴は花蘂にあり、蘂が末端までシャープに写っているからです。」(by 桃源)

読者評:   「黒崎さんの手にかかると彼岸花もこうなるのですね。」(by 和田 義弘)



「スカイウオッチャー」と「桃源」と「KASA」が選んだ「この1点!」

#284b号から、神原 幹郎(カナダ・チリワック)の作品、「霧の湖」

作者コメント:   「ストックフォトから。月刊のカットに使用されたものも あります。」

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編集委員評:   「うーん、渋い。なんと言う写真でしょう!日本画の墨絵の 世界、禅の世界ですかね。落ち着きが有っていいですね。静けさの中に白い水跡を引いた鳥の姿が面白みを与えて います。掛け軸にして掛けて見たいです。(うーん、いい仕事してますね)。」(by スカイウオッチャー)

編集委員評:   「水墨画。白黒の幻想性。霧の奥行き。いくつものキーワードが あると思う。左の樹木の黒の濃さと繊細さが霧の幻想性を高めているのか。鴨の水跡も動きを見せて効果的。右側はス ペースをどのくらい採るかで緊張感が違うのでしょう。水跡くらいまでで切っても良いかとも思うが、縦長にはしたく ないし、作者の感性によるのでしょう。作者にお任せです。」(by 桃源)

編集委員評:   「水墨画の名画を見るような一枚です。霧の水面に水鳥が一羽。 詩情あるれる一枚であり、日本人の古来からもつ美意識をくすぐる作品だと思います。」(by KASA)

読者評:   「沢山の作品の中から僕が好きな作品『MistyLake』を選びました、朝 靄が立ちこめる湖面を鴨が滑る様に・・、僕の心を引きつけた作品です。デジタルカメラも最近は性能が良くなり、 「光」の他に「影」も表現できるように成りつつあります、そんな時代に呼応した作品だと思います、(最近発売された カメラには白黒の撮影モードが設定されていました)惜しむらくは鴨がもう少し右の位置で撮れればベストかなと思いま す。」(by 椿 勝彦)



「スカイウオッチャー」が選んだ「この1点!」

#290号から、井上 純一さん (茨城県岩井市)の作品、「品川インターシティ」

作者コメント:   「私もこの夏いろいろとデジカメをしてきたのですが、な ぜか投稿が遠のき季節も変わってしまうので、写真雑誌ならともかく交歓会は鮮度が命なので、あまり古いデジカ メ写真を投稿しないようにしたいと思います。
   とは言うものの1ヶ月近くのデジカメが溜まっていますので、少しずつ投稿していきたいと思 います。今回は品川インターシティと言う新名所をデジカメしました。品川の港南口も新幹線の駅舎が出来、人の 往来も大変増えてきました。そこで屋外のジャズコンサートをやっていましたので、周りの風景と共にデジカメし ました。ではまた。」

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編集委員評:   「軽快なジャズが聞こえて来るようです。演奏者の息吹が聞 こえて来るようですね。躍動感まで感じました。映画「スウィングガールズ」を見た余韻が残っているのでしょう か。なんにしても精一杯楽しんでいる人を見るとこちらまで楽しくなります。」(by スカイウオッチャー)


「うぐい」が選んだ「この1点!」

#289号から、平井 寛さん、(兵庫県加古川市)の作品、「白サギ」

作者コメント:   「新しい方の投稿も増え、楽しく拝見しております。ご苦 労様です。8月も終わろうとしていますが、日中は相変わらず残暑が厳しい1日でした。
   8/29、稲美町の天満大池に久しぶりに行ってきました。木陰で汗を拭き拭き、2時間ほどサギを 狙ってみました。なかなか近くに寄ってくれませんから、トリミング(1/3程度)を行っています。(撮影条件:ISO 400、レンズSigma170−500(450mm)、F11〜19、1/750〜1/1000、マニュアルフォーカス)。」

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編集委員評:   「鷺もなかなか大きな鳥でいい姿をしています。いっぱいに羽を 広げて舞い上がったところをバッチリお見事です。平井さんの写真の腕は定評がありますので私などが余計な事を云 ってもしようがないので、難しく考えないで素直に鑑賞させてもらうのが一番だと思っています。不忍池にも「こさ ぎ」がいますが、格好のいいところを撮りたいと思ってはいるんですが飛び上がるのは警戒して逃げていくときばか りで、なかなかこの写真のような姿は見る機会がありません。本当にきれいな姿です。でも鳥と云うのは不思議な生 き物ですね。これからは冬の渡り鳥の季節ですがまたいろいろ見せてください。」(by うぐい)



「うぐい」が選んだ「この1点!」

#295a号から、大森 美津枝 さん、(岡山県英田郡)の作品、「錦帯橋」

作者コメント:   「初めまして、何時もお世話になっている大森の家内です。
   13日、写真サークル会員18名で錦帯橋へ行って来ました。台風被害のためロープウエーが お休みで、岩国城は下から眺めるだけでした。瀬戸内海が一望できる所だったそうで、残念でした。帰路、三次IC 付近でレンタ・バスがオーバーヒート、ベルト切断でエンスト、迎えの車がくるまで3時間のロスというハプニン グもありました ちなみに、車はやはり三菱の車でした。6枚貼付します(順不同) 今後とも、宜しくお願い致 します。」

