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SmallTitle姉妹誌

第7号

平成15年7月1日発行

(下記廃刊後記入)

   (「月刊デジカメ作品」は廃刊なっています。
続刊はデジカメワークス」(ここをクリック)をお楽しみください。)

1 はじめに

   「先日荒川の河川敷を自転車で走っていましたら、異様な光景に出会いま した。五色桜大橋のそばで警視庁のボートがきていて河川敷には車や人が大勢集まっています。なにげなくデジ カメで船などの景色を撮っていましたら、若い女性が近づいてきて、写真を撮るなと言います。理由がわかりま せんからなぜですかと聞いたら、見れば分るだろう、そんなに写真を撮って皆に見せたいのか・・・とぼろくそ に罵られて閉口しました。
   あとでわかったのはその女性の弟が川へ落ちて探していたらしいのでしたが、たまたま通り かかった私にはそんな事はわかりません。事故の写真を撮りにきたわけではないのでその場は離れましたが、 家族などの関係者は勿論大変でしょうが、こういう事件の写真を撮るニュースカメラマンも大変だなとつくづく 思いました。この種のトラブルでは修学旅行の小学生168人が溺死した「紫雲丸事件」があります。船から 落ちて溺れている子供を撮った写真が新聞に出たものですから、「写真を撮っているような時間があったら、 なぜ木切れの一つでも探して放り込んでやらないのだ」などと侃侃諤諤の議論が起こったものでした。賛否はと もかく1枚の写真といえどもその背景には実に色々な問題をかかえているのを痛感します。
   先日はNHKTVで報道写真家「一の瀬泰造」のベトナム戦争で銃弾に打ち抜かれたカメ ラを見せながら、その中に残こっていたフィルムを再現する話が報道されていました。彼が最後に撮ったもの はなんだったかと・・写真にも色々なジャンルがあります。報道写真もその一つですが一枚の写真といえども、 歴史の証人として様々な意味を残したりするわけですから、写真を撮るのもいろいろ難しいものです。」
   http://homepage2.nifty.com/aonom/siunmarujiken.html
   http://www1.linkclub.or.jp/~ttakeshi/cahtml/ca10.html

(発行責任者:木村元一)


2 今月の特選デジカメ写真


 今月は、「デジカメ作品交歓会」の既刊#210号から#215号までに掲載 された写真のうち、6名の編集委員各々が選んだ「この1点!」計5点と、いつものように編集委員の投票に よって選ばれた5点を掲載します。掲載順序は発行号数に従います。


「スカイウオッチャー」が選んだ「この1点!」

#210a号から、木村元一さんの作品、「お祭りの子供」

作者コメント:   「二人でどこへ行くの・・大声で後ろの方からとおかぁさんが呼んでい ましたが、お構いなしで仲良く手をつないでドンドン・・(浅草神社にて)。」

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編集委員評:   「威勢のよいお祭りはやっぱりお江戸が本場ですね。 (お祭りに関しては「東京」と言うより「江戸」の方が下町の雰囲気ありますよね。)これから仲良くお祭りに行く んでしょうか。女の子の緊張した様子、にっこり笑った男の子との表情の違いが良いですね。女は度胸、男は愛嬌と 言ったところですか。(時代は変わりましたね) (黄色の半纏の子は男の子ですよね?)表情豊かに撮れていて 良いですね。又、袋に入った金魚が「夏」を感じさせます。スナップ写真として秀逸だと思います。」(by スカイウオッチャー)


「風来坊」と「桃源」が選んだ「この1点!」

#210b号から、木村元一さんの作品、「三社祭の雑踏」

作者コメント:   「浅草寺宝蔵門辺りの混雑です。1964年に大谷米太郎氏(ホテル大谷 などの実業家)から寄進されたのが宝蔵門である。ちなみに仲見世の入り口の雷門は松下幸之助氏の寄進に なるものです。記念写真スポットで、いつも写真を撮っている人が多いんですが、きょうばかりはゆっくり 写真というわけには行きませんでした。
   入谷の氏神様は小野照崎神社で、こちらも祭礼で賑わっていましたが、観光客の圧倒的に 多い浅草の方が写真を撮るのは気楽ですね。」

