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DigicameTitle.gif姉妹誌

第27号第1部

平成17年3月8日発行
ホームページは digicamworks.net

(下記廃刊後記入)

   (「月刊デジカメ作品」は廃刊なっています。
続刊はデジカメワークス」(ここをクリック)をお楽しみください。)

1 はじめに

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Ansel Photo

   「ライブドアvsフジTVの争いの結末が注目されています。それにしても 米国の投資ファンドは株を買った企業の内容には全く関与しないで利益だけ得れば株はライブドアにサッサと売 って去っていくなど見事なものですね。
   ところでYahoo!グループdgckの掲示板で写真の主題の配置位置として黄金分割比がちよっと話 題になりました。この黄金分割比 1.618 は株価の評価などでも利用されているようで例えば1,000円で底練りをし ていた株がどこまで上昇するかは、1,000を0.618で割りした値の1,618円で求められるそうです。これ以上上がる と崩れやすくなるという具合に、またその反対に目安として黄金分割比を見るわけです。また直接利用するのでは なくこの黄金分割比をベースに理論を構築するものもあるようです。
   写真も主題をどこに配置するかはフレームワークとして重要な問題ですが、三分割法やこの黄 金分割比がよく用いられているのはご存知のとうりです。この黄金分割比はフィボナッチ数列(1,2,3,5,8,13,21, 34,55・・・)の極限値で得られるものですが、このように何気ない感覚の問題と思われがちな写真の撮り方、画 像のあり方についても煩く考えると数学が深くかかわってくるのです。昔からピラミッドなど芸術と数学の関係と していろいろ研究されています。
   今日、インターネットや各種のメディアを通じて高速に情報をやり取りできるのも画像やデー タの圧縮技術がバックにあるわけで、圧縮技術の進歩がなければ情報化社会は成り立ちません。これも数学の応用 ですし、情報化社会の基礎にあるコンピューターそのものがフール代数に依存していたり、私たちは意識しない間 にすっかり数学のお世話になっているのです。このようにデジタル時代は色々な分野で数学が活用されていて情報 科学の重要な一分野にもなっています。デジカメを使いながらも時には機会をみて勉強したいものです。
   そうすれば、きっと明日はよき日でござる。(^○^)。」(発行責任者:木村元一)



2 今月の特選デジカメ写真


   本欄のコンセプトは、過去1ヶ月(締切りは毎月19日)に姉妹紙 「デジカメ作品交歓会」に掲載されたデジタル・イメージ(デジカメ・イメージ、スキャンされた銀塩イ メージ)の一部を、編集委員の推薦・投票によって選び、あわせて編集委員の論評をつけて読者の皆様にじっく りと作品鑑賞をしていただくという目的を持ったものです。読者の皆様方からのご推薦も受け付け ますので、是非編集局までお寄せ下さい。

   推薦では、全国各地の風物,季節の話題、生活風景等の写真を読者の間で分かち合うこ とを目的としている姉妹紙「デジカメ作品交歓会」の性格上、それらが選択の一要素となります。また、 新しい芸術表現の可能性を秘めているデジタル画像を扱う故に、自由な表現形式も高く評価され、本誌で はそれらを推奨致します。所謂一般の写真コンテストにおける如き、優れた写真技術、写真撮影の難度、 及びある程度確立された審美感に基づく厳正な評価は、もとより素人集団である編集局には無理がありま す。従って、これらの評価要素に関しては、各編集委員のそれまでの人生経験、写真経験、美的感覚等に 基づくものになります。

   デジタルイメージをモニター上で正しく見る際には、モニターが正しく補正されてい ることが条件となります。補正にはそれなりのソフトウェア、機器が必要とされますが、それが無い場合 、最低限必要とされるのはモニターの明るさとコントラストを調整することです。下に示した画像を使い 簡易補正されることをお薦めします。

   明るさの補正は下の画像の特に最両端の白と黒が隣り合わせるものと区別できるよう にモニターを調節します。

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   上記の明るさと色の補正を行うウェブサイト、 EasyRGB.com でモニターの色の補正をされることもお勧めします。詳しくは http://digicamworks.net/Gekkan/EasyRGB/EasyRGB.htmでのモニター補正の仕方をご参照下さい。

