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DigicameTitle.gif姉妹誌

第26号

平成17年2月6日発行
ホームページは digicamworks.net

(下記廃刊後記入)

   (「月刊デジカメ作品」は廃刊なっています。
続刊はデジカメワークス」(ここをクリック)をお楽しみください。)

1 はじめに

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Ansel Photo

   「大相撲初場所は朝青龍の圧勝で終わりました。ところで、この相撲を仕切る行司 の持つ軍配は表は天を表し龍、裏は大地を表し虎が当てられています。隅田川の蔵前橋と両国橋の間のテラスの壁画に大 きなレリーフが描かれています。竜虎相打つ世界です。300号記念CDの始めの方#7、#9に掲載してあります。
   ところで写真の世界では龍と虎は全く異質の存在です。例えば生物としての「龍」の絵は描けますが、 写真は撮れません。なぜなら物質的な実体がないからです。写真は形而下の世界でのみ機能を発揮できるツールです。神 仏や人間の精神活動の多くの形而上の世界は想像を駆使したり偶像を介して絵や彫刻にすることはできますが、写真では その絵や彫刻を介在させて撮ることは出来ても直接撮ることは不可能です。従って、写真を使って形而上の世界を表現し ようとすれば部品を集めてコラボーレーションやモンタージュや各種の画像処理の手法を活用して創作することになるで しょう。
   これが可能なのがデジカメの従来のフィルムカメラとの本質的な違いの一つです。デジカメは始まっ たばかりです。遺産として引き継がざるをえない銀塩時代の諸法則や経験は勿論沢山ありますが、また必要のないものも あります。新しいデバイス、デジカメの活用は緒についたばかりなのです。デジカメ写真は本質的に様々な加工を期待さ れている面も含んでいるのです。これによって銀塩写真では出来なかったもので可能になることも色々と出てきます。と にかくデジカメは銀塩カメラが機能を拡張してのみ発達してきたものではないということを自覚しなければなりまぜん。 今までの銀塩写真時代に出来なかった各種の画像処理は、単に技術的に困難だったにすぎないものも多いのです。コンピ ューターやインターネットというかっては存在しなかった技術のバックアッブを受けていることを忘れてはいけません。 私たちが積極的に新しい世界を模索してみるとアートとしての新分野が開けるかもしれません。デジカメはまだまだ様々 な可能性を残しています。新しい皮袋はできたが、相変わらず古いぶどう酒をいれるのか、あるいはこれに入れる新しい ぶどう酒、作品を生み出せるかどうか。デジタル時代、今後ますます頭を柔軟にして対応していかなければならない事で しょう。」(発行責任者:木村元一)



2 今月の特選デジカメ写真


   本欄のコンセプトは、過去1ヶ月(締切りは毎月19日)に姉妹紙 「デジカメ作品交歓会」に掲載されたデジタル・イメージ(デジカメ・イメージ、スキャンされた銀塩イ メージ)の一部を、編集委員の推薦・投票によって選び、あわせて編集委員の論評をつけて読者の皆様にじっく りと作品鑑賞をしていただくという目的を持ったものです。読者の皆様方からのご推薦も受け付け ますので、是非編集局までお寄せ下さい。

   推薦では、全国各地の風物,季節の話題、生活風景等の写真を読者の間で分かち合うこ とを目的としている姉妹紙「デジカメ作品交歓会」の性格上、それらが選択の一要素となります。また、 新しい芸術表現の可能性を秘めているデジタル画像を扱う故に、自由な表現形式も高く評価され、本誌で はそれらを推奨致します。所謂一般の写真コンテストにおける如き、優れた写真技術、写真撮影の難度、 及びある程度確立された審美感に基づく厳正な評価は、もとより素人集団である編集局には無理がありま す。従って、これらの評価要素に関しては、各編集委員のそれまでの人生経験、写真経験、美的感覚等に 基づくものになります。

   デジタルイメージをモニター上で正しく見る際には、モニターが正しく補正されてい ることが条件となります。補正にはそれなりのソフトウェア、機器が必要とされますが、それが無い場合 、最低限必要とされるのはモニターの明るさとコントラストを調整することです。下に示した画像を使い 簡易補正されることをお薦めします。

   明るさの補正は下の画像の特に最両端の白と黒が隣り合わせるものと区別できるよう にモニターを調節します。

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   上記の明るさと色の補正を行うウェブサイト、 EasyRGB.com でモニターの色の補正をされることもお勧めします。詳しくは http://digicamworks.net/Gekkan/EasyRGB/EasyRGB.htmでのモニター補正の仕方をご参照下さい。

