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DigicameTitle.gif姉妹誌

第29号第1部

平成17年5月5日発行

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NavigGekkan.gif月刊デジカメ作品第28号第2部
NavigGekkan.gif月刊デジカメ作品第28号第1部

(下記廃刊後記入)

   「月刊デジカメ作品」は廃刊なっています。
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目次

目次クリックすると各作品へジャンプします
1. はじめに
2. 今月の特選デジカメ写真
3. 往く春を惜しんで〜桜回顧
4. 第29号第1部編集後記

1. はじめに

Tanpopo.jpg
Ansel Photo

   「インターネットもデジカメもインフラとしてすっかり常識になってしまいました。 これだけ普及すると当然マイナス面も目だってきます。ワンクリック詐欺や架空請求詐欺、スパンメール、個人情報漏洩な ど目にあまるものがありますが、このような幼稚な犯罪行為は時代が進めばいずれは対策も立てられて無くなることでしょ う。
   先日はライブドアとふじTVの争いのような資本主義社会の根幹をなしているシステム、株式の世界に もセキュリティーホールが発見されたりして対策に追われていましたね。また中国ではインターネットを利用して反日デモ が呼びかけられ、ちよっとした事件になりました。変わったところでは何時の間にやら「ブログ」が普及し、その気のある 人は皆インターネット上に簡単に自分のページを持てるようになっています。デジカメも現在は何種類が出まわっているの でしょうか、カメラつき携帯も含めて、どこへ出かけても皆さんデジカメ写真を撮っています。いよいよユビキタスインタ ーネット時代の到来近しです。コンピュータシステムも安くなり、すべての物事にインターネットが関係し、必要になり、 インターネットIDが割付けられ管理可能な時代になるのです。
   写真の世界もyahoo!グループdgckの掲示板で紹介した科学博物館で行われているボタニカルフォトのよ うな図鑑的写真をベースにした写実と幻想、科学とアートのコラボレーションのような新しいジャンルも生まれてきていま す。私たちは果たしてこのような時代に十分対応していけるのでしょうか。私たちの活動も常に点検の必要があるものと思 います。現在は議論が少し足らないように思っていますが、デジカメを武器にして生涯学習をめざして今後も積極的に活動 していきたいものです。」(発行責任者:木村元一)




2. 今月の特選デジカメ写真


   本欄のコンセプトは、過去1ヶ月(締切りは毎月19日)に姉妹紙 「デジカメ作品交歓会」に掲載されたデジタル・イメージ(デジカメ・イメージ、スキャンされた銀塩イ メージ)の一部を、編集委員の推薦・投票によって選び、あわせて編集委員の論評をつけて読者の皆様にじっく りと作品鑑賞をしていただくという目的を持ったものです。読者の皆様方からのご推薦も受け付け ますので、是非編集局までお寄せ下さい。

   推薦では、全国各地の風物,季節の話題、生活風景等の写真を読者の間で分かち合うこ とを目的としている姉妹紙「デジカメ作品交歓会」の性格上、それらが選択の一要素となります。また、 新しい芸術表現の可能性を秘めているデジタル画像を扱う故に、自由な表現形式も高く評価され、本誌で はそれらを推奨致します。所謂一般の写真コンテストにおける如き、優れた写真技術、写真撮影の難度、 及びある程度確立された審美感に基づく厳正な評価は、もとより素人集団である編集局には無理がありま す。従って、これらの評価要素に関しては、各編集委員のそれまでの人生経験、写真経験、美的感覚等に 基づくものになります。

   デジタルイメージをモニター上で正しく見る際には、モニターが正しく補正されてい ることが条件となります。補正にはそれなりのソフトウェア、機器が必要とされますが、それが無い場合 、最低限必要とされるのはモニターの明るさとコントラストを調整することです。下に示した画像を使い 簡易補正されることをお薦めします。

   明るさの補正は下の画像の特に最両端の白と黒が隣り合わせるものと区別できるよう にモニターを調節します。

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   上記の明るさと色の補正を行うウェブサイト、 EasyRGB.com でモニターの色の補正をされることもお勧めします。詳しくは http://digicamworks.net/Gekkan/EasyRGB/EasyRGB.htmでのモニター補正の仕方をご参照下さい。

