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DigicameTitle.gif姉妹誌

第30号第1部

平成17年6月18日発行

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NavigGekkan.gif月刊デジカメ作品第29号第2部
NavigGekkan.gif月刊デジカメ作品第29号第1部

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目次

目次クリックすると各作品へジャンプします
1. はじめに
2. 特別記事 インターネット対談 「フォトのつばさの秘密に迫る!」by プロ写真家 山田 彰一氏
3. 今月の特選デジカメ写真
4. 第30号第1部編集後記

1. はじめに

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Ansel Photo

   「映画「ラストサムライ」がアカデミー賞候補になったり、小説「蝉しぐれ」が NHKでドラマ化して放送、原作がNHKラジオでも放送されたり、ちよっとした藤沢周平ブームの昨今です。藤沢周平 全集には捕り物や剣豪ものの他、北斎と広重をめぐる浮世絵作家の話、一茶や長塚節の伝記小説など幅広い作品がありま す。長塚節の伝記小説「白き甕」(文芸春秋・全集8巻)の中に「根岸庵」という章があり、正岡子規と長塚節との出会 いや子規死後の雑誌「馬酔木」を巡る伊藤左千夫との交友など小説に纏められています。長塚節が初めて根岸の子規をた ずねて「歌について教えを受けたいのです」というのに対して子規は「いくらでも作るのが良いのです」「作っているう ちに歌が悪い方へ向かっているといつか嫌になってくるのです。悪いことであれば、きっと嫌になるのです」と話してい ます。
   これは写真、デジカメについても同じです。私たちがもし詰まらない方向に進んでいたなら、きっと 嫌になって活動も衰微していくのに違いないと思います。どんどん写真を撮る、撮って撮って撮りまくっていれば自ずと 落ち着くところへ落ち着くことになり、嫌になることなく楽しく続けられれば、それは社会の要求に沿っていて概ね正し い道を進んでいるのだと考えて良いのでしょう。子規流に言うとデジカメ作品交歓会に集って写真の紹介を続けている皆 さんは多分間違っていない方向を辿っているのです。
   メールマガジンも400号、月刊デジカメ作品も30号を越えました。問題も色々ありますが、今後 も撮って撮って撮りまくった皆さんの作品をどんどん公開する場として、また勉強の場として楽しく続けられる道を模索 しながら、その役割を果たして行きます。皆さんの、運営についてのご意見なども含めて積極的な参加を期待しています 。」(発行責任者:木村元一)




2. 特別記事 インターネット対談「フォトのつばさの秘密に迫る!」


構成・記事 by プロ写真家 山田 彰一氏


   はじめに(編集局)

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    「月刊デジカメ作品」の先月号第2部では、今月のおすすめフリーソフトとして 「画像ビューアソフト・フォトのつばさ」 をご紹介いたしました。

   今月号では「フォトのつばさ」を開発・販売されている有限会社シー・イメージの 陳純氏にプロ写真家山田彰一氏が直撃インタビュー!!「フォトのつばさ」の秘密に迫ります。

   対談記事の前に陳純氏のプロファイルをご紹介しましょう。有限会社シー・イメージ のウェブサイトよりの一部抜粋です。

経歴中国浙江省生まれ
1959年北京科学技術大学大学院修士課程修了、同大学の助手、講師を勤める。
1992年ソフトウェアエンジニアとして来日、コンピュータ周辺機器メーカーと大手フイルムメーカー のソフトウェア会社に勤め、スキャナソフトや画像関連ソフト等の開発に携わる。
1999年有限会社シー・イメージ代表として独立、高性能画像ビューアソフトの基礎技術開発に専念。
2002年独自の画像エンジン完成。
2004年画像ビューアの商品化完成、「フォトのつばさ」発売。



   それではインターネット対談「フォトのつばさの秘密に迫る!」をお読み下さい。 下記、構成・記事共、プロ写真家山田 彰一氏によるものです。




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陳氏

インターネット対談「フォトのつばさの秘密に迫る!」
「フォトのつばさ」開発者、陳純氏vs.プロ写真家山田彰一氏

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山田氏

   山田   「フォトのつばさを開発しようと思われた、動機、いきさつ をお話ください。」

      「私自身はアマチュアカメラマンともいえる者で、8、9年前 からスキャナーやデジカメで写真をPCに取り込んでプリンターで印刷したりしていました。複数の画像はPhotoshopに放り 込んで比較やセレクトしましたが、一枚一枚どけて並べてで、苦痛でした。

   デジカメはフィルムを使わないため常に余分にたくさん撮ります。たくさんの写真から数枚だけを選び 出す作業を、ライトボックスでなくPCのスクリーンでやことについて、誰もが大変だ大変だと叫ぶのに、世の中のデジカメ ソフトはそのセレクト作業に何の手助けもしてくれませんでした。

   スキャナー写真時代画像の一枚ずつ「Open-処理-Close」のやり方から進化できず、「一発補正」や「 アルバム印刷」、「ホームページで公開」等使わない機能に明け暮れる世の中のデジカメソフト開発に、あきれかえると同 時にチャンスと見ていました。5、6年前に富士フィルムソフトウェアをやめて、独立しました。」

   山田   「F10キー押せば、下階層にchoiceフォルダーができそこに コピーファイルが入る、というあたりはまさに、セレクト作業のための機能ですね。独立後、開発で工夫されたこと、苦労 されたことをおきかせください。」

      「デジタル写真の500〜1000枚撮る時代を見据えて、高速表示 を究極までに追求する高い目標からスタートしました。他社が簡単にまねできない先読みと部分取り込みの画像エンジンを つくり、業界一といわれるACDSeeをはるかに超えるスピードを目指していました。

   一眼レフデジカメの持つプロカメラマンやハイアマチュアカメラマンが大体Photoshop(あるいはニコ ンキャプチャーに代表されるメーカー系ソフト)でレタッチしますから中途半端なレタッチ機能は要らないと判断し、 Photoshopと一緒にやるときに何が必要かと自問してから、ソフトの仕様を決めていました。その後何回か軌道修正があり ました。

   まずは等倍表示やオープン/セーブのしない90度回転にを含め、速いリズムを壊さない大画面・高画質 のデジカメ写真閲覧を実現し、次に、Photoshopの処理に持っていくために膨大な写真から必要な5〜10%の写真をセレクト操 作と、CD-Rでの保管に欠かせないインデックス印刷を簡単且つ高速に実現しました。