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編集委員評:   「江戸時代に創建された美しい5連の弧を描く錦帯橋は、幅5M、 長さ193.6Mとか、隅田川の橋とほぼ同じくらいでしょうか?大きな橋ですね。東京日本橋、日光神橋、長崎め がね橋、甲斐の猿橋、愛本刎橋(あいもとはねばし、黒部川・富山)、木曽の桟(きそのかけはし)(木曽川・長野)、 か ずら橋(祖谷川・徳島)、 瀬田唐橋(せたのからはし)、芦峅寺の布橋「天の浮橋」(立山町・富山)、伊勢の宇治橋(三重 )、高野の石橋(和歌山)など有名な橋は数かぎりありませんが、その中で三大名橋、三大珍橋というと写真の錦川に架 かる「岩国の錦帯橋」に上記の橋のいくつかを組みあわせたものが多いようです。中国にはモデルになった同名の橋が あるとか。平成16年3月に修復が完了し4代目の橋が誕生したそうで地元の喜びも大きかったと思います。1673 年初代完成、昔から名所だったのですね。子供の頃、絵葉書で見た事もあり、変わった橋だなと思っていました。 写真は川面に落とした橋の影といい、橋をくぐって見える川岸の景色といいなかなか見応えがありま す、橋の上も欄干を掴かん歩いている人がいたり面白いですね。でもその姿をみると年を取るとちよっときつそうです がどうでしょう。6点の組写真になっていて揃えて見ると全体の様子がよくわかります。#295aを見直してみまし ょう。」(by うぐい)

「ジェイ」が選んだ「この1点!」

#284b号から、神原幹郎 (チリワック・カナダ)の作品、「赤く焼ける朝」

作者コメント:   前掲。

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CanonDigitalRebel,ISO200,F11,1/800,Av,200mm/55-200Sigma,RAW

編集委員評:   「神原さんの作品の特徴は写真の基本である陰影にあると思い ます。この作品は 特にその感を強くしました。空が茜色に染まり、雲と山並みのシルエットがRAW現像処理の上 手さもあって、とても幸せな一日の始まりを予感させる一枚に仕上がっています。21号でもコメントさせていただ きましたが、山の彼方にまた桃源郷が見えてくるかもし知れませんね。」(by ジェイ)


「ジェイ」が選んだ「この1点!」

#295号から、Teru(浅野)さんの作品、「スミレ」

作者コメント:   「参加することに〜〜〜ですから〜〜庭の秋です。 庭の隅に  埋めた栗が大きくなって 毎年落ちてくれます。 ヤブラン 韮の花  栗の木 です。(おまけにスミレ:編者)」

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編集委員評:   「Teruさんの人柄が偲ばれる代表的な作品ですね。男の私に はとても真似は 出来ません。サギ草が周りを囲んでスミレが綺麗に咲いていますね。しかもスミレが良い形でサギ草 を従えている様は季節感が良く出ていて、心和む素晴らしい作品です。この作品でTeruさんの新しい一面を見るこ とが出来ました。」(by ジェイ)


「風来坊」が選んだ「この1点!」

#283b号から、Miti さん(川崎市)の作品、「知床の夕焼け」

作者コメント:   「いつもお世話になっております。miti@川崎です。北海道 の写真を7枚送ります。50キロバイト前後にしてあります。道東を中心に五日間の北海道旅行は気候風景とも最高 でした。」

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編集委員評:   「雄大な北海道、知床の夕焼け、美しい作品ですね。やや青みが 強いのですが・・。熱帯の真紅の夕焼けに比べ、緯度の高い地方では、青みが強くなるようですね。少し、カラーバラ ンス補正とコントラストを加えれば、更にすっきりした画像になるように思いました。」(by 風来坊)



「KASA」と「風来坊」が選んだ「この1点!」

#295b号から、井上 純一さん(茨城県岩井市)の作品、「浅草サンバカーニバル」

作者コメント:   「今日2回目の投稿です。浅草サンバカーニバルは先月末に行 われましたが、南米ブラジルのサンバやサルサのリズムに乗って老若男女が楽器でリズムを取り、演奏や踊りを披露し ていました。地元の商店会や本場のチームも混じりコンテストが行われました。 http://asakusasamba.fukubiki.com/result.html。なかなか楽しいパレードでしたが、今年は生憎の天気ながら多 くの観客が訪れ、小雨交じりの天気の中、丁度デジカメのブレ具合も良く撮れたものもありましたが、多くはNGとな ってしまいました。ニコン5700と2500では早い動きを追っかけ切れませんでした。早くコニカミノルタのα− 7デジタルを手にしたいものです。ではまた。」

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編集委員評:   「私の個人的な評価で恐縮ですが、健康的な女性のボディーライ ンは、アートという見地から見ても、美しいものだと思います。また、カーニバルでの女性の躍動感、衣装とのマッ チングなど、健康的な色気を感じます。こういう、人間の美しさを捕らえた写真を私個人は好きですね。」(by KASA)

編集委員評:   「動きと迫力のある、ベストアングルの作品だと思います。特に 顔の表情がよく撮れていると思いますが、ストロボを補助光に使って、目の表情が出せれば、コンテストでも入選す るすばらしい作品になったのではと思います。」(by 風来坊)