   今月は、「デジカメ作品交歓会」の既刊#368号から#384号までに掲載 された写真のうち、7名の編集委員各々が選んだ「この1点!」23点と、編集委員と読者の投票によって選ばれた2点、 計25点を掲載します。順不同です。



「桃源」と「KASA」が選んだ「この1点!」

#369号から 野澤 正之 さん(東京都八王子市)の作品、「野鳥4種〜ヤマセミ」

作者コメント:   「代田さんがオシドリを難波さんがヤマセミを撮られましたので、 その両方を撮ってみようと、サマーランド脇を流れる秋川に行ってみました。
   車を止めた途端上流に向かうヤマセミ2羽を認めました。ハトよりやや大きいカワセミの仲間です。 オシドリは6つがいいましたが、まだ警戒心が強く、600mm(銀鉛換算900mm)でも満足には撮れませんでした。
   八王子では、3月末にドカ雪の降ることがありますので、それまでピラカンサの実をネットで覆って おくのですが、今年はもう降りそうもないので開放してやったところ、早速メジロとヒヨドリが食べに来ました。」

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ヤマセミ

編集委員評:   「一連の作品でヒヨドリの口に花が入る瞬間の写真も素晴らしい。翡 翠のホバーリングもいい。しかし、ヤマセミという私は見たことのない鳥の写真を敢えて選んだ。鶏冠のような飾りが何故 必要なのだろう。この鳥が環境適応をするのに必要な役割をこの鶏冠が持っているのであろう。この鳥をいつものように明 細に写している。忍耐力と鳥の習性を知り尽くしている成果なのだ。」(by 桃源)

編集委員評:   「この鳥は、私は不勉強で良く知らない鳥です。背景が暗くボケてい て、木の枝に葉が無く、その上、この鳥のモノトーンがあいまって、カラーなのですが、モノトーン的なインパクトのある 写真です。多分珍しい鳥なのでしょうが、インパクトがあり美しいです。」(by KASA)


「桃源」が選んだ「この1点!」

#371号から 伊藤さん(川崎市)の作品、「吉野梅郷」

作者コメント:   「有名な青梅梅郷に初めて行きましたが、ちょうど満開でなかなか 見事な眺めでした。」

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編集委員評:   「梅林を大きく切り取っており、春が来た季節感を紅梅・白梅が交じ り合って明るく描いている。紅梅の木毎の色の濃淡もいい。大きな風景なのに斜面の階段・神社の鳥居細かいものへもピント が合っている。冬が終わったよ。もう春だよ。」(by 桃源)


「桃源」が選んだ「この1点!」

#375号から 中村 晋さん(ジョホールバル・マレーシア)の作品、 「花」

作者コメント:   「ここマレーシアのジョホールバルにもラン園があります。車で 40分と近いので暇が出来ると入り浸っています。その内つぶれるのでは無いかと思うほど見学客が少なく、三脚も立て 放題で心ゆくまで、ゆっくりと撮影できるので気に入っています。ラン以外にも色々な花があって楽しませてもらってい ます。」

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編集委員評:   「何の花か知らないが、花蘂(?)の先まで明細に写して焦点が花に 集まり、適当に前ボケ・後ろボケしている。何の花なのだろう。幻想的な雰囲気を振り撒いている。ただただきれい。」 (by 桃源)


「桃源」が選んだ「この1点!」

#376号から 百瀬さん(塩尻市)の作品、 「水芭蕉」

作者コメント:   「例年桜とほぼ日を合わせて咲くのですが、今年は桜に先がけて開き 始めました。」

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編集委員評:   「後ろの光の影が水芭蕉の仏炎苞の白を目立たせている。水芭蕉も故郷 で慣れ親しんだ花であり、春を告げる花である。きれいな水・冷たい水に生える。5月初旬の花という実感があるが、今年は早 く咲いたのであろうか。水芭蕉の花が咲く自然を思い出す。水芭蕉は故郷の記憶に連動している。」 (by 桃源)


