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DigicameTitle.gif姉妹誌

第30号第2部

平成17年6月21日発行

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NavigGekkan.gif月刊デジカメ作品第30号第1部
NavigGekkan.gif月刊デジカメ作品第29号第2部

(下記廃刊後記入)

   「月刊デジカメ作品」は廃刊なっています。
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目次

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今月のおすすめフリーソフト・ 「高機能RAW現像ソフト・RawShooter | essentials 2005
今月のデジカメ関連サイト・ピックアップ・ 「アメリカの旅行写真家Bob Krist(ボブ・クライスト)
デジカメ技術のおさらいレッスン・「パノラマ・マクロ撮影」
編集後記

   

1. 今月のおすすめフリーソフト・ 「高機能RAW現像ソフト・RawShooter | essentials 2005 」


s-Pixamantec4.jpg

   本欄では、デジカメ関係のフリー・ソフトをご紹介する趣向です。今月は 超高級RAW現像フリーソフト(英語版他)のRawShooter | essentials 2005(ローシューター・エッセンシャルズ2005) をご紹介します。

   RawShooter | essentials 2005はデンマークのpixmantecという会社が 提供しているソフトで、商用ソフト発売(本年中に発売予定)の足がかりを作るため無償提供しているそうです。この会社 は、既に世界中で人気を集めているRAW現像ソフトCapture One(同じコペンハーゲンのPhase One社)を手がけたミヒャエル・ ヨンソンとケネト・タング・レルケが始めたもので、機能的にCapture Oneより現像パラメーターは多いです。現在のバージ ョンは1.1.3(Windows版のみ)。

   pixmantecのウェブサイトは http://www.pixmantec.com/index2.html

   pixmantecはペイント・ショップ・プロを発売しているCorel社 と業務提携を結んでおり、Corel製品のユーザーはCorelのウェブサイトからでもダウンロード出来ます。日本 ではペイント・ショップ・プロは未だにJASCが取り扱っており、JASCのウェブサイトでは RawShooter | essentials 2005の言及はありません。

   このソフトが対応しているRAW形式は、

s-Pixamantec5.jpg
300D/Rebel, 350D/RebelXTはそれぞれデジタルキッスとデジタルキッスNです。

   次に、ダウンロードの方法をご説明しましょう。

   ダウンロードは、
http://esd.element5.com/product.html?productid=300013536&languageid=1&cart=1¤cies=EUR
をクリックして下さい。下の画面が現れます。

s-Pixamantec.jpg

   言語を選んで(ヨーロッパ言語11種)Downloadをクリックします。次の 画面で敬称(Mr.Ms.Mrs.)を選び、名前、姓、メールアドレスを書き込みます。

s-Pixamantec2.jpg

   Submit(提出)をクリックして、次の画面ではダウンロード要領を記した メールが来る、ということが書いてあります。しばらく時間がかかりますが(半日位の場合もある)、メールが送られて きます。

s-Pixamantec3.jpg

   メールにあるURLをクリックしてダウンロードサイトに行き、ダウンロードを します(注:例に挙げたURLは使えません)。ファイルを保存するか、そのまま実行するか決めます。

s-Pixamantec10.jpg

   ダウンロード開始です。

s-Pixamantec11.jpg

   WindowsXPの場合です。Runをクリック。

s-Pixamantec12.jpg

   インストールの最初の表示。以下Nextをクリックしてゆきますが、2箇所 ご自分でインプットする場面があります。

s-Pixamantec13.jpg

   I Agree.にチェックをいれること。

s-Pixamantec14.jpg

   敬称(Mr.Ms.Mrs.)を選び、名前、姓、メールアドレスを書き込みます。

s-Pixamantec15.jpg

   使用法の詳細は、 ユーザーガイド(英文)を参照して下さい。本稿では現像処理に必要な最低限の説明を致します。

   ソフトを起動させ、RAWファイルのフォルダーを選択すると次の様な画像に なります。

s-Dev01.jpg

   ファイルビューアー、画像ビューアーとしてもかなりの高機能で、サムネイル画像と 本画像共拡大・縮小が瞬時に行われます。三角形の%のついたスライダーを動かします。多数の画像を同じパラメーターで 現像処理する場合はキーボードのCtrlを押してクリック(単一選択)、Shiftを押してクリック(範囲内の全選択)して予 め画像を選んでおきます。