   今月は、「デジカメ作品交歓会」の既刊#346号から#359号までに掲載 された写真のうち、6名の編集委員各々が選んだ「この1点!」26点と、編集委員と読者の投票によって選ばれた4点、 計30点を掲載します。順不同です。



「スカイウオッチャー」が選んだ「この1点!」

#346号から大森 保武さん(岡山県英田郡)の作品、 「姫路城」

作者コメント:   「姫路城へ行ってきました。なんとか纏まりました。しかし桜の 季節にもう1度、挑戦したい被写体です。」

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編集委員評:   「アングルが気に入りました。日本の城の構造が俯瞰状態でよく わかります。天守閣からこのように郭の様子まで見渡せるところは数少ないと思います。」 (by スカイウオッチャー)


「スカイウオッチャー」が選んだ「この1点!」

#348号から椿 勝彦さん(北海道)の作品、「北海道雪景色」

作者コメント:   「今日は、昨日少し出掛けて朝陽に耀く霧氷の撮影を企みまし たが残念ながら不発でした、回り道をして帰りました。」

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編集委員評:   「北海道はさすがに広いですね。地平線とそれに突き当たるよう に一直線に伸びた雪の上の轍。水平と垂直の単純な直線の組み合わせがスッキリしていていいですね。空の青と雪の白 との組み合わせもいいです。単純明快な作品だと思います。」 (by スカイウオッチャー)

読者評:   「日高山脈に続く一直線の雪の道路、雄大な北海道の表情が良く表現さ れています。」(by 和田 義弘さん)


「スカイウオッチャー」と「KASA」と「ジェイ」が選んだ「この1点!」

#348号から金子 久隆さん、(横浜市)の作品、「春 遠からじ」

作者コメント:   「めじろの大好物は、「みかん」ですが、「りんご」も喜んで 食べます。果実や昆虫のほか椿の花蜜も好むようです。毎年、我が家の庭に、春を告げてくれます。」

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編集委員評:   「小鳥の訪れる庭」とはなかなか粋ですね。一連のメジロの写真 に優しいお人柄が表れていますね。みかん、メジロ、背景の花の3点セットで安定感があります。また花のボケ具合が 面白さを出しています。」(by スカイウオッチャー)
編集委員評:   「これも見た瞬間美しいな〜。と唸ってしまった一枚です。 一本の木にとまったメジロとオレンジの色の対比が美しい。絵の上部に赤い(寒椿かな?)花が写っており、絶妙 の配色だと思います。また、それがアウトフォーカスになっているのも渋い!これがアウトフォーカスになってい るので、したのメジロとオレンジが効いています。」(by KASA)



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編集委員評:   「まあ何と絵に書いたような可愛らしい男前(?)の目白ですね。 頭の後ろの枝が多少 目障りですが、それ以上に警戒心が全くないような仕草を良く捕らえています。目白は良く見か けますが、じっとしていることは少なく直ぐに飛んで行ってしまいますが、金子さんは果物で上手に呼び寄せて、目白 の良い表情を背景を上手くボカシて捕らえています。」(by ジェイ)


「スカイウオッチャー」が選んだ「この1点!」

#355d号から木村 元一さん、(東京都台東区)の作品、「都電の線路にバラ一輪」

作者コメント:   「荒川遊園地はかなり変わっていて、大勢の親子ずれがきて いました。動物もいろいろいてたのしそうでした。動物園とはまた違った楽しみがあるようです。隅田川のテラスも 隣接していて川辺へ降りて楽しめます。小台橋が綺麗にみえます。テラスが完全に開放されていないのがちよっと残念。」

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編集委員評:   「鉄道の線路脇にパット咲いた一輪の真っ赤なバラ。画面の 構成がいいですね。画面の手前に大きく取り入れられて画面が引き締まり立体感が出ています。バラの正面から光 があたっていると良いと思います。」(by スカイウオッチャー)


「スカイウオッチャー」が選んだ「この1点!」

#351号からJames 降矢さん(米国・Indiana州)の作品、 「機上より」

作者コメント:   「何時も多彩な素晴らしい写真を拝見して楽しんでいます私も アメリカに住んでいますので 別の地から 皆様に楽しんで頂ける様な写真を送りたいと念願しています。」