「ジェイ」が選んだ「この1点!」

#375号から 野澤 正之さん(八王子市)の作品、 「自宅で撮った花〜クロッカス」

作者コメント:   「今日、東京では桜が満開になりました。開花直後の霜の降りる寒冷 はどこへやら、甲府では30度の夏日になりました。八王子も25度を超えて、花見に出歩くのもつらいほどです。自宅で撮 った花の写真を送らせていただきます。」

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編集委員評:   「花弁からひょっこり出たしべは生々しさに息をのむ思いがします。ク ロッカスの被写界深度が非常に浅いマクロ接写ですが、コンパクトではこのボケ・ピントのバランスが出てこないデジ一眼の 世界ですね。RAW現像でしょうが、諧調が良く出ており、撮影時のカメラ側の設定の正確さが作品に出ており、また色合い もクロッカスを良く表していると思います。」(by ジェイ)


「ジェイ」が選んだ「この1点!」

#376号から ozizousanさんの作品、 「元気出せ!」

作者コメント:   「新しい年度を迎え、年度末から引き続いて仕事は最高の密度とな っています。疲れがちな私に、水仙の花がオーラを与えてくれているようです。さあ、がんばるぞ。」

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編集委員評:   「まさにオーラが出ていますね。Ojizousanのオーラそのものかも 知れません。元気を出せ!と水仙が放つオーラは、仕掛けを知ってしまえばどうと言うこともないかと思いますが、絵画 チックな元のデジタル画像にソフト処理を掛けてしまうだけではない作品としての主張、あるいはオーラそのものが作品 には生きていると思います。」(by ジェイ)


「ジェイ」と「B&W」が選んだ「この1点!」

#384号から 遠藤 チュウさん(大阪市)の作品、 「因島大橋」

作者コメント:   「今日の写真はしまなみ海道の因島大橋です。」

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編集委員評:   「ダイナミックな構図ですね。しかも画面右下に船を入れ、メリ ハリを付けています。なかなか思い切ったアングルは撮り辛いものですが、撮るには撮ってもそれだけで他がお留守に なってしまい、点景の船まで気が回らないものです。今後ともいろいろな角度(あるいはアングル)から撮り方の基本を 教示ください。」(by ジェイ)

編集委員評:   「さすが遠藤さん、と唸らせる写真です。ロケーションを選ぶのに 苦労されたかもしれませんが、その甲斐がありましたね。いいレンズをお持ちです。」(by B&W)


読者評:   「素晴らしいアングルからの因島大橋、船の位置、いいですね。」 (by 和田 義弘さん)


「ジェイ」が選んだ「この1点!」

#384号から 平井 寛さん、(加古川市)の作品、「接写」

作者コメント:   「接写には、クローズアップレンズを使うと手軽(安価)に出来 ます。もちろんフィルター装着可能なカメラに限定されます。(れんげ、ミツバチ、ベニシジミ)。」

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編集委員評:   「3点の接写いずれも素晴らしい作品ですが、レンゲの蜜をミツバ チが吸っているこの作品を選ばせていただきました。平井さんの心の和やかな感じが作品に良く表れていると思います。 トーンがすごく柔らかく見る人を惹きつけ、そして見飽きないこの作品は平井さんならではと思います。」 (by ジェイ)


「スカイウオッチャー」と「B&W」が選んだ「この1点!」

#369号から 吉田 幸美さん(オワフ島・ハワイ)の作品、「アロハ・フェスティバル」

作者コメント:   「ハワイの吉田さん御一家とは十数年来のお付き合いで、かつ、 古くからの「デジカメ作品交歓会」の読者です。ご主人は永平寺で修行をされたお坊さんで現在ハワイで開教師をされて います。奥様が撮影された昨年の「アロハフェステバル」の写真の一部をご紹介します。」(編集者)

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お祝いのフラダンス

編集委員評:   「可愛い少女たちですね。いい表情が撮れました。明るくて南海の 楽園ハワイにふさわしい笑顔ですね。コスチュームも素敵です。フェスティバルの楽しさが伝わってきます。」 (by スカイウオッチャー)