   整理・処理後の写真に対しては、JPEG、RAWデータ写真だけでなく、psd、(驚き・・山田注)、16-bit TIFF 画像をも驚異的なスピードで表示します。これも独自の画像エンジンが武器になっています。」

   山田   「重なるような質問ですが、.フォトのつばさの特徴、 ウリ(最大の強み)は何でしょうか?」

      「超高速処理ですね。レタッチソフトやRAW現像ソフトは、そ の性格上、一枚一枚の処理にならざるを得ないので、大量写真には向きません。デジカメ写真はどうしても余分のカットを 撮るので、撮りすぎてそういうソフトに持っていかなくなります。その空白は「フォトのつばさ」が埋めてくれます。レタ ッチ前もレタッチ後も、大量写真の処理なら「フォトのつばさ」にお任せください。それこそが写真ブラウザーソフトが果 たす役割です。」

   山田   「私も、フォトのつばさを使い始めてから、Rawのセレクト 作業時間が短くなり快適になりました。陳さん、高速閲覧以外でフォトのつばさの面白い使い方はありますか?」

      「あまり知られていないのですが、カメラ→PCへの転送機能が あります。写真転送時にすでにメモリにある写真データを利用して、転送総時間をあまり延ばさずに転送時の大画面スライ ドショーができる機能です。」

   山田   「私も陳さんに直接お会いして、教えてもらうまでこの機能 は知りませんでした、いつもストレージ転送していたのですが、ほんの少し早いだけで無駄な転送時間を過ごしていたな、 と反省しています。全画面スライドショーでPC転送のほうが全然気持ちいいです。さらに、本当に今撮ったRawデータが大丈 夫か・・という確認もこの時点でできますね。

   ところでもっと別の機能例えば、Raw現像ソフトのような可能性はありますか?」

      「写真を絞り込んだ後の少量データをレタッチしたり、画像処 理したりするのは、世の中に使えるソフトがいっばいありますので、そのような機能を今後『フォトのつばさ』に入れる考 えはありません。一方、高速閲覧は、世界最先端に走りつづけるためにやりたい課題がたくさんあり、この数年間はこの方 向で手一杯だと思います。」

   山田   「では最後に・・今後フォトのつばさはどう進化しますか?」

      「今は、この画像エンジンの力を生かして、2画面/4画面拡 大表示機能を開発中で、来月上旬にHPにアップする予定です。既存のお客様が無料でバージョンアップできます。

   操作は極めてシンプルでオリンパスとミノルタ、フジなどRAW現像ソフトの2画面表示とは一線を画しま す。従来の1画面表示と今回の複数表示の切り替えはF8キーのワンタッチで、他の操作はまったく変えていません。操作を 複雑にさせないために、また、パフォーマンスが落ちないために、プログラムには非常に複雑な改造をしてきました。」

   山田   「それは、ますますセレクトが楽になりそうです ! 」

      「これからの大きな課題はmac版の開発です。その後のテーマは 頭には充満してますがまだ言える段階ではありません。」

   山田   「陳さん、ありがとうございました。」


   参考文献

   カメラ関連雑誌の記事(全部非タイアップ記事):

Professional DTP 2004年8月号、34ページ
日本カメラ 2004年8月号、191ページ
デジタルカメラマガジン 2004年9月号、102ページ
コマーシャル・フォト 2005年1月号、148ページ
デジタルCAPA 2005年1月号、100ページ
デジタルフォト 2005年2月号、86ページ
アサヒカメラ 2005年3月号、128ページ

   参考ウェブサイト

去年11月電塾のデモ http://www.denjuku.gr.jp/seminar/2004/041106/
昔ソニーデジタル映像開発リーダー大場さんの感想 http://www.denjuku.gr.jp/Diary/ooba/sfs1_diary/200411a.html



山田 彰一氏のプロファイル1957年京都市出身
1980年 日大芸術写真科卒
同年出版社社員カメラマン
1986年 独立以後フリー
1993年 写真集「現代美術家の肖像」
得意分野 :人物(男女)、ビジネス関係、旅行
インターネット・インタビュー「写真家山田彰一に迫る」 (月刊デジカメ作品編集部) http://digicamworks.net/Gekkan/Taidan/Taidan.htm
Accessconfunkshuntootight@yahoo.co.jp
Home Page http://www.robinson.gr.jp/~yamada/
BBS http://www.robinson.gr.jp/~yamada/cgi-bin/imgboard.cgi



   「画像ビューアソフト・フォトのつばさ」のウェブページへは ここをクリックして下さい。

   山田さん、陳さん、どうもありがとうございました。


3. 今月の特選デジカメ写真


   本欄のコンセプトは、過去1ヶ月(締切りは毎月19日)に姉妹紙 「デジカメ作品交歓会」に掲載されたデジタル・イメージ(デジカメ・イメージ、スキャンされた銀塩イ メージ)の一部を、編集委員の推薦・投票によって選び、あわせて編集委員の論評をつけて読者の皆様にじっく りと作品鑑賞をしていただくという目的を持ったものです。読者の皆様方からのご推薦も受け付け ますので、是非編集局までお寄せ下さい。

   推薦では、全国各地の風物,季節の話題、生活風景等の写真を読者の間で分かち合うこ とを目的としている姉妹紙「デジカメ作品交歓会」の性格上、それらが選択の一要素となります。また、 新しい芸術表現の可能性を秘めているデジタル画像を扱う故に、自由な表現形式も高く評価され、本誌で はそれらを推奨致します。所謂一般の写真コンテストにおける如き、優れた写真技術、写真撮影の難度、 及びある程度確立された審美感に基づく厳正な評価は、もとより素人集団である編集局には無理がありま す。従って、これらの評価要素に関しては、各編集委員のそれまでの人生経験、写真経験、美的感覚等に 基づくものになります。

   デジタルイメージをモニター上で正しく見る際には、モニターが正しく補正されてい ることが条件となります。補正にはそれなりのソフトウェア、機器が必要とされますが、それが無い場合 、最低限必要とされるのはモニターの明るさとコントラストを調整することです。下に示した画像を使い 簡易補正されることをお薦めします。

   明るさの補正は下の画像の特に最両端の白と黒が隣り合わせるものと区別できるよう にモニターを調節します。

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   上記の明るさと色の補正を行うウェブサイト、 EasyRGB.com でモニターの色の補正をされることもお勧めします。詳しくは http://digicamworks.net/Gekkan/EasyRGB/EasyRGB.htmでのモニター補正の仕方をご参照下さい。