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編集委員評:   「浅草神社の雑踏という題で、作者は5枚の組写真を掲載し ていますが、情景描写に主眼を置けば、神社の屋根や門を入れた構図に分があるように思いますが、余分なもの をカットしたこの1枚は、担ぎ手の鉢巻頭の左上方には神輿が見え・・そしてそれを取り囲む見物客の無限の 広がり、動きを感じさせ、迫力のある芸術性の高い写真に仕上がった1枚ではないでしょうか。あれもこれもと 欲張るより、主題を画面いっぱいに配置することで、写真に迫力を感じさせることに成功した写真だといえるで しょう。欲を言えば、神輿をもう少し入れてほしかったと思います。」(by 風来坊)

編集委員評:   「柿色の鉢巻きが人の流れを示している。人の力、流れの方向 がわかる。日本人が目的に向かって力を結集している様子が見える。祭りである。本来の祭りはやはり人々の力の 結集であったのであろう。政が弱く、お粗末な昨今、この力の結集が欲しい。木村さんは何処からこの写真を撮っ たのであろうかと思いつつ。」(by 桃源)



「B&W」が選んだ「この1点!」

#211a号から、百瀬さんの作品、「信州の新緑」

作者コメント:   「近くの塩尻峠で、新緑をデジカメってきました。 間もなく深緑になろうとするところです。あたり一面鮮やかな緑で、切り取るのに迷いました。」

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編集委員評:   「信州の新緑と題した百瀬さんの作品は4点ありますが、いずれも 百瀬さんの熟練した写真技術を示すすばらしい作品です。4点とも樹木の葉を逆光でとらえていますが、これは結構 難しいことで、デジカメの場合しばしばラチチュード(ダイナミック・レンジ)の不足から白トビの問題に遭遇しま す。百瀬さんの作品では恐らく陽光が穏やかに差すシチュエーションを選ぶか、葉を画面全体に配することで克服し ていると思はれます。本欄でとりあげた作品は楓の葉を浮かび上がらせ又重なる葉の影を映して立体感を出すのに 成功しています。新緑の色彩がなんともいえず美しいですね。2点目は百瀬さんの写真の技量が光る作品で、葉を 透過して影を映さしめている前面からの光と、(想像するに)レフ板で返して葉の面に映した木漏れ日の光が見事な 対照をなしています。惜しむらくは葉が虫食いのものであることですが、それも自然のありのままの姿だという意見 もあることでしょう。3点目はイチョウの葉があたかも空に舞う扇か蝶のように感じられ、動中の静かはたまた 静中の動かという言葉が浮かんできます。4点目は深い緑から明るい緑までの緑色の大合唱という感がありま す。どの作品も「癒しの色グリーン」を見事に撮りきっています。」(by B&W)


「無精ひげ」が選んだ「この1点!」

#212c号から、野澤正之さんの作品、「ハクセキレイ」

作者コメント:   「ドライブを楽しみながら風景や花の写真を撮っている と、野鳥の写真を撮るのが億劫になってきます。山へ行けば、林業用の林道は入り口を柵でふさがれ、下刈りも 間伐もされていないので、登るのが難儀です。川原は、もう葦やすすきが2メートルにもなっていて、三脚を 自由に動かせません。ようやくポイントを見つけても、暑さと虫に責められながら、1日中ブラインドにひそん でいるのは、鬱陶しいかぎりです。それでも、いいショットをものにしたときの満足感が忘れられず、出かけて しまうのですが・・・・・セグロセキレイ、ハクセキレイ、キセキレイ、タヒバリ、モズを撮りました。」

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編集委員評:   「好きこそ物の上手なれ。望遠レンズがあれば、誰でも 直ぐに可愛らしい野鳥の写真が、撮影でき映像が出来るものではありません。季節ごとの野鳥の生態を理解し て、ねぐらと餌をとる場所の縄張りを見つけたら、カメラを設置し人の気配を消して隠れ、野鳥が写真映りの 良い形状になるのを、ひたすら待たねばなりません。シャッター・チャンスに恵まれ、何コマも数多く撮影し て、最上のワン・ショットが撮れれば、苦労が報われますがいつでもそうなるとは限りません。
   野澤さんの野鳥5点は、どれもピントがシャープで形もシャッターチャンスの構図も 優れ、素晴らしい写真の出来栄えです。さぞかし沢山の中から、選ばれた映像であろうと、おもいます。私は 特に4枚目の河原で撮影された「ハクセキレイ」が気に入りました。これからまさに飛び立とうとする瞬間の、 水面から片足が浮かび、高速シャッターで水紋が停止しているのに、振り上げた両方の羽根の先端に、動きの ブレが見える、「動中の停止画像」は写真ならではの、醍醐味と云えるでしょう。
   野澤さん。これからも野鳥三昧で、我々にも素晴らしい映像を、楽しませてくださること を期待しています。」(by 無精ひげ)