「B&W」が選んだ「この1点!」

#285号から、 oka さん(高知県)の作品、「滑床渓谷」

作者コメント:   「先日と同じ「滑床渓谷」の写真を送ります。写真を撮るの が大抵暖かい時だけなので、続きますがよろしくお願いします。渕は透明度の高い水なのに底が見えない深さがあり、 近寄るのも恐ろしい気がしますが中学生くらいの子供達が泳いでいました。」

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編集委員評:「先月号に引き続いてOkaさんの滑床の写真が選ばれました。光のあたり具合が いいですね。この写真の良さは渓谷を覆う樹木の間から差す光と影になった部分との対比、言い換えると光のレンジ の広さ、にあります(左上の光が当たった葉っぱに注目して下さい)。陰になった部分がつぶれることなくディテイ ルがはっきりしており、山奥深い渓谷の幽玄な佇まいを表現したすばらしい作品だと思います。」(by B&W)


「B&W」が選んだ「この1点!」

#295号から、代田 泰彦 さん(所沢市)の作品、 「埼玉県高麗郡巾着田彼岸花そろい踏み」

作者コメント:   「やっと中国から帰りました。300枚位の中から適当に選ん でそのうちに送ります。今日は6時おきで、高麗郡巾着田に彼岸花の写真を撮りましたのでお送りします。先号で彼 岸花を巾着田で写真を撮った人がいましたが、中国で見て盛りが過ぎるのを心配していました。私の好きなアングル を見てください。中国の写真は明日から編集を始めて暫く投稿させてください。」

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編集委員評:「この写真では、作者が彼岸花を引き立たせる為に二つの工夫をしています。ひと つは背景が黒くなるように且つ大きくぼかしたこと、もうひとつは彼岸花を半逆光で捉えたことです。彼岸花は見る 人によって、また咲いている状況によって、幅広い印象を与える花だと思いますが、この写真で作者は彼岸花の可憐 なれども芯強し、といった性格を引き出していると思います。」(by B&W)


編集委員と読者の投票で選んだ作品(計20点)


#284a号から、廣井 信男さん(埼玉県)の作品、「夏の雲」

作者コメント:   「空にレンズを向ける事が多い。変化に富んでいるので見 ていて飽きないからだと思う。撮影時はモノクロにする気は無かったが、明るさとコントラストを調整後、思い付 きでモノクロに変換。機材はE−1+ED50mmf2。露出はスポット測光、プログラムAE」

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編集委員評:   「通常この手の写真は、カラーで撮影されるのはよく見ますが、 モノクロで雲の陰影を描写されているところに、撮影者の非凡なセンスを感じます。雲って意外に、階調にとんだ 形や、色(この場合は白黒のグラデーション)をもっているのですよね。夏の雲を見たときに、私はそれに気づく だろうかと、自分の不勉強さを思った一枚です。」(by KASA)



#284b 号から、白井 捷司さん(岐阜県)の作品、「晩夏」、

作者コメント:    「酷暑の夏ももう暫くです。休耕田に咲いていた向日葵も お辞儀をし始めました。平凡な姿の向日葵をお送りします。間もなく夏の暑さを懐かしむ季節になったら見てくだ さい。」

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編集委員評:   「画面いっぱいのヒマワリ、迫力ありますね。原色の黄色がきれ いに出ています。背景の青空が変化をつけています。夏の終わりとのことでミツバチも懸命に蜜を集めているんでし ょうね。」(by スカイウオッチャー)



#286号から、長谷川 輝義さん(兵庫県加古川市)の作品、 「内子(うちこ)の家並み」

作者コメント:   「いつも、いろいろとご配慮頂き有り難うございます。雑用に 追われ応募が途絶えました。今回、内子の家並みを6点を添付させて頂きますのでよろしくお願いします。
   大洲(おおず)藩六万石・当時の内子は、藩の専売品である和紙と木蝋の生産地として大いに栄え、 その勢いは城下町大洲に迫るものがあった。特に和紙は、藩の半紙漉業者の約62%にあたる1400人が居住しており、宝 暦10年(1760)には、六日市に藩の紙役所も設置、その統制にあたった。その内子に、今も贅の極みを尽くして厳然 として残る建物を紹介します。土蔵造りの建物の外壁仕上の一つで、平瓦を貼りつけ、目地の漆喰(しっくい)を海鼠 型(半円形)の断面に盛り上げて塗る海鼠壁(なまこかべ)。これら古い家並みが過ぎ去った昔へと旅人を誘ってくれ ます。」

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編集委員評:   「大洲藩が愛媛県にあったことも、和紙が有名であったこともはじめ て知りました。海鼠壁の土蔵も良いですね。いつか行ってみたいところです。この画は内外の明かりの違いを映してい るところでしょうか。勿論外光の強さがガラス障子の模様をくっきりと見せていますし、しかし、室内が平板にならな かったのは室内の光の性でしょう。こうゆう室内に弱いのです。日本の原風景です。」(by 桃源)