   現像に際しては、まず右側のBatch convertのタブをクリックし、現像されるファイ ルの設定をします。

s-Dev03.jpg

   カラースペース、JPEGかTIFF(8又は16ビット)か、画質、Apply sharpnening (シャープネスをかけるか否か)、Automatically open with:(現像後直ちに画像処理ソフトを開けるか否か)、ファイル名等。 上掲の例ではAutomatically open with:をチェックしてChooseをクリックし、ペイントショッププロ9を選んだところです。 これを選ぶと現像毎に画像処理ソフトが開き、一枚一枚の最終仕上げを行うことになりますが、とりあえず現像だけを行う場 合はチェックをはずした方が正解です。現像された画像はRAWファイルのフォルダーにConvertedというサブフォルダーが 自動的に作られ、そこに置かれます。

   現像処理のパラメーターはCorrect(修正)のタブをクリック。上からColor temperature(色温度)、Tint(色合い)、Appearance(全体的な感じ、これは平板と、室内、戸外それぞれ3種類づつ、 計7種の選択肢があります)、Exposure compensation(露出補正)、Fill light(フィルライト)、Shadow contrast (シャドウ部のコントラスト)、Highlight contrast(ハイライト部のコントラスト)、Saturation(彩度)、Hue(色相)、 Sharpness(シャープネス)、Detail extraction(細部抽出)、Noise suppression(ノイズ除去)、Color noise suppression(色ノイズ除去)があります。青い矢印を押すと修正処理を元に戻すことが出来ます。

s-Dev04.jpg

   筆者の経験では、シャープネスに関してはかなりコントロールが微妙で、 シャープネスの量と実際に出来上がった画像をみて各自の経験で最適な数値を決めることをお勧めします(現像時では三角形 の%のついたスライダーを動かし等倍以上に拡大して見てください)。

   下記の図はRAWファイル2点について同様のパラメーターを決めた場合です。

s-Dev08.jpg

   複数のRAWファイルに同様の現像処理をする場合は、下図の黄色いボタンをクリック し、出てきたウィンドウの中でどのパラメーターを同じにするか選択します。Copy all image corrections「全て」にする のが一般的でしょう。

s-Dev07.jpgs-Dev06.jpg

   最後に下図のボタンを押して最終現像作業を行います。

s-Dev05.jpg

   このソフトは日本語ではありませんが、上記の説明でお分かりのように各ステップ のフローが単純なので、使用に関してはあまり精神的負担(^v^)にはならないと思います。肝心なことは色々試されて 自分に一番合ったパラメーターを確立することです。これはどんな画像処理ソフトにも言えることですが、、。

   RAWをデジカメ・メーカー提供のソフト以外のもので試したい、しかしお金を払 ってまで、、、と躊躇されている方には最適なソフトです。このような高機能ソフトがフリーだとは信じられないですね。 (^v^)

   このソフトについて御質問がございましたら、 神原までお寄せ下さい。理解している範囲(狭い!)でお答え 致します。




2 今月のデジカメ関連サイト・ピックアップ・ 「アメリカの旅行写真家Bob Krist(ボブ・クライスト)

s-BobKrist.jpg
Tuscan Farm(トスカナの農園)。
This image is property of Bob Krist. Copyright c 2005.
All rights reserved.