   今月は、「デジカメ作品交歓会」の既刊#331号から#345号までに掲載 された写真のうち、6名の編集委員各々が選んだ「この1点!」23点と、編集委員と読者の投票によって選ばれた9点、 計32点を掲載します。順不同です。



「ジェイ」が選んだ「この1点!」

#331b号から木村 元一さん(東京都台東区)の作品、 「羽子板市」

作者コメント:   「前回の続きです。羽子板市にはだるまや羽根の店もでていました。 勿論たこ焼き、焼き鳥などの軽食堂もたくさんでていました。凧もやってますね。下の二点は羽子板市から歳の市の間のつ かの間の静かな?仲見世です。福助がぶらさがっていました。350円の招き猫を買ってきました。」

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編集委員評:   「年末恒例の羽子板市のスナップですが、裸電球がこの場の雰囲気 を良く表しています。何気ない光景ですが、親子あるいは祖母と孫連れが店の親父に品定めを頼んでいるのか、話し声が 聞こえてきそうです。画面構成に無駄がなく安心してこのほのぼのとしたスナップを見ることが出来ます。」 (by ジェイ)


「スカイウオッチャー」が選んだ「この1点!」

#331c号から上野 さん(東京都渋谷区)の作品、「代々木公園にて」

作者コメント:   「久しぶりに晴れた休日、代々木公園に出かけました。12月と はいえ暖かい一日でしたよ。夕日がこの位置にくるまで30分ほど待ちました。都会の中で森林浴もいいものです。」

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編集委員評:   「やわらかい光ですね。光の粒を感じました。光は粒子だとい われていますがまさにそのとおりですね。時間を掛けて撮影のタイミングを計られたとのこと。待たれた甲斐があり ましたね。静かな暖かさただよう写真です。」(by スカイウオッチャー)


「スカイウオッチャー」が選んだ「この1点!」

#334号から 昭子さん(東京都港区)の作品、 「泉岳寺・年の暮れ」

作者コメント:   「我が家のすぐ近くに有名な泉岳寺があります。ここへ引っ越して きてもう 20余年、始めの頃こそ時折立ち寄っていましたが、だんだん、ただ門前を通り過ぎるだけになっていました。
   ところが、1年ほど前から写真を撮るようになって、しばしば訪れるようになりました。桜、紅葉、 義士祭、そして参詣する人々の様子、、、。写したいものがこれほどあったとは、我ながら驚くほどでした。
   昨日は思いがけず初雪が降りました。新年を迎える準備の整った泉岳寺が一段とすがすがしさが増 したように感じられました。」

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編集委員評:   「スローシャッターを使って雪がうまく表現されていますね。泉岳 寺の静かな情景だったと思いますが逆に雪の軌跡によって画面に動きを感じました。ダイナミックな写真だと思うのは 私だけでしょうか?」(by スカイウオッチャー)


「スカイウオッチャー」が選んだ「この1点!」

#339号から 「さむ」さん の作品、 「バリ島」

作者コメント:   「デジカメ作品・交換会のメルマガをいつも楽しませてもらっ ています。少し前になりますが、11月に行ったバリ島の写真を送ります。Webアルバムのサイトにもアップしてい るので、こちらもあわせて紹介します。
http://qrl.jp/?160605
いつも素晴らしい写真をありがとうございます。今年もよろしくお願いします。」

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編集委員評:   「青い空、青い海、穏やかな景色ですね。波の音が聞こえそう です。単調になりそうな風景ですが笠を被った女性が面白さを出しています。この海岸に座った女性は何を見ている んでしょうね。遠く離れた恋人のことを思っているんでしょうか。色々と想像することが楽しみになる写真ですね。」 (by スカイウオッチャー)


「風来坊」が選んだ「この1点!」

選者コメント:   「良いのですが、もう少しこうすれば・・・という作品を選んでいます。」 (by 風来坊)


#334号から 昭子さん(東京都港区)の作品、 「泉岳寺・年の暮れ」

作者コメント:   前述。

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編集委員評:   「雪の泉岳寺、傘をさした参拝者を配置し、雪の雰囲気がよく出て いますね。大屋根を大きく撮り入れているのも良いと思います。望遠で撮っているのでしょうか?左に大きく面積を占め ている近景の木立はもう少し面積を小さくしたいですね。無くても良いように思います。屋根と人と雪で絵作り出来そう です。また、参拝者の足元がカットされているのが残念に思います。私なら、参拝者に今一歩近づいて、低いカメラ目線 で、参拝者の全身を入れ、大屋根を見上げる構図も撮ってみます。また、フラッシュを使って、雪を水玉模様に写しこむ のも面白いかもしれませんね。明るさとコントラストをもう少しきかせても良いですね。」(by 風来坊)