「うぐいす」が選んだ「この1点!」

#214号から、TERUさん(浅野照子さん)の作品、「室生寺の周辺散策」

作者コメント:   「国宝の五重塔が 平成10年の台風で おおきな損傷を受けましたが 12年に修復されました。「そそそそそ]といわれて、奥深い山の中にあります。」

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編集委員評:   「五重の塔というのは、このお釈迦様の卒塔婆を巨大化させ、 建築と化したものだそうですね。釈迦の遺骨である仏舎利が安置され骨を埋め、その上に卒塔婆を立てるという形 式が建築化して五重の塔が生まれたとか。
   室生寺の五重塔は平安時代に創建されたもので、平成10年9号台風のため大木が倒れかかって 大きな損傷を受け、そのご関係者の努力で足かけ3年をかけこれまた付近の大木を利用して平成12年復元された そうです。
   現場に立てば写真とはまた違った趣があると思いますが、平地に立つ五重塔の多い中で、周りを 木々に囲まれた緑深い深山幽谷に立つ五重の塔の姿は国宝に指定されるだけの格別の風格を感じます。厳しい修行の 女子禁制の高野山に対し、女性にも開放され「女人高野」とも呼ばれる優しい一面のある室生寺です。土門拳氏の 法隆寺から始まる「古寺巡礼」も「室生寺」から受けた感銘が土台になっているのでしょう。
   写真ですが、落ち着いた構図で五重塔の重厚さが良く出ていると思います。五層目が見えないの は残念ですが、それだけ森の深さを示しているのでしょう。浅野さんからは沢山いい写真を送くってもらってるん ですが、なかなか取り上げる機会がなかったのでした。水煙、相輪や屋根の作りなども色々と変化があるようですか ら、土門拳氏がいうように五重塔も含めて室生寺をご自分の富士山にして撮りまくってもらえば更に興味深いものが 出来るのではないでしょうか?」(by うぐいす)


編集委員の投票で選んだ作品(計5点)

#210b号から、和さん(富永和子さん)の作品、「何の花かな」

作者コメント:   「長野の知り合いの家にふきが咲いていました。今頃 藤も咲いていました。名前のわからない花もありました。なんでしょうか?」

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編集委員評:   「フキの横に咲いていた花との事でしたが、変わった花ですね。 花の名前はともかく写真としてまとまっていてきれいです。こんな風に撮ってみたいですね。富永さんの写真は 女性らしくこまやかに神経の行き届いた作品が多くいつも楽しませてもらっています。ブレもなく細い線もきれいに 分離し、バックも適当にボケていてマクロの見本のようです。花の名前は調べましたがちよっとわかりませんでした。 何と言うんでしょうね? 皆さんへのクイズです。(^○^)。」(by うぐいす)


#212a号から、神谷秀樹さんの作品、「秋田にて-奥入瀬渓谷」

作者コメント:   「久しぶりです。北海道に来てから少し余裕が出てきました。 先々週青森に行ってきました。一部を送ります。まだ高山植物には少し早かったようです。」

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編集委員評: 「奥入瀬渓谷の豊かな自然が良く撮れていると思います。急流の水の流れが 迫力を出しています。うまく表現できていると思います。左前方の岩、迫力ある水の流れ、背景の緑が奥行きを出 しています。奥入瀬は紅葉がきれいですが新緑も絵になりますね。私的には、中央の岩に生えた木が不思議なバラ ンスをとっている気がします。木が有ったほうが良いのか、はたまた、木がないほうがすっきりしてよいのか。」 (by スカイウオッチャー)


#212c号から、糠谷健三さんの作品、「憩う」

作者コメント:   「土曜日は休みで今日はデジカメをしました。久しぶりに 虫の接写をしました。去年のとかわりばえしないですね。テレスコマイクロを使ってみたかったので、公園にて 写してみました。題して[憩う]ですあまり顔などが真正面に写らないように気くばりしたのですが… 2003 年6月7日。」

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編集委員評:   「母が主役ではあるが、子供に焦点が向いている。糟谷さん は、人類の将来に期待しているのだろう。それにしてもこのお母さんの母性は麗しい。私もこんな母をどこかで覚 えている。いつまでもこの親子の幸せが続きますように。」(by 桃源)