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編集委員評:   「ポツリ、ポツリと浮かんだ雲。見事に幾何学的にならんでい ますね。自然の不思議さです。機上からの撮影は何度か試みたこともありますがこんなチャンスには恵まれませんで した。日ごろの心がけの賜物でしょうね。」(by スカイウオッチャー)


「ジェイ」が選んだ「この1点!」

#351号から神原 幹郎(チリワック・カナダ)の作品、 「朝」

作者コメント:   「今朝のチリワックは霧が出ていました。」

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編集委員評:   「神原さんの住んでいるブリティッシュコロンビア州でしょうか 季節によっていろいろな表情を見せてくれるところですね。朝モヤの中、厳しい寒気に大気の水蒸気が冷やされて、 幻想的な風景を見せてくれています。全体のバランスから行くともう少し下をカットして、上部の白い所を描き出す とバランスの良い奥行きのある作品になったと思います。それにしてもこの何気ない風景の中に息吹を感じるのは、 早朝の静けさからやがて朝霧を掻き分け太陽が昇ってくる気配を感じるからでしょうか。」(by ジェイ)

読者評:   「霧のチリワック、素晴らしい絵になりますね。ええ所に住んではりま すなぁ。」(by 和田 義弘さん)


「ジェイ」が選んだ「この1点!」

#355a号から お地蔵さんの作品、 「節分の主役、鬼」

作者コメント:   「節分の主役はなんといっても鬼。子どもの頃、鬼といえば ただただ恐ろしいものという思いしか抱かなかったものですが、実は鬼ほど素敵な者はないというのが本当のところ なのでしょう。たとえば「鬼瓦」は、風雪にさらされながら家を守ってくれていまし、節分の鬼達は人々に降りかか る災いや苦しみを一手に引き受けてくれています。地方によって、「福は内、鬼も内」と言って豆まきをするという 風習も納得が行きます。それよりも恐ろしい鬼は、実は人の心の中に住み着いた小鬼かも知れません。そんな鬼を追 い出すために、子ども達の頭をがぶりと咬む獅子頭!子ども達も恐れず、自分から頭を差し出しています。 」

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編集委員評:   「獅子舞の口の中を必死に覗いているのか、あるいは頭を咥えて もらおうとしているのか子供たちの視線がとても新鮮です。もう少し獅子舞を右から捉えると良かったかと思いますが、 子供が主役のようなこの行事も実は小鬼を持っている大人達が頭をガブリと噛まれて、小鬼を追い出してもらう事の方 が大事かもしれません。こういう行事は大事に残して欲しいものです。」(by ジェイ)

読者評:   「獅子舞に噛まれている子供を、仲間たちが笑っている表情が可笑し いです。」(by 和田 義弘さん)


「ジェイ」と「桃源」と「KASA」が選んだ「この1点!」

#355a号から 昭子 さん(東京都港区)の作品、 「ボール遊び」

作者コメント:   「昭子(港区)です。いつも楽しく拝読させていただき、あ りがとうございます。前回投稿の画像について山田プロ様からNC4を使ったら?(Rawで撮ってレタッチ)というお 勧めをいただき、あまつさえ、サポートまでしてくださるいうお言葉に飛びついてしまいました。
   それでNC4のトライアル版を使ってみて、レタッチのアドヴァイスをいただき、私にも使えそう! とうれしくなっているところです。まだまだこれからではありますが、一応、少し以前に撮ったJpeg画像ですがNC4 でのレタッチの練習も兼ねてやってみましたので、掲載していただきたく、よろしくお願い致します<(_ _)>
   画像へのコメントです。近くの公園には芝生の部分があり養生をしつつ、公開しています。晴れた 日には子どもたちの格好の遊び場。やっぱりボール遊びが人気です。マシンゲームで遊んでばかりではない、生き生き とした子どもが見られて私にとっても楽しい時間でした(^・^)。 」

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編集委員評:   「子供がボールを友達めがけ投げようとしている姿が、実にフ レーム一杯に捉えられています。ここでは右手の指先が切れていますが、気になりません。視線の先を大きく取り、 基本に忠実なフレーミングの力強さがこの作品の良いところです。子供は動きが激しくなかなか捉えにくい被写体で すが、この作品は思いきったフレーミングが成功しています。」(by ジェイ)