#287号から、足立 裕さん(トロント・カナダ)の作品、 「ウィッスラーマウンテンとチーカマスレイク」

作者コメント:   「その後いかがお過ごしですか?Whistler Mt.のパノラマ をやってみましたがあまり出来が良くありません。しかし面白くなってきました。3枚送りますのでご講評お願いい たします。9月5日 小生のみ上海に向かいます。又連絡いたします。」

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Whistler Mt. 中腹

編集委員評:   「足立さんのこの作品は壮大な景色に圧倒されますね。右端に 人が立っているこ とによって、そのスケールがより引き立っています。パノラマのつなぎの技術的なことより、作 品の良さが上回っているのではないでしょうか。一目見て日本の風景とは異なるそのスケールに圧倒されっぱなしで した。これからもこのようなパノラマを見せて下さい。」(by ジェイ)


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Cheakamus Lake

編集委員評:   「日本では見られない大自然の静かな風景ですね。見ていると 吸い込まれそうです。落ち着いた構図に左の樹木と枯れ木が面白さを加えています。これからも地の利を生かして大 自然のパノラマを見せてください。私も一度訪れてみたいです。」(by スカイウオッチャー)

読者評:   「すばらしいパノラマ写真ですね。」(by 和田 義弘)



#287号から、ロッド・スティーンスランドさんの隣人(チリワック・カナダ)の作品、「アライグマ」

作者コメント:    「My next door neighbor had a visitor and took these!! 隣人宅に訪問者現われたので写真に収めた(送られてきた3枚のうち1枚を掲載)。」

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編集委員評:   「自宅の庭にこんな動物が遊びに出てくるなんて楽しいですね。 ナナカマドでしょうか緑の葉、赤い実をつけ、枝分れした樹間からヒヨッコリと顔をだしているあらい熊、気は荒い そうですが、こうしてみているとひげもちゃんと揃っていていい顔をしています。捕まえてペットにしたくなります ね。撮られた隣の方もさぞご自慢の一点なのでしょう。とにかく楽しい写真です。」(by うぐい)


#287号から、裏道遍路人さん(東京都)の作品、「鉄の華」

作者コメント:   「始めての写真も錆でした、ここしばらくは佃や月島の風景 を撮っていましたが勝鬨で好きな錆をみつけました、トタンのペンキの間から湧き出る錆は、まさに鉄の華(花)です 、是非多くの方に観て欲しく思います、鉄が錆となって大地に戻る時に咲く華です。」

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編集委員評:   「川里さんの錆は日本人のワビサビに通じる錆であると思います。 (駄洒落では ありません)いくつかの錆のデジカメに共通するものは矢張りアートではないでしょうか。川里さん は華に例えていますが、朽ちて行く華はさらに変化に富んだ別の華を咲かせるのでしょうか。人それぞれの見方があ って画一的ならないことが、世の中をより創造的に豊かにしているのではないでしょうか。川里さんの見て見てと言 う気持ちが、華を綺麗に咲かせているのではないかと思うのは私一人でしょうか。」(by ジェイ)

読者評:   「錆もこのように切り取ると立派な抽象画ですね。」(by 和田 義弘)



#289号から、笠原 裕二さん(岐阜市)の作品、「靴下に砂が・・・・」

作者コメント:   「先日は、メールありがとうございました。今回は、スナッ プショットを投稿させていただきます。タイトルは、「靴下に砂が・・・・」です。滑り台を降りた子供が、靴下に 入ってしまった砂を気にしていて、そのしぐさや、脇におかれた小さな靴下がほほえましく、瞬間にシャッターを切 ってしまいました。観てやってください。」

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編集委員評:   「作者のコメントがすべてであろうが、この子供の表情が良い。 彼の心のうちが絵になっている。スナップ写真でこんなに多く表現する作者の力量に脱帽です。」(by 桃源)


#289号から、平井 寛さん(兵庫県加古川市)の作品、「白サギ」

作者コメント:   前掲。

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編集委員評:   「鷺の白さが背景の緑で浮き立ちまぶしいです。動物は動きを 撮ると決めているのでしょうか。平井さんのこだわりを感じます。」(by 桃源)


#289号から、大森 保武さん(岡山県)の作品、「蒜山高原と大山」

作者コメント:   「台風16号暴れてくれました。山の上なので、風向きに よっては、下界より風当たりがきつく、かわらが何枚か飛び、それが低い位置のかわらにあたりこわれ、雨漏りに 悩まされました 。
   31日・1日蒜山高原に行ってきました。朝焼け・日の出・雲海を撮ってきました。高い撮影 位置がなく、ローアングルになってしまいました。帰りに、大山のほうを回り、以前安広氏が撮った場所から大山 を撮りました。やはり雪景色が一番ですね それからスカイライン途中の展望台からもハイパチリ・・・・・。送 ります。ではまた。」

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編集委員評:   「蒜山の美しい朝焼けですね、この辺りはよく雲海が出ますね。 構図的には、手前の景色は木々のシルエット程度に抑え、ズームで、もう少し雲海の表情を入れ、朝焼けの空の空間 を大きく取り入れたほうが朝焼けの美しさが更に増すのではないでしょうか?もう少しコントラストを利かせても良 いように思いました。」(by 風来坊)