   今月は、「デジカメ作品交歓会」の既刊#385号から#397号までに掲載 された写真のうち、7名の編集委員各々が選んだ「この1点!」18点と、編集委員と読者の投票によって選ばれた19点、 計37点を掲載します。順不同です。



「桃源」が選んだ「この1点!」

#387号から 潮時 卓さん(牛久市)の作品、「巣立ちの時期」

作者コメント:   「春の終わりか、雷を伴った嵐がありました。そろ そろフクロウの巣立ちの時期になりました。雌親が眠そうにしながら、時々目を開けて見張っていました。
使用機材:LEICA APO TELEVID77+30XWFA+DSC-W。」

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編集委員評:   「潮時さんのふくろうの子供も、あのふわふわの毛の感 じが良いが、何と言っても親の貫禄を示すこの一点が秀逸である。野沢さんの翡翠シリーズの愛好家である私 は潮時さんの野鳥シリーズも楽しみである。平井さんも参画なさっているようですが。いずれも自分では出来 ない領域の写真であることが愛好する最大の理由であるか。私の友人の野鳥の会の感想もこれらの写真の評価 がプラスになっているに預って力になっている。」(by 桃源)


「桃源」が選んだ「この1点!」

#395号から 野澤 正之さん(八王子市)の作品、 「ヤマセミ」

作者コメント:   「ヤマセミの雛が生まれ、親の餌運びが撮れるかと思 って行ってみたところ、別の場所で巣穴掘りをしていました。
   聞くところによると、無法な人間の親子が巣穴に向かって投石を繰り返したため、放棄し てしまったらしいとのことでした。孵化していたと思われる雛はどうなったのか調べる術はないようでした。 5分置きに雌雄交代しながら新しい巣穴を掘る姿は、頼もしくもあり哀れでもありました。
   更に可愛そうなのは、これから産卵して巣立つのは7月上旬になると思われ、それ以前の 6月上旬には鮎釣りが解禁になるため、その時点で抱卵を諦めるか、孵化するまで辛抱しても餌運びができな くなってしまうと思われることです。そんな運命を予知することもできず、ひたすら巣穴掘りにいそしむヤマ セミの番いを複雑な心境のまま撮ってみました。
   ヤマセミの嘴の先は、黄色味がかった白なのですが、2羽写っているものの嘴は土で汚れ ています。上がメスで下の枝の方はオスです。尾を上げているものばかりになりましたが、カワセミと同様に 緊張や警戒したときに上げて、通常はほとんど背の線に沿っています。」

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編集委員評:   「番のヤマセミのこの一点は夫婦愛の象徴的な写真とし て使えるのではないか。翡翠の瑠璃色の華やかさはないが、冠の特異性でこの鳥も人々の関心を引くのは間違 いないのではないか。それぞれの特徴は生きるための必然性に結びついて居るのだろうが、造物主の造化の妙 であろう。」(by 桃源)


「桃源」が選んだ「この1点!」

#395号から 大森 保武さん(美作市)の作品、 「朝の風景」

作者コメント:   「バンクーバーの朝の気温、こちらより高いですね。 それに、ここのところ、雨ですか?いつも世界の天気見てます。
   毎朝展望台へ通ってますが、なかなか良い雲海が現れてくれません。それでも昨朝と今朝 なんとか2日ががりで・・雲海というよりも、もやをキャッチしました。なるべく三脚をつかわず、ぶれない 練習をしてます。送ります。」

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編集委員評:   「まさにこの一瞬という日の出前の美しさである。蕪村の 絵画の世界である。川霧が谷間の一部分を覆うっているが、画面全体でなく、人々の寝覚め前の静寂を保ってい る。遠景の山々は低い霧に区切られて別世界を作っている。」 (by 桃源)


「スカイウオッチャー」と「風来坊」が選んだ「この1点!」

#386号から suzOG(すず王子)さん(東京都)の作品、「鯉のぼり」、

作者コメント:   「こんにちは、suzOGです。久々に写真を撮ってきま した。早いもので来週はもうゴールデンウィークなんですね。鯉のぼりも元気に風に向かって泳いでいまし た。場所:葛飾区水元公園。」

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編集委員評:   「力強いですね。真っ青な空に勢い良く泳ぐ鯉。それぞ れの動きがまるで生きているような感じを受けました。部分を切り取って自分の思いを表したgoodな一枚 だと思います。」 (by スカイウオッチャー)

編集委員評:   「思いっきり、青空の中を泳ぐ鯉、欲を出してあれもこれ もと入れたくなる被写体だと思いますが、鯉のぼりの竿もフレームから外し、余分なものを入れず、6匹の鯉だ けを取り込むことで、迫力のある鯉の動きが出ています。ピントも色合いも申し分ないと思います。」 (by 風来坊)


「スカイウオッチャー」が選んだ「この1点!」

#389号から marusho-ooyaさん(尼崎市)の作品、 「福知山線の事故」

作者コメント:   「尼崎市福知山線の事故は大きな事故で、歴史的なの感がありま す。テレビで放送されなかったサイトをお送りします。電車の後方からで画面前方に見えるマンションに突っ込んでいっ たのです。以前マンションから見たことかがありそれは将に線路を正面から見える位置にあります。テレビはヘリコプタ ーを使ってますから事故の全体像はやっぱ、てれびです。」

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編集委員評:   「空に向かって伸びる何本もの柱。その先の籠に入った人。これは いったい? JR西日本の福知山線の脱線事故を報道するための放送局のクレーンなんですね。食べ物、飲み物、はては尿 ビンまで持ってとは大変ですね。話題性も写真の楽しみのひとつと思い選びました。事故でなくなられた方々のご冥福、 怪我をされた方々の早期の回復をお祈りします。」(by スカイウオッチャー)


「スカイウオッチャー」が選んだ「この1点!」

#394号から 横山 雄三さん(広島)の作品、 「石鎚山あけぼのつつじ」

作者コメント:   「先日一緒に那岐登山をした先輩の横山雄三(広島)氏から、 石鎚山系で連休に撮ってきた写真がきました。あけぼのつつじの花は、例年ゴールデンウイークの時に開花する花だ そうです。初めて見ました。」(大森 保武さん(美作市)よりの代理投稿)