編集委員評:   「一連の写真はどれも子供達の動きを伝えて、いずれもいいと 思うが、この1枚は画面を斜めに半分にして下側に子供を配して、上の半分を空けている。そしてこの子の目が左下 を見ながらボールを狙い済まして、投げつけようとする構図が収まっている。山茶花等の静物の写真もいいが、やは り動きのあるものに特徴が出ている。」(by 桃源)

編集委員評:   「写真はシャッターチャンスだといいますが、止まることの ない、子供の動きのいい場面をうまく捕らえられたなと思います。惜しいのは、トリミングかな?画像処理で、コ ントラストが強くなりすぎている気がしますが、それを補って余りある表情、動きです。シャッターチャンスは大 事ですね。」(by KASA)

読者評:   「狙いを定めてボールを投げようとする少年の表情が素晴らしいで すね。」(by 和田 義弘さん)


「ジェイ」が選んだ「この1点!」

#359a号から 平井 寛 さん(兵庫県加古川市)の作品、 「瀬戸内海に沈む夕日」

作者コメント:   「瀬戸内海は、島が多く海に沈む夕日は時期と場所と天候の 条件が揃わないと、めったに見ることが出来ません。2/13は幸運に恵まれました。
   朝日や夕日そのものを描写する場合は、露光オーバーでは、白飛びし 露光不足では、縁に赤み の輪が出来、不自然な太陽となります。カメラのピンポイント測光で白飛びしないぎりぎりのマイナス補正を適切に 設定することが大切です。試し撮りを行い、再生してで確認すると共に、ブラケット撮影が望ましいでしょう。 」

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編集委員評:   「太陽がまさに水平線に沈みかけているこのショットは、平井 さんが言われている時間を掛け計算されている様子が伺えます。こういう夕陽を撮る場合、露出も大切ですが、色温 度をオートで撮ると周りや夕陽が黄色くなってしまい、夕焼けらしい雰囲気が出てきません。太陽光の色温度が自然 な夕陽を描き出してくれます。またこれも経験ですが、平井さんが言われているようにより自然な夕焼けの感じを出 す為にもマイナス補正を心掛けてください。何枚かの投稿の中で、沈み始めのこのカットが一番好きです。沖の2艘 の船が並んで地平線に浮かび、作品に変化を与えています。なかなかこういうシチュエーションに出会えるチャンス も少ないものですが、700mm近い望遠で迫力あるショットが撮れるのも、運と実力がないと撮れないものです。 」(by ジェイ)


「桃源」が選んだ「この1点!」

#348号から 松重 輝夫さん(春日部市)の作品、「斜陽の中の冬牡丹」

作者コメント:   「上野の冬牡丹は新春にふさわしく心なごませてくれるので 毎年楽しみにしています。昨日(21日)天気が良かったので、女房と二人「上野ぼたん苑」へ行ってきました。デ ジカメは女房にまかせて私はただ雰囲気を楽しむのみ。蒸し饅頭に熱いお茶をいただいて「さて帰ろかな」と立ち上 がると、西に傾いた太陽が牡丹に射し込んで、花がいきいき輝いていました。私は女房にデジカメを借りて改めても う一巡りし、日の射している牡丹のみを十数枚シャッターを切りました。「斜陽の中の冬牡丹」5点 投稿します。 どうぞよろしく。 」

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編集委員評:   「白牡丹に当たる光を最大限に生かして、牡丹の花びらの繊細 さを余すところ無く描ききっている。羨ましい。こんな牡丹を私も撮りたい。」(by 桃源)


「桃源」が選んだ「この1点!」

#352号から 川村さんの作品、「トルコ旅行〜カッパドキア」

作者コメント:   「はじめまして、川村と申します。「デジカメ写真交歓」で いつも皆様の素晴らしい作品や、編集者各位の適確なコメントを拝見して、撮影の参考にさせて頂いております。
   昨年末にトルコへ旅行した時の、写真を送ります。カッパドキアでは、予想外の雪景色を見る事 ができました。私の写真は、皆から絵はがき的だと言われるのですが、どうすれば脱却できるのか、いまだ良くわか りませんので、ご教示頂ければ幸いです。どうぞよろしく。」