編集委員評:   「ハワイらしい写真ですね。ポリネシア系、白人系、東洋人系、それぞれ 特徴を持った顔立ちの女の子達が、本当にすばらしい笑顔でフラダンスを踊っています。とても印象深い一枚です。」(by B&W)


読者評:   「踊っている女性の表情がいいですね。」(by 和田 義弘さん)


「スカイウオッチャー」が選んだ「この1点!」

#377号から 難波 嘉助さん(八王子市)の作品、「桃源郷公園・桃の花」

作者コメント:   「宜しくお願いします。」

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編集委員評:   「落ち着いた趣のある写真になりました。幹の方向と桃の花のついた 枝の方向と花の位置が変化を感じさせいいアクセントになっていると思います。」 (by スカイウオッチャー)


「スカイウオッチャー」が選んだ「この1点!」

#380号から アラジンさん(福岡)の作品、 「熊本城の桜」

作者コメント:   「沢山の人でした。あまりにも可愛い子供さんだったので、つい撮ってし まいました。」

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編集委員評:   「天下の名城に数えられる熊本城。構図も良く迫力があります。苔の ついた石垣が歴史を感じさせます。訪れた事の無い私にも力強さが伝わってきます。石垣が迫力あります。」 (by スカイウオッチャー)


「スカイウオッチャー」が選んだ「この1点!」

#384号から 平井 寛さん、(加古川市)の作品、「桃源卿」

作者コメント:   「4/17中国道走行中に桃畑(兵庫県やしろ(社)町)を見かけ寄 り道しました。丘陵一面に咲き誇る、桃の花は見応えがありました。花の間引きをしていましたが、聞くと、つぼみの時から 既に3回目だそうです。いい桃を収穫するためには、大変な手間がかかるそうです。」

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編集委員評:   「色取りがきれいですね。ピンク色を中心とした桃畑の中に混じった緑、 黄色がいいアクセントになってメリハリの利いた面白い写真になりました。色彩の魔術師かな?」 (by スカイウオッチャー)


「KASA」と「B&W」が選んだ「この1点!」

#369号から、野澤 正之さん(八王子市)の作品、「野鳥4種〜ヒヨドリ」

作者コメント:   (既出)

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編集委員評:   「毎回、素晴らしい鳥の写真を見せていただいております。赤南天をつ いばむひよどりですね。南天の実を、口に放り込む瞬間がうまく捉えられており、さも、うまそうにひよどりが食事をしてる 様子が窺えます。ナイスショット!」(by KASA)

編集委員評:   「こうした写真は、経験と技量と知識と機材と、なにもかにも揃わないと 撮れません。野澤さんには唯々脱帽するのみです。」(by B&W)


読者評:   「ヤマセミの必死のダイビングも素晴らしいのですが、このタイミングを捉え た写真を選ばせて頂きました。」(by 和田 義弘さん)


「KASA」が選んだ「この1点!」

#369号から、野澤 正之さん(八王子市)の作品、「野鳥4種〜メジロ」

作者コメント:   (既出)

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編集委員評:   「これも、美しいメジロの写真です。南天の赤と、メジロのグリーン、その対比が美しく、 尚且つ背景のボケ具合と、背景色とのコントラストが非常に美しいです。」 (by KASA)


「KASA」と「B&W」が選んだ「この1点!」

#383号から 廣井 信男さん、(埼玉県)の作品、 「桜花」

作者コメント:   「“桜花”と言う言葉の響きが気に入っているが、太平洋戦争末期、同 じ名前の特攻兵器が存在した。桜を見る度、この悲しい兵器の存在を思い出すと同時に、平和な時代に産れた幸福を感じる。」

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編集委員評:   「この写真は、面白い人間観察から生まれた写真だとおもいます。私は、 個人的には、こういった人間的な写真が好きです。桜の咲いた春爛漫のときに、フェンスのコンクリート基礎に腰掛けて、う つむいている人。うたた寝をしているようにもみえ、春爛漫の中、人生の悲哀をあらわしているようにも見えます。見る人に よって、いろんなイメージが湧きあがる暗示的な作品だと思います。」(by KASA)