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編集委員評:   「綺麗な写真ですね。つつじの赤、松の緑、山の色、空 の色、雲といかにも日本らしい色合いの風景ですね。右側に前景に配置された樹木が写真に変化を与え画面が 締まっています。良いアングルになっています。」 (by スカイウオッチャー)


「KASA」が選んだ「この1点!」

#385号から、金子 久隆 さん(横浜市)の作品、 「スプリング ハズ カム !!」

作者コメント:   「♪♪春が来〜た  春が来〜た ♪〜 春の訪れと共 に、我が家にも、街にも、春の季節がやって来ました。」

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編集委員評:   「花の写真は、簡単そうで難しいです。一見色が鮮やかですので、色に惑わされるとただ 撮っただけの写真に終わります。マクロレンズや、開放絞りの明るいレンズを使ってボケ味を生かすにも 配置、ボケの部分の色、配置 ボケ加減を間違えると凡庸な写真になってしまいます。花の写真でいいのが数点あって、相当迷ったのですが、主役と脇役がしっかりしていて、ボケの部分の配置も美しいこれを選ばせていただきました。 。」 (by KASA)


「KASA」と「風来坊」と「ジェイ」と「うぐい」が選んだ「この1点!」

#394号から、野澤 正之さん(八王子市)の作品、 「水滴に凝縮された花壇」

作者コメント:   「MAGICIAN HACHIOUJIの季節がやってまいりました。
   太さ1ミリほどのイトバスイセンに付いた水滴に花壇が凝縮されていました。セイヨウオ ダマキの蕾にも水滴がついていました。そのほか、日本のオダマキとアマリリスの花をお送りします。よろし くお願いします。」

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編集委員評:   「水滴を美しく撮影されたものです。背景の紫のボケた 部分に草の葉(枝?)の緑色の対照が美しいと思いました。その水滴にまた花が写っているところなど、うま く纏められた作品だと思います。」 (by KASA)

編集委員評:   「素晴らしいですね。水滴に映った花にピントが合って綺 麗です。意識して探さないと見つけられない被写体です。バック右上のピンクの花のボケが良い雰囲気を作り 出していますね。」(by 風来坊)

編集委員評:   「何処かで見たような錯覚に囚われますが、野澤さんは実に細かい 計算をし尽くして被写体を捉えています。雫に映った景色がおとぎの世界への架け橋であれば、一瞬の風で壊れてしまう のが怖い気がします。でもまた自然が、今度はもっと綺麗なおとぎの世界への招待状を持ってきてくれるでしょう。誰が 招待してくれるのでしょうか。」(by ジェイ)

編集委員評:   「面白い写真が撮れましたね。さすがは野澤さん、というところでし ょうか?カワセミなどの鳥の世界を土台にしてマクロ写真など新しい境地を開らこうとされているように思いますがその 過程の一作品ということでしょう。写実にとどまらず写真を見る人に何か想いを掻き立てる不思議な作品は単に美しさを 通り越して人の心を打ちます。研究熱心な野澤さんの楽しい写真です。水滴に吸い込まれた花壇、小さい世界になるもの ですね。小さい世界を競って歌った歌としては曽呂利新左エ門の「蚊のこぼす涙の海の浮島の、浜の真砂を千々に砕かん 」などがありますが、このような世界も水滴の中にありそうです。」(by うぐい)

読者評:   「水滴に花を映したマジカルな素晴らしい作品ですね。」 (by 和田 義弘さん)


「KASA」が選んだ「この1点!」

#396号から、遠藤 チュウさん(大阪市)、 「藤森神社駈馬神事」

作者コメント:「5月5日に京都伏見の藤森神社で行われた駈馬神事の一こまです。」

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編集委員評:   「うまい流し撮りだと思います。流し撮りはなかなか シャッタースピードの撮り方や流し方の匙加減が難しく、私も流し撮りを狙うときは何度かテスト撮影を行 ってシャッタースピードのいいところを探すのですが、背景や馬の脚などがうまく流れ、騎手と馬の目がし っかり止まっているので、躍動感溢れるダイナミックな写真になったと思います。」 (by KASA)



「風来坊」が選んだ「この1点!」


選者コメント:   「今回は一味違った撮り方で被写体をとらえた作品を選 んで見ました。普段何気なく(見慣れた)見ている景色も、撮り方によっては面白い作品が出来上がるいい例だ と思います。」(by 風来坊)


#394号から、野澤 正之さん(八王子市)の作品、 「水滴に凝縮された花壇」

既出


#386号から suzOG(すず王子)さん(東京都)の作品、 「鯉のぼり」

既出


#388号から 和田 義弘さん(大阪市)の作品、 「西梅田にて」

作者コメント:   「先日、西梅田にあります「キャノンデジタルハウス 梅田」に、撮像素子の清掃とファームアップをしてもらいに行ってきました。20Dもゴミが取れてすっき りしました。その帰りに、西梅田周辺で撮ってきました。西梅田は十年ほど前から開発が進み、昨年ハービ スエントがオープンし、一段落しております。」

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編集委員評:   「階上遊歩道でしょうか右の曲線と左の高層ビル、そして 中央の青空、バランスのいい構図で、曲線が硬い建築物にやわらかな雰囲気を与えてくれます。ビルの谷間を 歩き疲れて、上を見上げると、ほっとする、そんな一瞬を切り撮ったような作品だと思います。」 (by 風来坊)


#396号から 百瀬さん(塩尻市)の作品、「新緑」

   作者コメント:「標高1.000メートル付近が、目が覚めるような新緑 になりました。」

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編集委員評:   「木漏れ日が、新緑のかえでの葉を照らし、葉脈が透き 通って、綺麗ですね。緑が目に沁みるようです。葉をアップで捉え、やわらかい春の木漏れ日を上手に表現 しています。バックのボケた緑も綺麗です。」(by 風来坊)

読者評:   「百瀬さんの緑はいつも癒しを感じる緑ですね。」 (by 和田 義弘さん)



「ジェイ」が選んだ「この1点!」

#394号から 平井 寛 さん(加古川市)の作品、 「加古大池の野鳥」

作者コメント:   「今年の連休は、遠出も出来ず、5/7、加古大池の水辺の野鳥を 撮ってきました。」

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「ひばり」・草むらでしきりに餌を採り、巣に運んでいるようでした。