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編集委員評:   「今までに何回もカッパドキアの画を見てきたが、雪が積もっ た画は始めてみた。多分この時期カッパドキアに行く人は稀なのであろう。多分随分寒いのであろう。しかし雪がこ の地域の景色を一層強烈にしている。私も行くとしたら冬を選ぼう。好奇心と技術がこの画をうんだと思う。」 (by 桃源)


「桃源」が選んだ「この1点!」

#353号から 野澤 正之 さん(東京都八王子市)の作品、「荒川(川本町)にて」

作者コメント:   「早速ですが、真冬の早朝、埼玉県川本町の荒川に行って 来ましたので、写真をお送りします。着いて早々美事な曙光を見ることができましたので、それを撮ることに熱中 しました。しかし熱中する余り、時々上空を飛ぶ白鳥や鴨や鵜を取り入れてなかったことに気づきました。何を撮 るにも心の余裕が必要なことを痛感した次第です。
   夜明けの白鳥を狙ったのですが、待っている川上とは逆に川下の方向にばかり飛び立ってしま い、絵になりませんでした。その時は東風が吹いていましたので、風に向かって飛び立ち、旋回して川上に飛んで いったのです。写真はよくなかったのですが、次のためいい勉強になりました。」

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編集委員評:   「白鳥の躍動感が逆光で撮る事により更に効果を挙げているか。 川水の冷たさがきらきら光る漣が表している。野沢さんの行動力・あくなき探究心。脱帽である。」(by 桃源)


「桃源」が選んだ「この1点!」

#355b号から 辻 昌也 さん(京田辺市)の作品、「一休寺」

作者コメント:   「京田辺市は京都市内に比べて雪は少ないです、2月2日に やっと雪らしきものが降りましたので、一休寺へ写しに行きました、参道と御廟の前の写真です。」

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編集委員評:   「文句無く落ち着いた、静寧な空気の中に端然とした参道が ある。雪が多すぎずに薄化粧程度であるのがつつましくていい。陰影をはっきりさせている。一休禅師そのものを この参道の画の中に表現している。」(by 桃源)


「KASA」が選んだ「この1点!」

#347号から、野澤 正之さん(八王子市)の作品、「かわせみ」

作者コメント:   「木村さんから、宝石の翡翠展からかわせみについての話が ありましたので、それに相応しく、翡と翠がわかるような写真を選んでみました。冠羽が逆立っていたり、腹毛が 乱れているのは、強風にあおられたからで、普段は滑らかな、むしろ鉱物質さえ感じさせる毛並みです。魚を咥え たものと合わせて、3点お送りします。」

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編集委員評:   「鳥の写真をメインにとっておられるようですが、見事なワン カットだと思います。かわせみはなかなか撮影が難しく、その生態や、行動パターンをよく知っていないと、なかな かこのようなカットは撮れず、私の知人は2年がかりで、かわせみの捕食の瞬間を撮影しましたが、生きた宝石と言わ れるほど美しいかわせみをうまく鮮明に捕らえたと思います。3カットありましたが、この背中の瑠璃色(青という表 現ではものたりない)の美しさで、これを選ばせていただきました。ナイスショット!。」(by KASA)

読者評:   「獲物を探しているのでしょうか、かわせみの精悍な顔つきにはいつ も感激です。」(by 和田 義弘さん)


「KASA」が選んだ「この1点!」

#357号から、野澤 正之さん(八王子市)の作品、「シジュウカラ」

作者コメント:   「小鳥の写真をお送りします。シジュウカラの写真2点ジョウ ビタキの雄と雌の写真各1点です。」

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編集委員評:   「相変わらずうまい写真だな〜と思いました。鳥を前から捕 らえた写真はよく見ますが、背中側から捉え、尚且つ木の枝とのバランスもよくまとまっているので、これを選ば せていただきました。」(by KASA)


「風来坊」が選んだ「この1点!」

選者コメント:   「皆さんの力作、風来坊の好みで、こうすれば・・と言う 視点でコメントさせて頂きます。」(by 風来坊)


#346号から 大森 保武さん(岡山県英田郡)の作品、 「姫路城」

作者コメント:   前述。

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編集委員評:   「夕焼けをバックに飛翔する白鷺像、良いシャッターチャンスをものにした作品ですね。左下の黄色い雲 がアクセントとして画像を引き締めていると思います。赤い空のグラデーションも良いですね。 白鷺の頭と左羽が重なってしまったのはちょっと残念ですね。彩度を上げ、白鷺を少し 明るくして、夕焼けの中で、白鷺を浮かび上がらせてみました。」(by 風来坊)