編集委員評:   「私も「人生の悲哀」を感じてしまいます。満開なだけに、そして明日さ っさと散ってしまう桜の花だけに、余計に切ない悲しみが滲み出てくる作品です。浮雲のような生活をしているであろうこの 人物は、束の間の眠りの中で何を夢見ているのでしょうか。この作品もなかなか真似の出来ない廣井さんらしい作品です。」 (by B&W)


「うぐい」が選んだ「この1点!」

#371号から、裏道遍路人さん(東京都)の作品、「神田川等」

作者コメント:   「最近少し元気が無かったが偶然電車の窓より錆を見つけ、高田馬場 の駅を降りた神田川の改修工事か?大きな鉄板が錆びていてそれに欄干の陰が描かれていた、又そこから上流の眺めはなつか しさを感じる、子供の頃はこの川で「しじみとり」したり染色職人さんが染物を洗っているのを見ていたものである。黒つぶ れした部分を二枚のデータとダイナミックレンジというソフトで出してみました。
最近少なくなった足袋屋さんの裏窓の木目が美しいのでデジカメしてみた、バックの白壁が飛んでしまったがアート的には この方がいいと思うがいかがでしょうか?」

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編集委員評:   「街中のさりげないたたずまいの中から美をひきだしてくる、遍路人さん の得意の作品です。写真は足袋屋さんの雨戸との事、足袋屋さんならではという感じです。風景や創作も勿論すばらしいもの が沢山ありますが、この木目のように人の手によって埋もれているものが引き出されるのも面白いものです。人の働きがなけ れば自然の中に埋もれたままですから不思議といえば不思議な気がします。木彫りの仏像は彫刻して作り出すのではなく、木 の中に既にある仏の姿を取り出すのだといわれたりしますが、板の木目も同じような事がいえますね。木目のつんだ木は切る 角度や位置によって実に様々な文様が現らわれます。詳しくは以前にも紹介したインターネットサイトの「杢」などをみてい ただけばいいかと思います。それにしても、例えば和室の天井板などはベニヤの貼り天で節も無いきれいな木目につくってい ますが、マンションのフローリングの木目などは絨毯を敷くのが前提になっているためか、実にぞんざいに作られていますね 。ひと昔前は木目のきれいな板塀など当たり前のようにつくられていたのが、考え方によっては贅沢な時代だったと云えるか もしれませんね。写真にしてじっくり眺めてみるとまた一味違った面白さがあるようです。
   木を使う・木に思う 。」 (by うぐい)


「うぐい」が選んだ「この1点!」

#374号から、昭子さん(東京都港区)の作品、 「上野動物園」

作者コメント:   「ある動物写真家のブログを拝見していたら私も撮りたくなって上野 動物園に行きました。動物は見るだけでも楽しい上に、それを写真に撮るとなると、もっと楽しいですね!今回撮った中から パンダ、ヤギ、ニホンザル、フラミンゴ、サイを見て下さい。」

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編集委員評:   「理屈はないんですが、何か妙に引かれる所があるんですね。何故でしょう ね?以前に#292で笠原さんの猫が笑っている写真がありました。馬などもフレーミングという笑っているような表情を示す ことがありますが、実際に楽しくて笑っているのではないそうですが、この山羊の場合はどうでしょうか、何か和やか、微笑ん でいるような表情はとっても穏やかでいいですね。#300で井上さんの牛の三兄弟なども微笑ましい写真がありましたね。動 物の人になついている写真はそれだけで、気持ちが安らぎます。山羊は神原さんの解説では見かけによらず気性が激しいのもい るようですが。動物園では安全に気を使っているので山羊のまわりには子供が多く平和そのものです。若い人達も多いですが、 現在の動物園は大人も十分楽しめるよう工夫されている所が多いので昭子さんもなかなかのベテランのようですから写真の材料 も多い動物の世界、今後もいろいろ作品を紹介してください。」(by うぐい)