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「風来坊」が選んだ「この1点!」

#333号から、木村 元一 さん(東京都台東区)の作品、「荒川にて」

作者コメント:   「菊ですが、密植されて綺麗に咲いています。菜の花かなと思っ て見にいったんですが、菊でした。」

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編集委員評:   「春を感じさせる、手前の黄色い花と列車を写しこんだ鉄橋、そして 青空と雲、都会の中にあって、ほっとする風景ではないでしょうか。主役と脇役という目で見ると、手前の花でしょうか、 それとも、鉄橋と列車でしょうか?後者であれば、鉄橋の一部が花で隠れて構図的には、もう少し左から、鉄橋をもう少し 奥まで描写しても良かったのでは?と思います。少し全体に赤みが強いように思います。少し明るくし、赤みを減じてみま した。」(by 風来坊)

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「風来坊」が選んだ「この1点!」

#342号から、金子 久隆さん(神奈川県横浜市)の作品、「お友達」

作者コメント:   「寒中のさなか、穏やかな暖かな日に、横浜・山下公園へ、ゆりカ モメを撮りに出かけて来ました。沢山の人がお散歩に来ており、長閑な一日でした。」

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編集委員評:   「氷川丸の繋留鎖に仲良く並ぶかもめ(ユリカモメ?)達、遠景にみな とみらい21のビルを入れ、山下埠頭の美しい光景です。構図も良いですね。それにしても、12000トンの氷川丸、繋 留鎖の大きさに驚かされます。鎖の1個が、かもめの倍以上ありますね。私の液晶画面で見ると、少し緑で青空が濁ってい るように見えます。ガンマ補正を少し利かせ、緑を少し減じてみました。」(by 風来坊)

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「風来坊」が選んだ「この1点!」

#340号から、「裏道遍路人」 さん(東京都)の作品、 「勝鬨橋よりのパノラマ」

作者コメント:   「明けましておめでとう御座います、本年もよろしくおねがいしま す。皆さんのおかげでモニター見ながら初日の出を拝んだ気分、お参りしたつもりと、ものぐさしました。デジカメ送らせ ていただきます。」
   「建物全体を広角レンズ以外で撮るにはステッチングで作れば良いと思いテストの意味でパラノマ撮影 も試みましたカメラ縦位置で4枚にて作成。」

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編集委員評:   「東京も空気が綺麗になりましたね。パノラマで見ると余計綺麗さが 引き立って見えます。撮影ポイントの選定が良いですね。画質もシャープで、東京の観光宣伝ポスターにも使えるのでは? と思ったりします。ただ、つなぎ目が少し残っているのが少し残念ですね。レタッチで消去してみました。」 (by 風来坊)

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「ジェイ」が選んだ「この1点!」

#334号から、平井 寛さん(加古川市)の作品、 「平成17年1月1日、初日の出」

作者コメント:   「みぞれ混じりの雨がときどき降る中、開聞岳近くの一宮 (枚聞神社(ひらきき))に初詣に出かけ、初日の出は無理と諦めて、旅館で熟睡。朝、目が覚めると東の空に晴れ間が広 がっていました。慌てて、朝食もそこそこに、近くの浜へ出て初日の出を拝むことが出来ました。考えていた開聞岳を入れ た初日の出が撮れず残念でした。やがて、西の開聞岳も雲が晴れ、その全容を見せてくれました。」

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編集委員評:   「2005年の年頭を飾るのにふさわしい堂々とした初日ですね。 それにしても初日を覆うたなびく雲は何を表しているのでしょうか。暗雲立ち込めるものではなく、やがて綺麗に晴れて くる前兆のように思います。また波しぶきが初日に掛かっていますが、激動の予兆とも感じさせます。画面の構成にもこ の波しぶきは動きを与えており、まさにドンぴしゃりと言うところでしょうか。いずれにしても平井さんは先月号でも紹 介させてもらいましたが、光のマジシャンですね。」(by ジェイ)


「ジェイ」と「うぐい」が選んだ「この1点!」

#342号から、野澤 正之さん(八王子市)の作品、「野鳥の森公園」

作者コメント:   「富士の西湖の南側にある「野鳥の森公園」に行って来ました。 1週間前に降った雪も大分溶けてしまい、材木を組んだ大きな人工つららも氷が溶けて、構造があらわになっていました。 自然ではないので、こちらも写真で遊んでみました。」