   今月のお薦めウェブサイトはアメリカのプロ旅行写真家 Bob Krist(ボブ・クライスト)のウェブサイト bobkristlogo.gifです。

   ボブ・クライストは旅行写真の分野ではトップクラスと目されているフリー ランスの写真家で、「NationalGeographic Traveler」、「Smithsonian」、「Islands」、「Outdoor Photographer」とい った雑誌に常時寄稿をして います。「Communication Arts」、「World Press Photo(世界報道写真コンテスト〜 本誌第15号第29号第2部参照)」 では優勝、また「200年度旅行写真家賞(アメリカ旅行記事作家協会)」、雑誌写真の「アイゼンシュタット賞」 も授与されており、その実力は誰も疑い得ないでしょう。

   ボブ・クライストの写真集には In Tuscany with Frances Mayes (トスカナ〜ニューヨークタイムズで1ヶ月間ベストセラーリストに載る)、 Down the Shore(渚で)、 Low Country: Charleston to Savannah(低地:チャールストンからサバンナーへ)、 Impressions of Bucks County(バックス・カウンティーの印象)、 A Photo Tour of New York(ニューヨーク写真紀行)、 Spirit of Place:The Art of the Traveling Photographer(魂の宿る場所:旅行写真の技法〜「American Photographer」誌で”最良の旅行写真技法の本”と絶賛された。)、 Caribbean(カリブ)、 Portrait of the Caribbean (カリブの横顔)、 Secrets of Lighting on Location (ロケーションでの光線(照明)の秘密)、などがあります。

   寄稿、著述の他に「Live at the National Geographic」での講演、写真教室・写真 学校での講義、また元俳優という前歴を生かしてテレビの写真シリーズのいくつかに主演しています。

   ではボブの作品を鑑賞しましょう。ポートフォリオのタブをクリックすると下の 7つのカテゴリーについて全193点の作品が見られます。

場所47点
人々47点
パノラマ8点
航空写真22点
古典的ヨーロッパ21点
教育19点
雑誌表紙29点

   雰囲気に合わせた色の出し方がすばらしいですね。ここまで色を搾り出せる ものなのか、と感嘆!!私のお気に入りは「古典的ヨーロッパ」、18、19世紀のヨーロッパ風景画風の写真 です。「ぼっちゃん」の一節を借りれば「まるでターナーですな〜。」(^v^)


3. デジカメ技術のおさらいレッスン・「パノラマ・マクロ撮影」


   この欄は、読者の皆さんが身につけたデジカメ技術の基本を、もう一度おさら いすることを目的にしております (などと体裁の良い事を言っておりますが、未だ初心者だと自認する編集長にとっては 知識の受け売りを行う場であります)。(^v^)
   今月は「パノラマ・マクロ撮影」について勉強しましょう。

   この話題は「知識の受け売り」そのものでありまして、最新号の 「Outdoor Photographer,July 2005」誌でGeorge Lepp(ジョージ・レップ)「Panoramas Up Close」と題して記事を 載せています。George Lepp(ジョージ・レップ)については 本誌第24号(昨年12月発行)でご紹介しました。

   マクロ撮影にパノラマの技法(デジカメでは画像の繋ぎ合わせ)を使うメリット は画像が拡大されよりディテールが出、単なるマクロ(画像1枚)とは違ったパースペクティブが得られることでしょう。

   さて、George Leppが解説するパノラマ・マクロ撮影の技法には次の様な ものがあります。

   技法筆者注
1.三脚に取り付けたカメラを地面に近づけるように設置し、 カメラを回転しながら複数の画像を撮影する。小型の三脚(頑丈なもの)、又はセンターポールが逆付け出来る 三脚が便利です。
2.カメラを固定し、レンズの前の被写体を少しずつ移動させ複数の画像を撮る。 被写体を水平移動又は回転移動する必要があります。
3.被写体はそのままでカメラを水平方向に移動させながら複数の画像を撮る。 マクロ撮影によく使用されるマクロスライダー(フォーカスレール)が必要になります。マクロスライダー (フォーカスレール)の例は Velbonとか Wistaをご覧下さい。
4.カメラも被写体も固定でT/S(チルトシフト、シフトチルトともいう)レンズを使う。 左、中央、右にシフトさせて画像を撮ります。キヤノンのTSシリーズ(24,45,90mm)が有名。チルト シフトの概念は先月号の月刊第29号第2部の 編集後記で少し触れました。