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#350号から  野澤 正之さん、(八王子市)の作品、「新宿」

作者コメント:   「「デジカメ作品交歓会〜目白支部」へようこそ、平井さんを 含めて現在会員4名。(^v^)」は、心強いかぎりですね。メジロは、都心でも結構見られますし、ミカンやリン ゴで庭などに誘うことができますから、飽きることなく、さまざまな生態を写すことができると思います。もっとも っと会員さんは増えるでしょうから楽しみです。
   社の屋上から撮った新宿方面と、高層ビルから撮った写真をお送りします。」

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編集委員評:   「雨上がりの雲の切れ間から射した光が都会の一角を照らした、 綺麗な写真ですね。なかなか、撮ろうとしても撮れない貴重な写真だと思います。雰囲気を更に強調する為に、雲の 表情を出し、コントラストを利かせてみました。」(by 風来坊)

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#351号から  昭子さん(東京都港区)の作品、「紅梅」

作者コメント:   「いつもお世話になり、ありがとうございます。
   先日、画像が少し暗いとの助言をいただきましたので、PCのモニターの色調整はまだですが、 撮影後にヒストグラムのチェックを少し気をつけるようにして紅梅を撮ってみました。またお気づきの点などあり ましたらご指摘下さい。
   お散歩コースに2箇所、小公園があり紅梅が数本あります。写真を撮ろうとカメラを向けるとな んだか枝が煩くて、広角側構図ではイマイチ。それでアップにしたり空に抜いてみたりしました(3枚目は内蔵フラ ッシュを当てました)。皆様はどんな風に撮られるのでしょうか?。」

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編集委員評:   「枝切りされた幹から伸びた枝に可憐に咲く紅梅、バックのボケ も綺麗ですね。花を少しこちらに向けさせたい気がします。左上及び右上の白い空間が雰囲気を壊しています。また 枯れた枝と花弁のバックにあるボケた枝も邪魔ですね。空間配置もやや大きすぎるように思います。トリミングとレ タッチで不要な枝と白いバックを除きました。」(by 風来坊)

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#351号から  James 降矢さん(米国・Indiana州)の作品、 「機上より」

作者コメント:   前述。

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編集委員評:   「飛行機の窓からの地上の景色、ファースト又はビジネスクラス の窓でしょうか?エンジンの一部を入れ、機上の雰囲気が良く出ていますね。ガラス窓越しに撮った写真はどうして も、白っぽくなりやすいですが、レタッチでコントラストを利かせればスッキリした写真に出来ます。」(by 風来坊)

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#355a号から お地蔵さんの作品、 「節分の主役、鬼」

作者コメント:   前述。

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編集委員評:   「望遠のアップで、節分の獅子舞に群がる子供たち、子供たちの 歓声が聞こえてきそうです。構図、色の具合も良いですね。暗部を少し明るくして(ガンマ補正)、主役の子供たち の表情を出してみました。」(by 風来坊)

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「うぐい」が選んだ「この1点!」

#350号から、林 文彬さん(台北市・台湾)の作品、「波斯菊(ハルシャギク)」

作者コメント:   「拝啓
   始めまして。台湾台北市に住む林文彬と申します!一年間「デジカメ作品交歓」を拝読させていた だいて誠に感謝致します。
   さて、私の撮影は下手ですが、皆さんにご指導を頂きたいと思っていますので、ぜひ、ご鞭撻お願 い致します。」

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編集委員評:   「林さんもなかなか達者な方ですね。レンズに写った輪菊がカメラ マンの強烈な赤と対比して面白い構図になったと思います。冬場の色の渋い写真が多い中でしたからひと際印象的でし た。レンズを鏡に使うなど面白いアイデアで難しいんでしょうね。デジカメ作品交歓会は折りしも行われている日本ア ンデパンダン展(東京都美術館2月28日〜3月12日)のように自由投稿・無審査で到着順にどんどん掲載していま すので上級者にとってはご不満な点があるかと思っていますが「進んだものは遅れているものを引き上げる」という趣 旨に沿って色々ご協力いただければと思います。」(by うぐい)