#213号から、松本 貞夫さんの作品、「沖縄にて」

作者コメント:   「沖縄に行って来ました。街路樹の名も知らぬ木が綺麗な花をつけていました。」

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編集委員評:   「この作品の最も素晴らしいところは、空の青と街路樹の 緑、そして主役の赤い花のコントラストの美しさでしょう。画面に占めるそれぞれの面積もバランスが良いと 思います。また、カラー写真でしか表現出来ない作品と言えるでしょう。そして、前方に続く頭上の枝を中景 に入れることで花のトンネルが続く空間の広がりを感じさせる、構図の上手さがこの作品を見る人に想像力を かきたて、歩いてみたいという思いを抱かせるのではないでしょうか?」(by 風来坊)


#214号から、和田義弘さんの作品、「平安神宮にて」

作者コメント:   「数多くの皆様の素晴らしい画像、感動しながら見せて 頂いています。先日、京都の平安神宮に行って来ました。「花菖蒲、睡蓮、河骨が満開です」という入口の案内に つられて庭園に入り、数枚撮ってきました。」

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編集委員評:   「京都の平安神宮は、明治になって造営された、日本神社 建築の代表であり修学旅行の名所です。建物裏手の回遊式日本庭園の南・西・中・東神苑は、大正期に造園された そうで、拝観には入園料をとるほど、さぞかし立派な庭園なのでしょう。
   「菖蒲池の風景」は、京都市内の平安神宮の神苑と云われなければ、どこの菖蒲園なのか不明 なのは残念です。場所を説明して、咲き誇る菖蒲の花や、それを見ている人たちなどの「みどころ景色」が欲しい です。「菖蒲の花にとまるトンボ」は、構図・露光色彩・シャッターチャンスともども、良い出来です。「紅色の 蓮花」は、日の丸構図といわれる主題をファインダー中心にしてピント合わせしたままですが、美人の紅花にすく われています。「河骨の花」は、珍しい花をみせて戴きました。図鑑によると、雌蕊おしべが特長有る形状してい るようです。小さい花なので、撮影条件などから、この写真に求めるのは無理なようです。
   デジタル写真は、消耗品的ランニング・コストがかかりませんので、数多く撮影して、撮影条 件と映像効果などのを経験を蓄積して、和田さんの知性と教養から、主題・モチーフを選び、和田式構図で撮影し て、和田式写真様式を確立してください。」(by 無精ひげ)




3 今月のデジカメ関連サイト・ピックアップ


   今月のおすすめサイトはインドのアマチュア写真家Manoj C. Sindhgi(マノジ・シンギ)のウェブサイトです。 http://www.geocities.com/SoHo/Studios/8487/

   今月掲載のデジカメ作品は、選考委員が選んだ「この1点!」が 半数ありますが、このウェブサイトはどちらかというと「この1点!」で勝負している感があります。そういう意味で 気軽に見られるサイトです。とはいえシンギさんの「この1点!」は素晴らしい写真です。この3匹の猿の 写真は英国放送協会(BBC)が主催する「2002年度野生動物写真家コンペ」で推薦作品に選ばれたそうで す。(BBCは野生動物の月刊写真誌を発行しています。)

   今月御紹介するシンギさんは小児科のお医者さんですが、自然写真に 力を入れており多くの賞を受賞したと言うことです。特にイギリスの「王立写真協会」から一般会員とは別格の 準殊勲会員という名誉ある称号を認められたそうです。 ギャラリー には色鮮やかな蝶や鳥、インドやアフリカの動物の写真があります。特に変わった構図や、背景との組み合わせ に乏しいと思われるものが主ですが、シャープフォーカスできれいな写真です。望遠は最大で500mmなので被写体にかなり接近しての命がけ (?)の撮影だったかもしれません。


4 今月のおすすめフリーソフト

   本欄では、デジカメ関係のフリー・ソフトをご紹介する趣向です。
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   本月のお勧めは、デジタル・イメージを絵画風に変換する日本語のフリーソフト絵師のえそらごとです。