編集委員評:   「(5月29日は美空ひばりの誕生日とは関係ありませんが)平井さ んのこのヒバリは虫を口に咥え、辺りの様子を伺いながら佇む様子は野澤さん同様なかなか簡単に撮れる被写体では無いよ うに思います。鳥全てに言えるとは思いますが、特にヒバリは警戒心が強く上空で囀りを聞いても決して巣の近くには降り ないで人目に付かないようです。ヒバリの珍しい姿とその周りの景色のアンマッチが、この作品の面白さに繋がっていると 思います。」(by ジェイ)


「ジェイ」が選んだ「この1点!」

#394号から 廣井 信男さん(埼玉県)の作品、 「横浜」

作者コメント:   「恒例の夜景撮影だが水平が傾いているのは御愛嬌(笑)。 今年はランドマークのドッグヤードガーデンから赤煉瓦倉庫を往復しながら撮影。
   機材はオリンパスE−1+11−22mm(主に11mm側)。露出は絞り優先AE(主にF8)。 測光パターンはESP。ノイズリダクション&ノイズフィルターON。マンフロット製カーボン4段三脚使用。リサイズ 以外は明度とコントラストを微調整。」

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編集委員評:   「シンメトリカルな構図と奥の青白い光が、人を惹きつけるポイント にこの作品はなっています。また中央の三角錐の置物がアクセントになっており、構図の上手さと的確な露出が作品を一層 引き立てています。一見何の変哲のない被写体が奥行き深い未知への誘いだとしたら、私は飛び込んで行ってしまうでしょ う。」(by ジェイ)


「うぐい」が選んだ「この1点!」

#388号から、黒崎 亨さん(横浜市)の作品、 「春らしさ」

作者コメント:   「花の季節到来で、春らしさを表現しようと色々な花にチャレン ジしています。今日はカタクリ、チューリップ、ユリの3点を投稿します。」

388KurosakiTulip.jpg

編集委員評:   「花の写真をどのように扱うかは人様々です。先日黒崎さんにも参加し ていただいた国立科学博物館でのオフの図鑑的な花の写真をアート風に仕立てた「デジカメによるボタニカル・アート」の ような新しいジャンルも生まれています。写実とアートは対立するようでもうまく扱えば相互に補完しあってコラボレーシ ョンの妙を生み出すと思います。かってチェコは日本にガラス工芸の技術を教えなかったので現在でもチェコのガラス工芸 は健在だが、オランダはチューリップの栽培技術を日本に教えたため市場をすっかり奪われてしまった、などと言われた事 もありましたが、そんな事はなく日本人はオランダの心の広さに十分感謝しながら栽培に勤しんでいると思いますし日本人 に好まれている花の一つになっています。そのチューリップを赤のグラデーションが左から流れるフレームから派生させて 黄色いボケ味の中でスクッと立たせた構図は写実とアートを上手にまとめていて黒崎さんのベテランぶりを示しています。 いつもすばらしい写真を見せていただき皆さんも大いに参考にされているものと思っています。」(by うぐい)


読者評:   「幻想的なグラデーションの配色が良いですね。」 (by 和田 義弘さん)


「うぐい」が選んだ「この1点!」

#396号から、中村 晋さん(ジョホール・マレーシア)の作品、 「熱帯の花」

作者コメント:   「週末毎に花を求めてウロウロしています。先週の土曜日はジョ ホールのラン園、日曜日はシンガポールのボタニックガーデンと楽しんできました。」

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編集委員評:   「ストレリチア・レギーネ、別名極楽鳥花です。熱帯の花は色が鮮やか で魅力的ですね。写真をよく見ると微かに蜘蛛の糸が見えます。ふと芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を思いだしました。地獄に いる罪人かん陀多のように利己的では世の中は成り立たないんですね。植物と動物の場合もうまく折り合って共棲している わけです。余談ですが、子供の頃一時間もかかったでしょうか、蜘蛛が完璧に網目の整った巣を仕上げるのを見て、その素 晴らしいのに感心したことがありました。虫等が掛かって傷がつかないほうが良いなと思ったくらいです。蜘蛛の糸で作っ た織物も多少は試みられたようですが蜘蛛も共食いするので蚕のようにはいかないようです。この写真の蜘蛛はちよっと怠 け者のようですが、それだけ花が虫を集める力が強いのでしょうね。熱帯の花の色が鮮やかで派手な色彩もそれなりの理由 があるはずです。強烈な光の中で繁殖のため虫たちに目立つことが必要なのだと思いますが、花の写真も様々な生態系、環 境状況とともに纏めればこの写真のようにまた違った意味を持つことになります。偶然かもしれませんが、偶然であれ何で あれこの写真は色々な思いを引きだしてくれます。極楽に張られた蜘蛛の糸に魅いられてこの写真を選びました。
蜘蛛の糸。」 (by うぐい)


「B&W」が選んだ「この1点!」

#390号から、浅野 照子さん(富田林市)の作品、 「當麻寺浄土庭園」

作者コメント:   「二上山の麓に當麻寺は、蓮の糸で曼荼羅を織ったという中将姫ゆ かりのお寺です。浄土庭園には牡丹が今を盛りと咲いています。」

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編集委員評:   「狭い範囲とはいえ近景に牡丹、中景に藤、遠景にお堂、と圧縮され た画像の中に遠近感を出す努力がされています。日本の風景はかなり狭い範囲に眼を引く被写体がいくつも入るので散漫 になり易く、遠近感も出しにくいのですが、この写真は近・中・遠と気持ちよく配置することである程度その制限を克服 できるテクニックを示した良い例だと思います。」(by B&W)


「B&W」が選んだ「この1点!」

#396号から、百瀬さん(塩尻市)の作品、「信州春深し、唐松」

作者コメント:   「高原の唐松が芽吹き始めました。いよいよ高原の春です。遠くから 歌声が聞こえてきます。」

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編集委員評:   「唐松の枝が水平に横切っている構図が新鮮です。」 (by B&W)


「B&W」が選んだ「この1点!」

#387号から、安間さんの作品、 「館林のつつじヶ丘公園」

作者コメント:   「館林のつつじヶ丘公園は五分咲き程度ですが綺麗です。街の道路も ハナミヅキが咲き誇っております。」

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編集委員評:   「近景の左に傾いた黒い幹のツツジと、遠景の右に傾いた白い幹のツツジ の対比が面白いですね。眼の付け所がさすがだと思いました。」(by B&W)


編集委員と読者の投票で選んだ作品(計19点)