「うぐい」が選んだ「この1点!」

#381号から、和田 義弘 さん(大阪市)の作品、 「造幣局の桜の通り抜け」

作者コメント:   「今日(14日)、造幣局の桜の通り抜けに行って来ました。始まって 二日目の今日は大変な人出で、後ろから押されながら、流されながら撮ってきました。」

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「天満橋から西方パノラマ」・autostitchを使って作りました。(3枚合成) 

編集委員評:   「月刊デジカメ作品号で紹介されたソフト「autostitch」の活用作品ですね。 景色も素敵ですが何よりその事を買います。水の都大阪のすばらしい風景です。私事ですが難波橋というと獅子の彫刻のある橋 ですね、子供の頃母親によく連れて行かれました。当時は川下にレンガ造り裁判所の尖塔が水面に映えて独特の景観がありまし たが、建物がなくなったのか、防潮堤ができたせいか見えなくなってしまったようです。大都会はどこでも同じかと思いますが 、かって大阪は煙の都とか水の都とかいわれ、私が東京へ戻った40年ほど前には市内に橋は1700近くあったのですが、埋 め立てが進んで今では700あまりとか、煙の都はご免蒙うむるとしても、水の都は守っていってもらいたいものです。そのた めにも大阪の素晴らしい水風景をどんどん撮って紹介してほしいです。デジカメ作品交歓会ではなぜか大阪の写真が少ないよう に思っています。」 (by うぐい)


「うぐい」が選んだ「この1点!」

#384号から、平井 寛さん、(加古川市)の作品、「接写」

作者コメント:   (既出)

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編集委員評:   「平井さんの写真はいつもどれも素晴らしいのでどれを取り上げようかと迷 いますが、全部とりあげるわけにもいきませんので、中でも目だって色の綺麗なこのベニシジミにしました。大きさや形からこ の名が付いたのでしょうが色だけは全く違うのでベニがついているんでしょうね。この小さい蝶の羽毛のようなものまで鮮明に 写真に撮れるんですから見事です。接写には、クローズアップレンズを使うと手軽(安価)に出来るとの事ですから、そのうち 私も挑戦してみたいと思います。現在はマクロが2センチのサンヨーのコンパクトを使っていますので3Mで撮ってトリミング でいけるかななんて思っていますが、無理でしょうか?(-_-;)。」 (by うぐい)



「風来坊」が選んだ「この1点!」


選者コメント:   「今月は、各地の桜の力作を楽しませて頂きましたが、全般的に画像の 暗い作品になっているのでは?と少し気になりました。春の陽光の中で咲く花、レタッチで、もう少し明るくして、春の季節 感を出したほうが良いように思いました。」(by 風来坊)


#377号から 難波 嘉助さん(八王子市)の作品、「桜と南アルプスの山」

作者コメント:   「宜しくお願いします。」

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編集委員評:   「望遠で近景に桜、遠景に雪を冠った山を配した美しい作品ですね。山 の手前にかかる雲が雰囲気を高めています。」(by 風来坊)


#377号から 福岡(CAT)馬場 さん(福岡県)の作品、「近所の桜」

作者コメント:   「家から歩いて数分のところにある桜です。毎年カメラを持って出か けるのが恒例で楽しみな場所です。余りの近さにお弁当を持って花見をしたことはないのですが毎年花見客で賑わいます。」

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編集委員評:   「桜並木の通路で花の宴、御家族でしょうか?通路を占有しているのが チョット気になりますが、黄色い花(菜の花でしょうか?)とのコントラストも綺麗ですね。」(by 風来坊)


#378号から 野澤 正之 さん(八王子市)の作品、 「昭和記念公園の花」

作者コメント:   「都心の桜は、昨日の風と今日の雨で大分散ってしまいました。皆さん の撮影意欲は大変なものですね。それを編集発行される神原さんのご苦労には頭がさがります。それでも、桜の写真は時期を 過ぎてしまうと間が抜けたものになりますので、昭和記念公園の桜などを送らせていただきます。」

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編集委員評:   「黄色、ピンク、赤い花と色のコントラストが美しい作品ですね。全体に 暗いため、春の雰囲気が出ていないように思います。」(by 風来坊)