#290号から、黒崎 亨さん(横浜市)の作品、「花火」

作者コメント:   「暑かった今年の夏も終わりに近づいてきました。花火の 写真は一寸季節外れの感じがしますが、お気に入りの一枚投稿してみます。横浜金沢の海の公園(浜辺)から金沢 シーパラの対岸を入れて撮りました。」

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編集委員評:   「いつ見ても黒崎さんの写真はすばらしいですね。花火は光の 一瞬の芸術とよく言われます。それを見事に切り取る技術には感心させられます。それにしてもきれいですね。色鮮 やかに一枚の中に収まって「これが花火だ」と言っても良いと思います。見事の一言です。」 (by スカイウオッチャー)


#291号から、高島 肇さん(大阪・寝屋川市)の作品、「原生林の倒木とアゲハ」

作者コメント:   「いつも皆さんの写真を見ながらため息をついています。私 もあんな写真が撮れたらなぁーっと。でも私も勇気を出して初めて投稿します。
   この夏もいろいろな所に出かけては写真を撮りまくりました。なかなか自分の気に入った写真、 見たまま撮れた写真がない中、「まぁー、いいか。」と思える写真を2枚投稿します。一枚は長野県白駒池でとった 原生林の倒木です。もう一枚は比叡山ガーデンミュージアムで撮ったアゲハが蜜を吸う瞬間の写真です。」

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編集委員評:   「山の中をなにげなく歩いて通りすぎてしまえば、いっ時の情 景で終わってしまうものですが、こうして写真にして眺め直してみるとまた違った味わいがあり、時としては見落と していたものも見えたりして感慨も一入というところでしょうか。その感慨を他の大勢の人に見せてあげられるのも インターネット時代ならではのことです。
   苔類も種類が多くなかには食虫植物もあるようです。樹木に着生するせん苔類は環境の変化に敏 感であり、とくに大気汚染の指標生物としてすぐれているそうで大気の環境診断に有効であることが知られていると か。苔は成長が遅いので、倒木にここまで生(む)すまでにはかなりの時間が経っているんでしょう。盆栽にもよく 使かわれる苔、苔玉つくりなど園芸も盛んで、剥いで持って帰ったりする不心得者も出そうですね。写真は構図のバ ランスも上手、緑の色合いも気持ちがいいです。山中の荒れたところが見るものに癒しをもたらすのも不思議です。 写真の特徴でしょうか、それとも苔がかもし出す雰囲気なのでしょうか?」(by うぐい)

読者評:   「原生林の感じが良く出ています。左下隅の青いロープが惜しいですね。」(by 和田 義弘)

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編集委員評:   「アゲハチョウの表情と色彩がよく撮れていますね。バックのや わらかいボケ具合も良いと思います。蝶を中央右位置にし、蝶(主役)の上と右にもう少し空間が欲しいですね。私の 場合は一般的に少し広めに撮り、トリミングで主役の空間配置を決めるようにしています。」(by 風来坊)

#291号から、和田 義弘さん(大阪市)の作品、「万華鏡」

作者コメント:   「まいどおおきに。交歓会も三日にあげずの発行で、お休み もままならぬ状態ではないでしょうか。ご苦労様です。また5枚投稿させていただきますので、よろしくお願いしま す。
   「万華鏡」。ちょこっと画像処理ソフトで作ってみました。これもデジタルだからこそ出来るこ とで、たまには良いかなーと思っています。交歓会にそぐわないようでしたら捨てて下さい。」

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編集委員評:   「万華鏡といえば子供のおもちゃかと思っていましたが、愛好者 の全国的な組織もあったりして事のほか奥深いもののようです。ネットサーフィンでみるとソフトもかなり出回ってい るようです。どのソフトで描かれたのでしょうか?デジタル画像の面白い一面です。ソフトもいろいろな機能がありま すから、面白い加工をしてデジカメ写真の楽しい面をひきだしてください。そういう趣向も期待しています。
   参考: ポアンカレ万華鏡(ソフト)。」(by うぐい)


#292号から、笠原 裕二さん(岐阜市)の作品、「笑う猫」

   「私がよく通る道に、材木がたくさん積んでありところがあります。そこは、猫 を捨てる心無い人がよくくるので野良猫がたくさん住んでいます。
   あるとき、私は一匹の三毛の子猫に出会いました。あまりにもかわいかったので、自宅の猫用にも ってた餌を少しあげました。すると、なんと、この猫はありがとうと言うようににこっと笑ったのです。たいていのも のには驚かないつもりの私でしたが、びっくり!次の日も、やはり餌をやってみたのです。すると、やっぱりにっこり !さすがに驚いて、持ってたカメラを車から出して、
   「はい。チーズ!」
   パチリ!これがこの写真です。
   フィルムで撮影したので、デジタル合成ではありません。
   家で飼ってる猫を見てて、猫は意外に知能が高く、人間の言葉をある程度理解してるのでは?と思 っていたのですが、知能が高ければなおさら野良猫と言う境遇があわれでなりません。
   この子は幸い、猫好きな人に拾われていきましたが、何か、友人がいなくなったような妙な寂しさ がありました。飼い主に甘えて、毎日幸せをしてることを祈るのみです。」