   ダウンロードはここから http://www.esola.co.jp

   使い方は ここをクリックして下さい。

   多くの総合画像処理ソフトには特殊フィルターとしてイメージを絵画調 に仕上げる機能が付いています(組みこまれているか又はプラグイン)。残念ながら月刊3号にご紹介した イメージ・フィルターにはありません。幸いなことにスタンドアローンソフト(個別ソフト)では市販のものから フリ−ソフトまで様々なものがあります。有名なものでは英国製のフォトショップ・プラグインの BUZZ・バズという 有料ソフトがあります。こうしたフィルターは、純粋に写真を追求するアマチュア・カメラマンには「邪道」 に思えるようで、筆者もあるデジカメ関係のリストで「絵画風大好き派」と「純粋写真派」との大論戦を 目にした(実際は読んだ)ことがあります。
   今月紹介します絵師のえそらごとは簡単な入力でイメージの絵画化が出来ます。 作風を色々変えることが出来、絵画化を途中でストップしてその度合いをコントロール出来ます。 また予め条件をセットした「絵師」をダウンロードすることも出来ます。遊び心が旺盛な方、時間とヒマをもて あましている方には特にお薦めです。どんなものか試される場合は、画面のサイズが小さいイメージをお使い下さい(一発処理でなく 徐々に徐々に画面が変化しますので、細かい仕事をする「絵師」の場合大きい画面だと時間をたっぷりかけます)。



5 デジカメ技術のおさらいレッスン

   この欄は、読者の皆さんが身につけたデジカメ技術の基本を、 もう一度おさらいすることを目的にしております。今月は、「ホワイトバランス」についてです。リンクを多用します。

   1. デジタルカメラ撮影の“基本のキ”ホワイトバランスと色の話
   2.実用的なホワイトバランス設定
   3.絵で見るデジカメノイズ辞典ーホワイトバランス
   上記3.の中段〔日陰)左の写真はデジカメ写真によく現れる現象(写真が青みがかったり、 紫がかる)で「デジカメ風景交歓」の掲載写真にも時々見られます。
   ホワイトバランスも高級機になると色温度で設定できるものもありますが、どんな デジカメでも少なくとも、晴天、曇天、白色光、蛍光灯の設定は有ると思います。筆者は大概の場合 「晴天」と「曇天」を使っていますが、室内撮影や光線の状態が複雑な場合は、コダック18%グレイ・ カードを用いてカメラの持つカスタム・ホワイトバランス機構でホワイトバランスをかなり正確に合わせま す。18%グレイ・カードとは18%の反射率をもつ灰色に塗られた厚紙で,写真専門店で販売されています。

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   右の小さいカードは携帯に便利です。使い方は簡単で、カメラのホワイトバランスをカス タムにセットし、被写体近くにカードを置き、カードが画面一杯になるようにしてシャッターを切り被写体に当 たる光線のホワイトバランスを決定します。もしお持ちのデジカメにカスタムホワイトバランス機構があれば、 このコダック18%グレイ・カードはデジカメ撮影に有力な味方となります。

6 編集後記


 「月刊デジカメ作品第7号」いかがでしたでしょうか?

   先月号の編集後記でペンタックスの*ist DとオリンパスのFour Thirds Systemについて触れましたが、先日Four Thirds System第一弾のオリンパスE−1が発表されました。 (CCDはコダック製。)
   オリンパスE−1
   コダックKAF-5101CE CCD イメージセンサー
   プロ仕様ということで、発表されたレンズには「ズイコー」の名がつけられています。実売価格 がどうなるかは判りませんが、筆者には手が届かない代物でしょう。特筆すべきはデジタル一眼でよく問題にな るCCDのゴミを超音波で除去する技術が採用されています。
   ペンタックスの*ist Dはここから。
   アマチュア向け機種が出され価格がこなれてきて、レンズメーカーから比較的安価な対応品が 出てくるまでにはあと数年はかかることでしょう。待ち遠しくなりますね。

   より良いメールマガジンを作り上げようと思っておりますので、皆様のご意見、ご批判、お励まし、お待ち しております。

 どうぞメール・マガジン「デジカメ作品交換会」にふるって御投稿下さい。
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 月刊誌の編集委員も募集しています。是非ご連絡下さい。編集局のメールの宛先は、 木村 又は神原です。
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   デジカメ作品交歓会200号記念CD−ROMを纏めました。 創刊から200号までをおさめてあります。ご希望の方は送り先を連絡ください。

 それでは皆さんの力作、楽しみにしています。ごきげんよう!


「月刊デジカメ作品」編集局
発行責任者:木村元一
編集責任者:神原幹郎
編集委員:うぐいす、無精ひげ、桃源、風来坊、スカイウオッチャー、B&W