#382号から 井上 純一さん(岩井市)の作品、 「千鳥ヶ淵の桜」

   作者コメント:「先週末の4月9日に新宿御苑の帰りに千鳥が淵に寄ってきました。 地下鉄九段下を下りて出 口に向おうとしたところ、構内放送で1番出口は閉鎖と言う事で道路の反対側の靖国神社側に出ました。そこには横断歩 道橋を渡る人が鈴なりで、正に足踏み状態。また千鳥ヶ淵側に渡ったまでは良かったのですが、緑歩道は渋滞で摺り足状 態とのパトカーの警察官の誘導の声。結局中途半端な時間ではあったのですが喉を潤し、お腹を膨らませていざ再出陣と は思いつつも人並みに揉まれては満足なデジカメも撮れないと諦め、九段下の手近なところで人垣を分けながら、やっと の思いで撮る事が出来ました。ではまた。」

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編集委員評:   「水辺の桜、脇役の土手に咲く黄色い花がと青い水面が桜の美しさを引き 立てています。美しい光景ですね。」(by 風来坊)



編集委員と読者の投票で選んだ作品(計2点)


#369号から、長谷川 輝義さん(加古川市)の作品、 「藍商佐直の吉田家住宅」

作者コメント:   「ご無沙汰いたしています。今日は又、冷たい雨が降り甲 子園の選抜高校野球も入場式だけで試合は中止になり残念でした。3月は年度末で忙しく更新が遅れました。
   今回も脇町にある、うだつの町の豪商「藍商佐直の吉田家住宅」をアップしました。お暇な時 に、是非ご覧下さい。3月末を持って現在の役職を退任させて頂ける様なので今後は、自分を大切にし日本や世界の 古来からの伝統美や生活様式を学び「アップ」して行きたいと思っております。ささやかな「輝の窓」ですが、厳 しく育てて下さるようお願いします。」

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「天保の巡見使」。天保九(1838)年、幕府巡見使が脇町に来村した。これは将軍の代替り(11代将軍家斉から12 代将軍家慶)によるものだが、3人の巡見使のうち、片桐靭負(ゆけい)が当家「佐直」に泊まっている。

編集委員評:   「長谷川さんは光の取り込み方がとても上手な方ですが、この 作品も難しい光線の状態にもかかわらずうまくカメラに収めていますね。日本家屋の典型的な座敷で、筆者には なつかしい気持ちを呼び起こします。額の「藍田美玉」ですが中国の古典によく登場する玉(ぎょく)です。藍田 (らんでん)は陳西省の山の名前だと思います(香港にも台湾のにも地名の藍田があります)。」玄宗皇帝は楊貴妃 の為に藍田美玉で飾り物を作らせました。

玄宗命人採藍田美玉雕琢為磬,上面裝飾著流蘇之類,以金鈿珠翠珍怪的東西雜飾。
又鑄了兩座金獅子,各重二百餘斤。其它彩繪綺麗,製作精妙的東西一時無比。
等到安史之亂平息後回到長安,只有玉磬還在。
玄宗看著玉磬心裏十分悽然,不忍放置在床前,令載送到大常寺收藏。

   重さが100キロ以上、すごいですね。安禄山の乱(七五五〜七六三・渦中玄宗は楊貴妃を已む無く 殺害さす))で遁走の後、都に帰って寝室にある藍田美玉を見るのしのびず、お寺にしまいます。

   藍田美玉に関連してもう一つ。唐詩です。

錦瑟   李商隠(晩唐)

錦瑟無端五十絃、一絃一柱思華年
荘生暁夢迷蝴蝶、望帝春心託杜鵑
滄海月明珠有涙、藍田日暖玉生烟
此情可待成追憶、只是当時已惘然

錦もようの瑟は はからずも五十弦
弦一本 琴柱ひとつにもかつての日々が思い出される
荘子が明け方の夢で蝶になったように心はまどい
望帝が春の心を杜鵑に託したように哀しい
青い海で月明かりの下 人魚が涙を流すように
藍田のあたたかな日の下 玉がはかなく消えるように
この気持ちは思い出すことから来るのだろうか
ただ、この時にはすでに魂は夢の世界をさまよっているのだ