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編集委員評:   「非常に珍しい笑う猫を見せていただきました。やや後ピンなの が残念ですね。縦位置で猫をアップした構図にすれば更に迫力のある作品になったように思います。」(by 風来坊)

読者評:   「猫の笑う顔、初めて見ました。猫も人柄を見て笑うのでしょうね。」 (by 和田 義弘)



#294号から、笠原 裕二 さん(岐阜市)の作品、「おじいちゃん」

作者コメント:   「数年前、孫という演歌の曲がヒットしたことがありました が、おじいちゃんに肩車されている子供の表情と、おじいちゃんのうれしそうな表情を見ると、この子がいかにかわ いがられているかが伝わってきます。自分で言っていれば世話はないのですが、ハートウォームな写真が撮れたと思 います。」

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編集委員評:   「おじいちゃんの表情がなんとも言えず、心がなごむ作品です ね。さ〜これから祭りだ祭りだ〜、おじいちゃんのやることをよく見ておきなよ〜、てな情景でしょうか。今月号 では笠原さんの作品が3点選ばれましたが、3点とも心円やかになる作品で、笠原さんの優しい性格がが伝わっ てきます。構図ですが、人物を少し右側に配して歩いて行く方向を示してもよかったですね。」(by B&W)


#295a号から、Teru(浅野)さんの作品、「ヤブラン」、

作者コメント:   前掲。

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編集委員評:   「フラワーアレンジメントかと思いました。が「やぶらん」一 色のようですが、色合いのバランスが良くとても雰囲気が出ています。縁取りも穏やかな色合いで花とうまく調和し ていますね。「らん」とついているので「らん」の一種かと思ったら「ゆり科」なんですか。花も本当に種類が多い ので憶えるのに困ります。うまくデジタル画像を使った作品だと思います。これからはインターネットの上で写真と いえば何でも写真のままと云うのではなく、いろいろ活用の道も考えていかなくてはならない時代です。レタッチソ フトも多くの機能がありますから、楽しく面白いレタッチやコラージュの手法を駆使して花やその他の画像の楽しい 面を引き出してください。今回は俳句がついていませんでしたが、そちらも期待しています。そういう趣向への期待 もこめて取り上げました。」(by うぐい)

読者評:   「女性らしい優しく美しい作品に変身ですね。」(by 和田 義弘)



#295c号から、廣井 信男さん(埼玉県)の作品、「光景」

作者コメント:   「レタッチソフトで合成して無い、実際の光景。場所は 丸ノ内にOPENした”OAZO”の公共スペース。機材はF77。」

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編集委員評:   「こんな写真をどうすれば取れるのか。写真の表現力とは無限で あるなとただ脱帽です。」(by 桃源)

読者評:   「模様入りガラス越しの風景でしょうか、素晴らしいですね。」(by 和田 義弘)



#295a号から、大森 保武さん(岡山県英田郡)の作品、「神戸夜景・再チャレンジ」

作者コメント:   「昨夜また、ゆのごう館の安広氏と麻耶山に行ってきました 。1本しか撮りませんでした、まだ写真屋さんに出してませんが、どんな仕上がりかドキドキものです。デジカメも 使用しましたが、思ったより良く撮れたのではと・・・・・(夜間モードの2秒開放 貼付します)(ホテルの窓の明 かりが少ないのが気に入りません。やはり不景気・・・・)」

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編集委員評:   「大森さんは奥様と神戸の夜景を競写されていますが、神原さん の言葉に発奮されたのか正攻法で綺麗な夜景を見せてもらいました。神戸ポートタワーが辛うじて右端に入っています が、明暗のバランスからするとこの位の位置が良いのかも判りません。デジカメは銀塩に比べると比較的手軽に取れる ので、皆さんもこれから空気が澄んでくるので、挑戦されてはいががでしょうか。大森さんも奥様と仲良くデジカメに 勤しまれますようお願いいたします。」(by ジェイ)


#288号から、渡辺 悦男さん(山口県宇部市)の作品、「自宅の庭に咲いた花」、

作者コメント:   「趣味の園芸で咲いた花を適当に5枚投稿意志ます。季節など はまちまちです。」

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花韮(はなにら)

編集委員評:   「デジカメ交歓会では新人の渡辺さんの作品です。花韮の花言葉 は”悲しい別れ”だそうですが、この花の持つしっとりとした性格がよく描写されています。日の丸写真にせずに右に 引いたのがいいです。今月号の写真はどう云う訳か画面中心にオブジェが配されたものが多いので、余計にそう感じま す。(^○^)」(by B&W)


   

3 今月のデジカメ関連サイト・ピックアップ

   

   今月のお薦めウェブサイトは、アメリカの冒険写真家、Michael Clark (マイケル・クラーク) サイトです。

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Michael Clark Photo

   マイケル・クラークが初めてカメラを手にしたのは、中学校時代で、父親から 借りたオリンパスOM−1と100mmレンズ、教師の一人と学校に暗室を設けて白黒写真を始めて、職業としての 写真を意識したそうです。大学では物理学を専攻。最終年にロッククライミング(科目です!)の単位を取り、 これが昂じて冒険写真家への道を歩み始めました。ロッククライミング、本格登山、カヤック、マウンテンバイク等 のスポーツの極限の姿を捉え続けています。