#385号から、Yamatopさんの作品、 「名残の春」

作者コメント:   「毎日のようにマガジンが届き、編集してくださる編集部の皆様の ご苦労に感謝、感謝です。街中ではすっかり葉桜になってしまいましたが、先週は、秩父や相模湖周辺の里山山麓で一週 間遅れの名残の春を堪能することが出来ました。月刊デジカメ28号では、”デジカメ技術”の中で拙作「カタクリの花 」がサンプル画像として採用されており感激しています。マニュアル記事に沿って私もいろいろトライして行こうと思い ます。」

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編集委員評:   「まだ芽吹いていない木々もある山麓の春です。ツツジのピンクと 新緑のコントラストがいいですね。筆者にとっては郷愁をそそる風景です。」(by B&W)



#385号から、昭子さん(港区高輪)の作品、 「葛西臨海公園・水族館」

作者コメント:   「先日、葛西臨海公園・水族館に行きました。フラッシュ・三脚禁 止、暗くてシャッタースピードが出ない中、感度を800まで上げて明るめの水槽を選んで撮ってみました。初めての水 族館撮影はとても楽しく、2時間があっという間でした。やっと撮れたというレベルのものばかりですが、どうぞ見てく ださい。「サメ」と「イカ」と魚名不詳の「赤い魚」と「縞々の魚」です。」

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編集委員評:   「水族館での撮影は暗く、シャッタースピードや被写界深度が充分 とれず、また、注意していないと水槽のガラス表面に映った室内の反射光で失敗しやすいものですが、昭子さんの水 族館の一連の作品は、よく撮れていると思います。中でもこのイカの肌の感触が気に入りました。尚、ガラス越しの被写 体の撮影は、ストロボを使用するとガラス面及びガラス内での乱反射光がレンズに入りますから、ストロボは使用しな いのが鉄則です。」(by 風来坊)


#386号から、昭子さん(港区高輪)の作品、 「井の頭公園」

作者コメント:   「編集長様、メンバーの皆様、昭子(港区)です。
   いつも楽しく作品を拝見しています。自分には行かれそうもない所の写真、技術的・センス的に絶対 に撮れそうもない写真の数々、とても参考にも勉強にもなっています。編集長さんのご苦労もお察ししながら<(_ _)>。
   そう言いながらまたヘタ写真の投稿です。井の頭公園に知人と行って来ました。桜がちょうど?終わ り、平日の公園はご近所さんらしき人ぐらいで空いていて、ゆっくり池や緑を楽しめました。写した写真の中から3枚で す。おしどり君、奥さんをそっちのけで私に色目?なんちゃって(^_-)。」

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編集委員評:   「噴水の写真ですが、このカットは背景が暗く落ちており、噴水の水の 白さとのコントラストや、噴水の形状、また、この噴水の位置など、バランスがひじょうに美しかったのでこれに投票させ ていただきました。並みのセンスだと、この噴水を画面中央に持ってきてしまうのですが、右よりにオフセットさせて水の 波紋の右端をカットしたところなど、美しいです。」(by KASA)

読者評:   「以前この噴水は、どなたかが撮られていた様に思いますが、噴水の水が 止まっている感じ、美しく撮られていますね。」(by 和田 義弘さん)


#387号から、神原 幹郎(チリワック・カナダ)の作品、 「日の出」

作者コメント:   「朝霧が少し出ていたので日の出風景を撮ってみました。色はそ のままです。WBは昼光に設定してあります(常時)。」

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編集委員評:   「朝焼けの写真です。霧がかかっていて、木々がシルエットになって いるのですが、完全に暗く落ちず、微妙なグラデーションがあり、また、木々の間に霧が漂っているのがよくわかり、美 しいなと思ってこれを選ばせていただきました。他の朝焼けのカットもあり、どうしようか迷ったのですが、暗部と朝焼 けのオレンジ色の空とのバランスがこれが一番いいと思ったので選ばせていただきました。」(by KASA)


#388号から、裏道遍路人さん(東京都)の作品、 「深川資料館通り」

作者コメント:   「先日、東京あるきテクトに参加した。そしてこの商店街に魅了さ れ、数日後デジカメしてきました。地下鉄「清澄白河駅」は、東京メトロ、都営も共に壁面がアートで面白い。是非いか れることおすすめする。食品の広告のように見えますがアートです。お蕎麦屋さんのは「信州しなのの新蕎麦よりも、わ たしゃ彼方の傍がよい」だそうです。他はみなさん何のお店か想像して下さい。沢山イベントが在りますのでネットでみ て行ってください。」

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編集委員評:   「作品の作品なので選択に躊躇するところですが、作品中の作品も 傑作ですし、作品そのものも画像の切り取りがいいです。今月号の選考作品の中では、#386号の昭子さん(港区高輪) の作品、 「井の頭公園 ー オシドリ」と並んでユーモア賞のトップ作品ですね。(^v^)」(by B&W)


#388号から、Yamatopさんの作品、 「六本木ヒルズ」

作者コメント:   「ゴールデンウィークが始まりましたが、特段遠出のプランもなく 、せいぜいカメラ携え近場の公園や里山に出かけて写真でも撮ろうと思っています。
   先週サークル仲間と六本木ヒルズで撮影会をいたしました。広場にはドイツ年に因んでバディベアが 色鮮やかに立ち並び往き来する人が足を止め眺めていました。
   もともとスナップ写真は苦手なのですがデジタルにしてからはフィルム代、現像代などコストを気に せずシャッターを切れるので最近は街角にも足を向けるようになりました。ただ人物スナップは個人が特定できそうな作 品は肖像権がからむので子供たちの無邪気な表情を上手く捉えても公表できない??悩みがあります。貴誌の作品掲載基 準何処かにありましたっけ?。」

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編集委員評:   「日傘を差した若い女性とバディベアが向き合っている風景です。 絵になっていますね!!Yamatopさんはこの瞬間をじ〜っと待っていたのでしょうね。(^v^)」(by B&W)


#389号から、長谷川 輝義さん(加古川市)の作品、 「金丸座」

作者コメント:   「日本最古の芝居小屋、旧金毘羅大芝居「金丸座」をアップしまし た。金丸座は天保6年(1835)の創建で、それ以前は、その都度建てられる仮小屋であったが芝居の常小屋と、富くじ開帳 場を兼ねて建設される。
   江戸末期の劇場建築の典型を伝える唯一最古のものとして、昭和47年の国指定重要文化財に指定された のを機に昭和47年から約4年間、2億数千万円の事業費を投じて、現在地に昭和51年4月、天保の姿そのままに見事に移築復 元されています。お暇なときに是非ご覧下さい。」