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編集委員評:   「野澤さんは何を撮られてもテーマがはっきりしていて、シンプルで 判りやすく且つ色使いが綺麗ですが、今回は陰影の中に岩陰から日が覗くタイミングを上手く捕らえ、まさにダイヤモンド のような輝きを切り撮っています。このような光景はデジカメには大変厳しい撮影条件のように思いますが、野澤さんは難 なく撮っているようで、感動的な光景を見せてくれました。」(by ジェイ)

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編集委員評:   「翡翠の野澤さんですが、大砲のようなレンズを持ち歩いて納得のいく 鳥の姿が見えるまで何時間も待機して写真を撮っておられるとかで頭が下がります。
   こういう風景は北海道が専門かと思っていましたが、雪が溶けないとできないんですね。西湖あたりが 気候や地理的に丁度いい所なのでしょうか。そういえば霜柱というのもあまり寒いところではできないようですね。氷の世 界の不思議です。それにしても随分長いツララですが、繊細なつららの輝きは綺麗です。カラー写真でありながらモノクロ の世界を撮るという面白い趣向にもなっています。グラデーションもつららの鋭さを示すのに効果的です。マクロ写真など 翡翠や鳥以外の新境地も研究されているようで楽しみにしています。今後もいろいろ見せてくださるようお願いします。」 (by うぐい)


「ジェイ」が選んだ「この1点!」

#342号から、椿 勝彦さん(北海道)の作品、「丹頂鶴」

作者コメント:   「木村さん、神原さんお久しぶりです。
   k_tsubaki(北海道)です、昨年の11月から12月にかけて東京を経由して野暮用でオアフ島へ行きま したが、上手くゆけばコンサートを聴いて皆さんに会うことが出来るかと思っていましたが、残念ながらずれました(T_T)。 12日に、丹頂を撮りに2時起きをしました、何枚か投稿致します。」

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編集委員評:   「鶴がこのように下から翼を広げ、羽ばたく姿は私はあまり見かけた ことがありません。それにしても綺麗ですね。良いプロポーションで捉えられていると思います。北海道ならではと言うこ とも出来ますが、厳寒の北の大地で粘り強くカメラを構えていないとなかなかこういう光景は捉えることが出来ないことで しょう。北の素晴らしい風景や動植物を、これからも椿さんの視点でどんどん見せてください。」(by ジェイ)


「KASA」が選んだ「この1点!」

#331a号から、「みーちゃん」さん(枚方市)の作品、 「琵琶湖の夕雲」

作者コメント:   「題名 『琵琶湖半周観光二日目・後半』
   私達が泊まったのは琵琶湖じゃなくって「京都の大原」ですので念の為に!旦那の「保養所」が、京 都にある為、琵琶湖に結構近いので泊まった訳で、それにあっちこっち観光するので大原は泊まっても観光する所もない ですから・・・琵琶湖観光する為に泊まった感じデスね。
   ★因みに、大凧は願い事も書けるのでお札貰って書き込んで来年の五月に大凧が揚がる時に裏に願い事 の用紙は貼り付けて上げるそうです。私も当然に?願い事書いて専用箱に入れて来ましたーっ!(^へ^ゞ
   来年の正月明けか、二月の始め位に日本海の方にカニ食べに行く予定です。その時に、観光も出来る所 あれば・・・写真撮って来るつもりでいます。ほぼ、海沿いに在る所の国民宿舎にその時泊まります。
   今年もクリスマスがもう直ぐで終われば月も替わって来年の2005年ですネ。少し早いですが、皆さ んも、良い年を迎えて下さいねー。v(^0^*)/~~~。」

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編集委員評:   「綺麗な夕焼けだなとおもいました。先月も書きましたが、夕焼けは 露出をうまくマイナス補正して撮影したほうがうまくいくのですが、夕日が雲に反射している様子がうつくしい。手前に枯 れ木を持ってきたのもうまい演出だと思います。私のPCのディスプレイの加減か、少し、黒にしまりがないような気がしま すが、レベル補正を少しかけたほうがよりくっきり見えるかもしれません。もし、私のPCの関係でしたらご容赦ください。」 (by KASA)


「KASA」が選んだ「この1点!」

#340号から、和田 義弘さん(大阪市) の作品、 「十日えびす(今宮えびす)」

「今日は1月10日。世間では成人の日ですが、近畿地方では十日えびすの日でもあります。えびす神社 は商売繁盛の神様で、特に商売人は福笹を授かりにお参りをし、また、一年の初めの祭りとして賑わいます。デジカメも持 って行きましたが、狭い神社に多くの参拝客が詰め掛けるので、なかなか撮るのが難しく、中途半端な写真ばかりになりま した。」