   マイケルの使用機器は ここをご覧ください。 ニコンのF5は手放せないようで、特にRGBマルチパターン測光については絶賛しています。

   マイケルの撮影の様子を示した写真は ここでご覧になれます。


    ポートフォリオでは、

       アドベンチャーとスポーツ

       風景と旅行

       ポートレートとライフスタイル

の3部に分れています、高所恐怖症の方はご注意下さい(~o~)。魚眼レンズを用いた 写真が結構ありますが、マイケルはニッコール 16mm f/2.8D Fisheyeをプロの秘密兵器と称しています。非常に透明感 のある写真ですね。命を張って仕事をする男の意識の「放下」した姿と通ずるところがあるように思えます。


   

4 今月のおすすめフリーソフト

   本欄では、デジカメ関係のフリー・ソフトをご紹介する趣向です。今月は RAW現像ソフトの「RAWDrop〜ロウ・ドロップ」を取り上げました。

RAWDropのダウンロード先は http://www.wizards.de/rawdrop/です。


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   RAWDropは各デジカメメーカーのRAWファイルを、Tiff(24ビット 及び48ビット)とフォトショップ・ファイル形式のPSDに変換するフリーRAW現像ソフトです。

   RAWDropはオープンソースの世界では定番のRAW現像ソフトでリナックス ユーザーに多く使われているdcrawというRAW変換プログラムをベースにしています。dcrawはウィンドウズ、 マック版もあります。

   シグマの一眼レフ、SD9やSD10に使われているフォビオンCMOSセ ンサーは別として、デジカメのCCDやCMOSは光の当たる点夫々にR(赤),G(緑),B(青)を受ける役 割を持たせていますが(フィルターで色を区別しています)、例えばRの格点でのGの成分とか、Gの格点でのB の成分は類推をしないと出てきません。この類推を数学用語ではInterpolation(補間)と言います。補間の方法 もいろいろありますが、dcrawではVariable Number of Gradients法という計算方法を使っています。dcrawに関した この辺りの話題は幸いなことに日本語のウェブサイトがあります。 http://www.hh.iij4u.or.jp/~tabata/nef4.htmlを御覧下さい。

   RAWDropの特徴は、様々なRAW形式に対応していること、48ビットの TiffとPSDに変換できること、ドラッグ・アンド・ドロップという簡単な操作で変換できること、なによ りも「ただ」であること、などが挙げられます。簡単な使用方法を記した別ページを作りましたので、
s-Bar.jpg
をクリックして下さい。

   

5 特別記事 個展「カメラで描いた 北条の羅漢さん」

於銀座ニコンサービスセンター・ミニギャラリー

by 松重 輝夫 氏、埼玉県春日部市在住

   読者の一人である松重輝夫さんから「デジカメ作品交歓会」編集責任者へ、 次のようなお便りが届きました。

   s-s-Matsushige07.jpg
撮影:松重輝夫氏

   「写真を趣味とする私にとって大変すばらしい発表の場を提供いただき、 ありがたく思っています。
   私、8月に二週間ばかり「カメラで描いた 北条の羅漢さん」と題して、東京銀座のニコンサー ビスセンター内ミニギャラリー(TEL03−3248−3780)で、W四切り8点のささやかな個展を開きまし た。「変わった作品」として割りに好評でした。点数からも丁度手ごろですので当誌上でも発表させていただければ と思い投稿させて頂きました。すべて ニコンF100で撮ったものをフイルムスキャナでパソコンに取り入れ、絵 葉書風にアレンジしました。作品内容はパソコンでは一切いじっていません。カメラで撮ったままです。
   個展での挨拶状を「私と北条の羅漢さん」とし 日付を変えて作品説明の意味で添付しました。 その後も羅漢さんを撮り続けています また機会を見て新作投稿したいと思っています。
     尚、北条の羅漢さん(兵庫県加西市北条町五百羅漢寺 TEL0790ー43−0580、保存 委員会 TEL0790−42−8740)についてはよろしく調査願います。パンフレットは私余分に持っていま す。必要なれば送ります。
   私の勝手なお願いですが、サイズは画面上題名も含めてハガキサイズ程度にして頂ければ有難い と思っています。どうぞよろしく。」 


   通例ならばまず「デジカメ作品交歓会」へ掲載するのですが、作品の数(挨拶状 を含めて計9点)と重さ(かなりのバイト数)、作品の質の高さを勘案し、「月刊デジカメ作品」に掲載することに決 めました。

   個展「カメラで描いた 北条の羅漢さん」を別ページに設けました。新しいジャ ンルを創り出したともいえるすばらしい作品なので是非ご覧下さい。
s-MatsuBar.jpg
をクリックして下さい。

   北条の羅漢さんの詳細については、

    らかんさんの部屋・北条五百羅漢(兵庫)
    北条の羅漢さん達
    北条石仏通信
    北条石仏・兵庫県加西市北条町羅漢寺

をご覧下さい。

   松重さん、タイムリーな御投稿ありがとうございます。(~o~)

   今月の「デジカメ技術のおさらいレッスン」はお休みとし ました。


   