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編集委員評:   「暗い室内、暗部の黒飛びも無く、柱の表情も良く出ていると思いま す。小学校の遠足で行ったことが有り、懐かしく見せて頂きました。」(by 風来坊)


#390号から、福岡(CAT)馬場さん(福岡県)の作品、 「牡丹園」

作者コメント:   「遅くなりましたが、牡丹の写真を投稿します。「こんなに綺麗な 花を見て腹を立てる人はいないよね。」見学されていた人の会話です。丁度満開日でラッキーでした。
   花はどの花も綺麗ですが満開の牡丹はため息が出るくらい美しく豪華でした。見るのが忙しくデジカ メ写真は少なめになってしまい帰宅して反省しきり!「花はきれいかけど、写真はへたかとです。」と云う所ですが・・ ・・・ (=^・^=)。」

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編集委員評:   「この作品は被写体の牡丹のみごとさもさることながら、牡丹に向け たカメラの角度がいいです。横長に開いた牡丹の花をうまくとりいれていますね。」(by B&W)


#390号から、野澤 正之さん(八王子市)の作品、 「いぶかしそうな狸の気持ちを撮ってみました」

作者コメント:   「生態写真家佐々木崑の話を読みました。「僕は出会いに恵まれな い人間やから、1週間でも10日でも出会いを待つわけやね。メシも食わずじっと待つ。そういう仕事をしたわけや。僕 はね、片目で寝ることができるようになったの。メシは4日くらい食わなくても平気。いちばん我慢できんのはしょんべ んやな。卵の中にいる虫がもう出てきそうだとわかるけど、しょんべんは辛抱できんやろ。だからバッといって帰ってく る。するともう出とんねん。テレパシーてあるんやな」
   私の場合青木が原樹海の片隅で、図鑑でも見たことのない野鳥の撮影に熱中していたとき、どうにも 我慢ができなくなって涸川の崖の上から用を足しました。そのとき何かの視線を感じて辺りをみまわしたところ、崖の途 中の木立の間からこちらを見ているけものを認めました。用足しも早々にカメラを抱えて戻り、脅かさないように構えて ファインダーを覗いて狸であることを確認しました。距離8m、600mmレンズでは頭部だけでフレームいっぱいにな ってしまいました。10カットばかり撮りました。それにしても”この狸、どんな気持ちで見てたんだろう”。」

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編集委員評:   「左に前ボケ、右に後ボケ、丁度良いところに狸が顔を出しています。 野性の狸でしょうが、私も妹の家の庭で狸が出没した時デジカメした記憶があります。人懐こい狸は野澤さんなら何も恐 れることはなく用足しも自然の大きな懐に抱き込んでしまう様子を見ていたのでしょう。狸の眼が何とも可愛らしく思え ます。でも野澤さんを化かさないで下さいね。」(by ジェイ)


#391号から、裏道遍路人さん(東京都)の作品、 「渋谷遍路05-05-03」

作者コメント:   「世田谷美術館でウナセラ・ディ・トーキョーを観た帰り、渋谷で デジカメした。写真展の残像が残ったまま臨んだため影響されたものとなった様だ。」

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編集委員評:   「渋谷の高層ビルを背景に初夏を思わせる強い日差しの中、ビジネス ホテルや会社の看板が所狭しと並んでいる盛り場の昼景色は何とも間が抜けた気がしないでもありません。逆にモルタル の黒く煤けた壁が印象的な下町風景です。川里さんはいつもながら詩情溢れる視点に、見る私が癒されます。」(by ジェイ)


#391号から、中村 晋さん(ジョホール・マレーシア)の作品、 「奈良八重桜」

作者コメント:   「私が一番楽しみにしている、お気に入りのさくらの花です。昨年 は時期を逃してしまいましたが、今年は間に合いました。遅咲きの花で4月23日で、やっと開花したところでした。ほ とんどの桜の花が終わっていましたので、花見の喧噪の去った静かな奈良公園で堪能してきました。満開になるまで4− 5日滞在したかったのですが、25日にマレーシアに出発しましたので見られず、残念でした。形の良い、かわいらしい 花なのですが、余り知られていないようですのでホームページで宣伝しようと専用ページを作成中です。」

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編集委員評:   「花弁を透過する淡い光が桜の持つはかなさをそこはかとなく暗示し ています。葉っぱと枝に挟まれているのもいいし、背景が白く抜けているのもいいですね。」(by B&W)


#393号から、椿 勝彦 さん(北海道)の作品、「タウシュベツ橋梁」

作者コメント:   「随分ご無沙汰致しました、k_tsubaki(北海道)です。今回湖水の抜 けた「糠平湖」と「タウシュベツ橋梁」等を投稿致します。」

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編集委員評:   「タウシュベツ橋梁はダム湖に水没後水量や季節によって沈んでしま ったり、現れたりする幻想的な橋のようで、北海道遺産に指定されているとか。鉄道の廃線に巻き込まれたんですね。5 0年近くに渡って水没と出現を繰り返してきたコンクリート製の橋は痛みも激しくやがて崩壊してしまうのではと心配さ れているようですが。史跡として皆さんに親しまれているようで、そこはかとない哀愁を感じます。沈下橋とか流れ橋な どの特殊な橋の一つですね。
   橋は本当に面白いです。往来できない所を人の知恵と努力で行き来を可能にする施設ですが、丸木橋 から大吊り橋まで、通るものも人・車・鉄道・お猿さんと多種多様です。タウシュベツ橋のように使命が終わり朽ちて廃 れ、遺産、遺跡になっていくものがあるかと思うと新しい橋もどんどんつくられています。ある意味では社会の鏡です。 「談合事件」のような不愉快な話もありますが、それだけ近年は大規模で高価な橋が増えています。例えば荒川の場合2 00億、隅田川で20億程度です。写真に撮る場合も何処から撮るからによって千変万化、多くは川・海・湖など水とか かわっていて、借景などをうまく使えば写真、画像としての切り取り方は無限に可能性があります。数も種類も多いし、 デジカメにとっては本当に面白いテーマです。この写真のようにカメラを橋の傍に寄せて全景を撮るとダイナミックな感 じが良く出ます。タウシュベツ橋梁、いつまでも壊れずにいてほしていですね。」(by うぐい)