   パノラマ撮影での注意点は 月刊デジカメ作品第8号で触れましたが、特に接写に限って述べるなら、

1.露出を固定する。(露出ロックをしたり、マニュアルで撮る。)
2.距離を固定する。(接写の場合は必ずマニュアルで。)
3.三脚を使い、カメラを水平に置く。
4.重ね合わせの範囲を大きくとる。

   三脚にカメラを取り付けカメラを回転させるオーソドックスな方法を使い、筆者が とりあへず試験撮影したパノラマ・マクロの例をご覧下さい。下の画像は繋ぎ合わせたもののうち右半分で、トリミングをして あります。

s-MacroPano2.jpg
CanonDigitalRebel, Tamron 90mm Macro, F22, 1/4sec, ISO200, WB: Day Light

   下の写真はカメラと被写体の位置を示します。

s-MacroSetting.jpg

   実際はもっとレンズを被写体に近づけてよりダイナミックな画像が得られるはずです。

   マクロでパノラマを撮影するにはマニュアル露出、フォーカスロックが ついたコンパクトデジカメの方が取り扱いが便利です。特にLCDを見ながら撮影出来ることはなによりもありがたい機能です。 一眼レフを使った上記の例では、頭を地面にこすり付けての撮影でした。(^v^)

   筆者の次なる挑戦は、カメラを固定して被写体の平行移動、回転移動での撮影、 被写体を固定してマクロスライダーを使った撮影です。T/Sレンズはちょっと手が出ないです。(-_-;)

   皆さんも是非トライしてみてください!!




4.編集後記

   第30号第2部、如何でしたでしょうか?ご感想を 神原までお寄せ下さい。

    6月17日付けの報道(AP)によると、コダックは白黒印画紙の生産を今年末までに停止することを決定しました。 白黒印画紙はモノクロアーティストや写真科の学生には使用されているが、大方のプロはデジタルプリントシステムに移行 したということです。イルフォードは昨年倒産(本年復活)、アグファは今年になって倒産しており、デジタル化の波はこの 業界の地図を大きく塗り替えていますね。

   皆さんのお持ちになっているデジカメの心臓部には小型のコンピューターがあるわけ ですが、このコンピューターを動かす大元のソフトともいえるものがファームウェアーと呼ばれています。デジカメ各社は それぞれの製品に不具合を発見しそれを修正するため、また製品の機能を向上するために時々ファームウェアーの更新を行 っています。ファームウェアーの更新の仕方はサービスセンターに持ち込んだり、メーカーのウェブサイトからダウンロー ドしてご自分でデジカメに入れるなどいろいろありますが、一度お持ちのデジカメのファームウェアーが改訂されたかどう か確認されることをお勧めします。

   湿気の多い季節になりました。カメラ・レンズのカビに気をつけてください。カメラ ・レンズの外側はいつも拭いてやり、レンズ表面は時々クリーナー液をたらして拭きとること、出来れば乾燥庫に入れて保管し ましょう。

   アメニモマケズ、デジカメデジンセイヲタノシンデクダサイネ!

   最後にカナダからの涼しい画像です。マウント・ロブソン、3,954m。 ロッキー山脈のブリティッシュ・コロンビア州側では最高峰。(ブリティッシュ・コロンビア州の最高峰はアラスカとの国 境にあるマウント・フェアウェザー(4,663m)。州内の山ではマウント・ワッディントン(4,016m)です)。

MtRobson.jpg

   より良いメールマガジンを作り上げようと思っておりますので、皆 様のご質問、ご意見、ご批判、お励まし、お待ちしております。どうぞメール・マガジン「デジカメ作品交歓」 にふるって御投稿下さい。

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 それでは皆さんの力作、楽しみにしています。ごきげんよう!


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編集責任者:神原幹郎
編集委員:うぐい、ジェイ、スカイウオッチャー、桃源、風来坊、KASA、B&W (あいうえお順)