読者評:   「レンズに花を映しての撮影、面白い発想・演出の写真ですね。」 (by 和田 義弘さん)


「うぐい」が選んだ「この1点!」

#352号から、下江 正一さん(大阪市)の作品、「雪の田園」

作者コメント:   「はじめまして、下江正一と申します。全日写連三原支部・三 光クラブに所属して写真を楽しんでおります。」

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編集委員評:   「小高い所には人がいるんでしょうか、そこへ向かって畑の畝に こんもりと程よく積もった雪の畝が収束していって綺麗な構成になっています。雪の写真もいろいろありますが、ち よっと変わった雪景色です。ところでこれを取り上げてから考えたんですが、デジカメ作品交歓会の神原さんの感想 (#352)で言い尽くしているんじゃないのか、私などが余計な事をいっても恥をかくだけかなと思ったりします が。雪景色のなかで一番印象に残ったのでとりあげました。」(by うぐい)

読者評:   「畑も雪をかぶると素晴らしい模様になりますね。」 (by 和田 義弘さん)


「うぐい」が選んだ「この1点!」

#358a号から、大森 保武さん(岡山県英田郡)の作品、「オートステッチによるパノラマ」

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編集委員評:   「ソフトのテストも兼ねてときどき雲海を見せていただいている いつもの山並みの景色を月刊デジカメ作品25号で紹介された Autostitch を使ってバノラマに仕立てた作品です。 何事も誰かが始めないとどうにもなりません。山並みや湧き上がる雲、その下の町並みと風景もなかなかのものです が、パノラマ写真作成の実験的な意味も含めて取り上げました。今後もいろいろ作ってみてください。読者の皆さん も参考にしていろいろな作品を作ってみてください。」(by うぐい)


「うぐい」が選んだ「この1点!」

#358a号から、代田 泰彦 さん(埼玉県所沢市)の作品、「アンコール地域の遺跡」

作者コメント:   「タ・プロームという寺院は、ジャヤバルマン7世が母親の 鎮魂のために作ったといわれる寺院です。12世紀に作られ1868年に発見された。長い間密林に埋もれて居た状 態で現在保存されているのでガジュマルの樹威力が見られる。沢山のガジュマルが遺跡を押しつぶしているが、その 一部を紹介します。」

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編集委員評:   「ガジュマルの根ですが、実際に傍へ行けば凄い迫力でしょう。 今回の 代田さんのカンボジア旅行のアンコールの写真はどれも見ごたえがあってどれを取っても興味深いものです が断片的に取り上げても中途半端になりますので、できればクメール美術としてホームページに纏めて紹介して頂け ばと思います。一連の写真の中から美術に関係のないこの写真を取り上げてみました。ご覧の皆さんもこれを足場に して関係のデジカメ作品交歓会既刊#355c以降の代田さんの労作を見ていただければと思います。」 (by うぐい)


「うぐい」が選んだ「この1点!」

#358b号から、難波 嘉助 さん(東京都八王子市)の作品、「大洗海岸にて」

作者コメント:   「「袋田の滝」を見学した帰りに大洗海岸で磯遊びをしてき ました。その時の写真です。」

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編集委員評:   「波の荒い鹿島灘、太平洋の荒波をうまく捉えましたね。津波と 見まがうような大きな波です。ダイナミックな写真になりました。飯島さんが栃木に越されてからはめっきり茨城の 風景の紹介が少なくなってしまいました。とにかく茨城は海あり山あり湖あり川あり、また水戸、日立、つくば、銚 子などの個性的な町も多く水戸偕楽園などの名所や景勝地の多いところですから残念に思ってました。この写真の他 にも大竜神橋、袋田の滝なども紹介してもらっていますが、機会を作ってまたいろいろ撮ってきて紹介してください。」 (by うぐい)


編集委員と読者の投票で選んだ作品(計4点)