6 特別記事 「プロ写真家山田彰一のコーナー」

作品講評〜野澤 正之さん(八王子市)の作品「セセリチョウ」

by 山田彰一プロ、東京都在住

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   「月刊デジカメ作品」に掲載される読者の皆さんの写真は、編集委員と 作品投票にボランティアーされた読者の方々の票の集計により(今月の場合上位20作品)掲載が決定されます。 よい写真と投票者が認める作品は必然的に票が多く入り掲載されるのですが、票が入らなくても良い作品はあります。

   今月号では、1票しか入らなく選に漏れた作品、でもその1票がプロの山田さん からのものがありました。下に揚げました野澤 正之さん(八王子市)の作品「セセリチョウ」のマクロ写真です。

   今月の特別記事は、先月号に引き続いて山田プロにご登場願い、野澤さんの作品の 講評をして頂きました。アマが見落とした作品に対するプロの目のつけ所、とても興味がある話題だと思います。山田 さん、どうもありがとうございました。


#295a号から、野澤 正之 さん(八王子市)の作品、「昆虫(マクロ)」

作者コメント:   「八王子の野澤です。バガンスはいかがですか?私も暑くて出 歩くのが辛いのと、アテネを見たくてプラズマの前でバカンスしてます。最近、多摩の山々の林道は、不法投棄除けの 柵を設置されて入り口が狭くなり、私の車ではすり抜けがむずかしくなってきてしまいました。山の鳥を望遠で撮れな くなりましたので、マクロの昆虫の写真を送ります。」

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   山田彰一プロ講評:

   「技術点が高いです。蝶をクローズアップで撮ったこと、ありますか?まず、蝶に ここまで寄ることが困難です。イチモンジセセリの体長は2cmくらいと思います、この写真では、さらにさらに、寄って おりAPSサイズセンサーでも等倍以上まで寄っていることになります。(35ミリならかなり拡大ですね。)露光倍数も等 倍で2段かかってきますから、それ以上ですね。ピントも難しい。

   表現的には、普通の蝶は、リンプンが目立つところ、セセリチョウの特徴であ る、毛が良く表現されています。

   クローズアップは、アラが目立ちやすくなります。この写真でも、右下の傷が 気になりますね。しかしそれ以上にトータルで美しさが勝っています。この傷が無ければ、大伸ばしで飾っておきた いですね。」



   

7 編集後記

 「月刊デジカメ作品第22号」いかがでしたでしょうか?

   今月号の選考には大阪の和田 義弘さん、東京の山田彰一プロ、北海道の 椿 勝彦さんが参加されました。ありがとうございました。

   山田プロの製品レビュー記事、「10Dの弱点解決と大幅パワーアップでライバル 機は存在しない――EOS 20D」が「ITmedia」誌上に掲載されました。 ここを クリックして下さい。「ライバル機は存在しない」というキャッチフレーズ、かなりお気に入りのご様子です。(^○^)

   新製品ラッシュの感あったフォトキナも終わりました。このフォトキナで 発表された製品やその前後にウェブ上に表れた話題で筆者の印象に残ったいくつかご紹介します。
   まず最初は オリンパスのデジタル一眼レフ普及機、E300です。ダストリダクションシステム、ポロ光学系とサイドスイ ングミラーを採用することで突起部のない携帯性に優れた新しいデザイン、E-1の階調表現に優れた静止画専用のフル フレーム型CCDを採用、10万円を切ると言われている点に特徴があります。
    コニカミノルタ、手ぶれ補正機構内蔵一眼レフ「α-7 DIGITAL」の発表。 サンプル写真はdpreview.comで発表されました。
   ペンタックスは 実売10万円を切るデジタル一眼レフ「*ist Ds」を発表。
   次は、アドビ システムズが RAW画像データの統一規格Digital Negative(.DNG)を発表したこと。
   写真業界主要3社、富士フイルム・コダック・コニカミノルタ、がデジタル写真保管・共有規格の策定 で 「Picture Archiving and Sharing Standard(PASS)」グループを結成。
   総画素数1,284万画素、有効12.4メガのDXフォーマット(APS-Cサイズ)CMOSセンサーを使用の ニコン最高級デジタル一眼レフ「D2」シリーズの高画素タイプ 「D2X」を開発発表。
   「D2X」に答えるが如くキヤノンが、1,670万画素フルフレーム(35mm)デジタル一眼レフ 「EOS-1Ds Mark II」を発表。
   デジカメの主流はますます一眼レフへ移行して行く様ですね。

   次は、統計の話題。英国のDigital Photography Review (DPReview.com) に拠る、太平洋標準時間10月3日午前9:00現在、デジカメ愛好家の人気機種(どのデジカルカメラの記事を 多くクリックしたか)のパーセント数は、

  • Canon EOS 20D  3.0 %
  • Canon EOS 300D / Digital Rebel / Kiss Digital 2.1 %
  • Canon EOS-1Ds Mark II 2.0 %
  • Konica Minolta Maxxum 7D 1.9 %
  • Nikon D2X 1.9 %
  • Canon PowerShot G6 1.8 %
  • Nikon D70 1.8 %
  • Panasonic DMC-FZ20 1.6 %
  • Canon PowerShot SD300 1.6 %
  • Canon PowerShot S70 1.4 %
   です。Canon EOS 20D の人気がやはり高いですね。


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