#393号から、椿 勝彦 さん(北海道)の作品、「糠平湖」

作者コメント:   「引き続き5月3日に撮った「カタクリ」を投稿致します。」

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編集委員評:   「カタクリの群生を捉えた写真ですね。カタクリの花の色と、葉のグ リーンの対比が美しかったのと、背景の木々との境が斜めに入っていて、画面に変化をつけているのが面白く思い、選ば せていただきました。なお、これは個人によって意見が分かれるので、私の意見が必ずしも正しいというものではないの ですが、手前のカタクリにピントを合わせて、ある程度絞り込んでパン・フォーカスっぽく撮影しても良かったかもしれ ません。あくまでも私個人の意見ですので。失礼をご容赦ください。」(by KASA)


#394号から、大森 保武さん(美作市)の作品、 「知らない花を見つけました」

作者コメント:   「毎日展望台通いをしております。ここのところ全体にガスがかか り、上がるのを待つのですが、粘る事が出来ません=良い写真が撮れません。その代わりと言ってはなんですが、いろいろ な知らない花を見つけました。知らん(紫蘭)と言う花も知りました 花でないのもありますが送ります。(順不同、適当 にカットして下さい)ではまた。」

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編集委員評:   「やや露出オーバーでアゲハチョウの色が少し飛んでいるようですが、 シャープに良く撮れていると思います。露出(測光)はどうされているのでしょうか?順光で、花、鳥、昆虫等を撮る場合 は、主役の明るさを測定する中央重点測光で、且つ若干”―補正”するほうが綺麗に撮れるようです。」(by 風来坊)


#395号から、河野さん(岩国市)の作品、 「アメリカ風景」

395KawanoZion.JPG
ザイオン

編集委員評:   「中国を思わせるこの景色は切り立った崖の間から鋭い山頂が垣間見 えます。それも中央に眼を転じれば何と人が歩いているではないですか。この所は水が流れていた所なのでしょうか。ユ タ州ザイオン国立公園は見所が沢山ありそうですね。私も5年前グランドキャニオン国立公園に行ったことがありますが 、コロラド川同様ヴァージン川の長年に渡る大地の侵食で出来た渓谷を何時か訪れてみたいものです。」(by ジェイ)

読者評:   「アメリカらしい素晴らしい渓谷の風景ですね。」 (by 和田 義弘さん)


#395号から、木村 元一さん(台東区入谷)の作品、 「向島百花園」

作者コメント:   「向島百花園へ寄ってみましたが、数は少ないんですが色々な野の 花が咲いていてカメラマンも何人も来ていました。少ないといっても掲示板にあがっているだけで65くらいはありまし たね。狭い園ですが、季節ごとに楽しめるように手入れされていて、派手なものはありませんが、まぁまぁちよっと散策 などにはいいですね。黄菖蒲がきれいでした。
   池に鴨の親子がいてそこに返ったばかりの小鴨が6羽いたので、Xactiで6Mの三倍ズームで撮って なんとか、と思いましたが、ものになりませんでした。リモコンが来たらQV2800で撮ってこようかと思っています 。」

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編集委員評:   「タンポポの綿毛が綺麗ですね。しかも綿毛の下に見えるアウトフォ ーカスされた下草の緑が一層綿毛を引き立てています。何気ないタンポポの綿毛も、マクロで撮るとこのような綺麗な模 様となって、美しさが倍増します。木村さんがこのような被写体を撮られるのは珍しいのではないかと思いますが、どん どん領域を広げられていることは素晴らしいと思います。」(by ジェイ)

読者評:   「タンポポもこのような撮り方が出来るのですね。」 (by 和田 義弘さん)


#396号から、百瀬さん(塩尻市)の作品、 「信州春深し」

作者コメント:   「標高1.000メートル付近が、目が覚めるような新緑になりました。」

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「こごみ」。いよいよ山菜採りのシーズンです。休日は早朝から山が賑やかです。

編集委員評:   「草蘇鉄(くさそてつ)とも呼ばれる山菜です。短い期間で葉が開き きってしまうので収穫のタイミングが難しいとか。作品はかがんだ姿(こごみ)と少し開いた姿を捉えて足早に通り過ぎる 春が暗示されていますね。」(by B&W)


#396号から、大森 保武さん(美作市)の作品、 「棚田」

作者コメント:   「棚田へ行ってきましたが、まだ土の色が強く、青色が出てませ ん。田植えの終わったところもありますが、どちらかというと準備中というところです。今月末ぐらいには良い写真が 撮れるのではと思ってます。今朝の展望台からと月末にはと目をつけているところ。添付します。ではまた。」

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編集委員評:   「棚田を俯瞰した画像ですが、耕され水も澄んで落ち着いた茶色 の田んぼとあぜの緑の対比がいいですね。これによってあぜの不規則な曲線が浮かび上がっています。」(by B&W)


読者評:   「まだ稲の植わっていない棚田ですが、素朴な感じがいいですね。」 (by 和田 義弘さん)


#396号から、潮時 卓さん(牛久市)の作品、 「初めてのアトリ」

作者コメント:   「特別探鳥会では、初めて出会う鳥さんが多く感激致しました。 「アトリ」もそうで、中間色の美しくて、とても人なつこい鳥さんでした。
   使用機材:LEICA APO TELEVID77+30XWFA+SONY DSC-W1」

396ShiojiAtori.jpg

編集委員評:   「いつも、シャープな可愛い野鳥作品を楽しませて頂いています。超 高価なカメラ用超望遠レンズを使用しなくても、フィールドスコープを用いて、数千mmの望遠で撮れる、デジスコ撮影 が、野鳥観察で主流になってきているようですね。今後とも色々見せてください。野鳥以外でも面白い作品が撮れるかも 知れませんね。楽しみにしています。」(by 風来坊)



   特別記事の企画・構成をしていただきました山田彰一プロ、山田氏のインタビュー に応じて下さった陳純氏に心より感謝申し上げます。どうもありがとうございました!!!

   今月号の作品選考では大阪の和田義弘さんに参加していただきました。和田さん、 ありがとうございました。

   編集長多忙のため発行が遅れましたことをお詫びいたします。

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 それでは皆さんの力作、楽しみにしています。ごきげんよう!


「月刊デジカメ作品」編集局
発行責任者:木村元一
編集責任者:神原幹郎
編集委員:うぐい、ジェイ、スカイウオッチャー、桃源、風来坊、KASA、B&W (あいうえお順)