#351号から、「Yama」さんの作品、「黄昏」

作者コメント:   「木村様
   はじめまして。Yamaと申します。
   「デジカメ作品交歓」を昨秋以来拝読し、皆さまの優れた投稿作品と木村様はじめ編集者各位 の的確な講評を拝見し趣味の写真活動の参考にさせていただいております。
   写真歴5年(内デジカメ{D70}暦半年)とようやく小学生を卒業する程度にはなったのかな? と思っておりますが、これからも出来る限り足で稼いで多くの被写体に接し、納得できる作品つくりに励んで行こう と思います。時々投稿いたしますのでよろしくお願いいたします。」

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「黄昏」 昨年11月下旬井の頭恩賜公園で撮影、今週開催した団体写真展で次席入賞

編集委員評:   「黄昏どきの暗いバックの中で夕日に輝く春を待つ新芽(でし ょうか?) が浮かび上がって、美しい作品に仕上がっていますね。枝にはまだ枯葉が残り、晩秋の黄昏の物悲しい雰 囲気が良く出ていると思います。次席入賞の作品とのことで、おめでとうございます。欲を言えば、噴水のの位置を もうすこし中央寄りに入れ、やや右下がりの不安定感を解消すれば、更に美しい作品になるように思いました。」 (by 風来坊)


#352号から、 川村さんの作品、「トルコ旅行〜パムッカレ」

作者コメント:   前述。

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編集委員評:   「トルコ旅行のスナップという事ですが、パムッカレとは綿の 城と言う意味だそうで、この作品は石灰棚の棚に積雪があって日本の棚田を彷彿とさせます。斜光線を生かした立 体感のある作品に仕上がっています。川村さんの言われている絵はがき的写真との評も飽くまで客観的な評価であ って、自分が何を狙いとして撮るのかが作品に表われていれば、そのような批評は当たらないのでしょうか。人の 批評を恐れず自分の視点を作品に出して行けば、川村さんらしい作品が生まれるはずです。」(by ジェイ)


#354号から、裏道遍路人(川里) さん(東京都)の作品、「炎の華」

作者コメント:   「缶の中で何か燃やしたのでその熱で缶の外側の塗装が 変色したり焦げたりして出来たアートです。デジカメしている本人は良いもの見つけたと夢中ですが通りがかり 人は怪訝な顔をしてました。でもこうした物に出会うとうれしくなる自分が何処かおかしいのかなと時々思いま すサラッと観て下さい。」

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編集委員評:   「作者が言っているようにさっと見た時の良さが印象に残る。 さてじっくり見て何が訴えているのか改めて眺めると、缶の塗料のえもいえぬ温かさかもしれない。川里さんの 感性がこの色に反応したのではないかと思う。温州みかんの色か。焼けて泡を吹いた跡も温度の高さを表してい る。この高温の炎色がオレンジ色と思ってします。溶鉱炉から流れ出る銑鉄の色を思い出す。それにしても川里 さんの着眼点は独特である。」(by 桃源)


#340号から、和田 義弘 さん(大阪市)の作品、「大阪城梅林」

作者コメント:   「昨日(14日)は久しぶりの晴れ間が出ましたので、大 阪城の梅林に行ってきました。
   紅梅はほぼ満開でしたが、白梅は一部の木をのぞいて見頃はこれからです。梅林は高齢のカメ ラマンであふれていました。2月15日。」

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編集委員評:   「右上やや後方から射す逆光で梅の花弁をアップ捕らえている 綺麗な作品ですね。特筆すべきは、花弁を透過した春のやわらかい日差しと影が、花弁を柔らかで立体感のある質 感に仕上げていると思います。バックの枝や花弁の重なりをもう少し整理できれば、と思いました。」 (by 風来坊)


3 第27号第1部編集後記

   今月号の作品選考では大阪の和田義弘さんに参加していただきました。和田さん、 ありがとうございました。

   今月号より紙面充実を目指し、「月刊デジカメ作品」は2部構成となり、第1部 は読者の皆様の選考作品のご紹介、第2部は「今月のお薦めウェブサイト」、「デジカメ技術のおさらいレッスン」、 「今月のおすすめフリーソフト」、「特別記事」を掲載いたします。第2部の発行は第1部の約2週間後になります。

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 それでは皆さんの力作、楽しみにしています。ごきげんよう!


「月刊デジカメ作品」編集局
発行責任者:木村元一
編集責任者:神原幹郎
編集委員:うぐい、ジェイ、スカイウオッチャー、桃源、風来坊、KASA、B&W (あいうえお順)