(by B&W)



#383号から、潮時 卓さん(牛久市)の作品、「東風に揺れる葦原にて」

作者コメント:   「冷たい東風の吹きつける午後、マイフィールドに出かけま した。そろそろコムクドリが来ているのでは・・・などと思いながら。風の比較的弱い風下に動く2羽を見つけ、 葦の開けたところで屈み撮りました。葦の間から全身が見えるタイミングが難しく連写で撮りました。パソコンで 拡大してみると、初見の鳥さんで早速図鑑で確認しました。それでも、いつも間違えるので所属する野鳥の会支部 に問い合わせ「ツリスガラ」であると確認しました。
   使用機材:miniBORG45ED+接眼レンズLV25+SONY DSC−W1」

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編集委員評:   「こちにゆれるあしはらにて〜文学的センスをもって野鳥観察、 撮影、保護に力を注いでいる潮時さんの作品です。 いつもご自分が行かれる場所で見つけた初めての鳥、感動が伝わってきますね。潮時さんの作品はどれもこれも野 鳥に対する愛情に溢れています。足に標識リングを付けているのでこれが判ったら保護活動の一助となることでし ょう。ツリスガラは「以前は極めて稀な 鳥とされていたが、最近は渡来地が広がっている。しかし、個体数は少なく、主としてヨシ原で生活しているため、 今後、河原や干拓地のヨシ原の消滅により生息が懸念される」とあります。ツリスは吊巣で枝からぶら下がってい るそうです。(by B&W)



   今年の桜の投稿写真はどどっと押し寄せてきた感がありますが、(^v^)、 上掲以外の、編集長の独断と偏見で選んだ(片目はつぶってます)桜の図10点を眺め、惜春と致しましょう(と 申しても、東北、北海道はこれからですが)。

   まずは、桜は遠景で撮影するのがいいな〜、と思わせた力作4点です。

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#371号から 伊藤さん(川崎市)の作品、「吉野梅郷」

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#381号から 井上 純一さん(岩井市)の作品、「新宿御苑の桜」

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#383号から 代田 泰彦さん(所沢市)の作品、「多摩森林科学園」

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#383号から 代田 泰彦さん(所沢市)の作品、「多摩森林科学園」

   夜桜は投稿数が少なかったのですが、次の作品が光っていました。

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#377号から 大森 保武さん(美作市)の作品、「津山城夜桜」

   建物と桜の組み合わせでは、

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#375号から 代田 泰彦さん(所沢市)の作品、「染井吉野(大光寺)」

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#379号から Yamatop さんの作品、「桜を追って〜皇居」

   人物を配した桜の図で印象に残ったのは、

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#376号から 木村 元一さん(台東区入谷)の作品、「花の雲」

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#375号から 和田 義弘さん(大阪市)の作品、「私撮る人、私食べる人」

   ずばり桜だけ、という写真で一番印象深かったのは、

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#383号から 白井 捷司さん(大垣市)の作品、「東谷山の紅八重枝垂れ桜」



   今月号の作品選考では大阪の和田義弘さんに参加していただきました。和田さん、 ありがとうございました。

   画像ビューアソフト「フォトのつばさ」、dgckにて山田プロよりご紹介 がありましたが、優れものです。読み込み速さのすばらしさにビックリ仰天です。 http://www.cimage.co.jp/をご覧下さい。このソフトに ついては第29号第2部の特別記事として企画中です。お楽しみに!!

   前号、第28号第2部、の編集後記でご紹介しましたタムロンとシグマの デジタル一眼用レンズ18−200mmの描写比較テストですが、メーカー提供によるレンズによる再比較テスト が行われました。 伊達淳一のレンズが欲しいッ!タムロンvsシグマ 高倍率ズーム対決・続報をご覧下さい。今回は画角の大幅な 違いは見られなかったようです。それにしてもレンズの個体差というものが明確に浮き彫りにされた記事ですね。

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