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編集委員評:   「いい表情を捉えられましたね。個人的にはこの写真好きですね。 巫女さんをやっていらっしゃる女性の方でしょうか?プロのモデルさんではない、普通の方の、瞬間的な表情をうまく捉えて いると思います。アウトフォーカス気味の背後の女性もいい表情で、この写真の場合、いい脇役的な存在になっています。 それで、この手前の女性の表情が生きているのでしょうね。」(by KASA)


「KASA」が選んだ「この1点!」

#342号から、金子 久隆さん(神奈川県横浜市)の作品、「お友達」

作者コメント:   前述。

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編集委員評:   「この写真も非常に好きな一枚です。この鳥は人に慣れているので しょうが、この餌をやる方との距離感(非常に親しい)が現れた一枚だと思います。また、餌を食べに来た瞬間を見事に カメラに撮られたなと思います。」(by KASA)


「KASA」が選んだ「この1点!」

#345号から、野澤 正之 (八王子市)さんの作品、 「ヤマガラ」

作者コメント:   「廣井さんが”怒涛の発行ラッシュ”といわれましたが、本当に 次から次へとメールを開くのが楽しみになるほどですね。その為に割かれる時間と労力は大変なものと拝察します。寒い 季節ですから、無理をして風邪などひかれませんようにお願いします。
   などといいながら、ヤマガラの写真3点をお送りします。いつ撮ってもヤマガラの髭を垂らしたおっち ゃんのような、また蝶ネクタイをしてとぼけたパントマイムを演ずる姿は可愛いものです。御神籤をひくときより生き生き としています。」

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編集委員評:   「これも、前回書きましたが、鳥の写真は非常に難しいのです。また、 背景をこれだけぼかそうとすると、ぴんと合わせがなかなか難しくなってきます。それをうまく乗り越えてぴたりと撮影され ています。」(by KASA)


「うぐい」が選んだ「この1点!」

#331c号から、長谷川 輝義 さん(加古川市)の作品、「初冬の印象」

作者コメント:   「朽ち果てた切り株と落葉で初冬を表現してみました。例によって 近くの日岡公園です。」

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編集委員評:   「プラスチックと違って土に帰るものは見ていて気持ちが落ち着きま す。何となく魅力を感じて取り上げました。「一度生を得て滅せぬ者のあるべきか」信長も唄ったという「幸若の舞」の 一節ですが、植物とて同じ、天寿を終え、朽ちて大地に帰る大木の末路、消え行く姿を人目に晒しながらも添えられたモ ミジの一葉に彩られて光彩を放つ初冬のひと時、人の世のはかなさの写像かもしれません。長谷川さんのベテラン ぶりを示す写真です。」(by うぐい)


「うぐい」が選んだ「この1点!」

#336号から、代田 泰彦さん(所沢市)の作品、「寒牡丹」

作者コメント:   「珍しく大晦日に雪が降りました。所沢は10センチほど積もり、 長野生まれの本性は抑えようも無く雪かきをしたり、年甲斐も無く大いに楽しみました。翌元旦に何はさて置き、上野東 照宮に9:30分の開門を待ちました。同好のカメラマンが約10名開門を待ちながら寒牡丹の場所の情報交換をしまし た。」

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編集委員評:   「大晦日に雪が積もったので元旦の開門を待って撮影という熱心さが 出ていますね。良い写真をものにしようとすればそれくらいの努力が求められるんでしょうか。元旦から開園する方も 大変でしょうが、写真を撮りに出かけるのも大変ですね。雪国のようにドカ雪にならず、ちょうど見栄えのいい程度に 降るあたりはなかなか心にくい東京の雪です。写真は下方の雪がすこし広いようにも思いますが、これはトリミングで どうにでもなりますね。白い雪に真っ赤な牡丹、すぱらしいです。6日に寄ってみましたがもう雪はなく普通の寒牡丹 になっていました。ただ係りの女性が東京で寒牡丹を公開しているのはここだけですよ、と自慢げに話していました。 一年を元旦の牡丹から始められるのも平和な日本の姿でしょうね。いつまでも続けられることを祈念します。(ついで の余談ですが、私は朝寝坊でとても勤まりません(^○^))。」(by うぐい)


「うぐい」が選んだ「この1点!」

#338号から、平井 寛さん(加古川市)の作品、 「知覧の武家屋敷」

作者コメント:   「知覧町は、特攻隊で有名ですが、石垣で囲まれた武家屋敷とその 庭園も趣きのあるものでした。また、あちこちでは、漬物用の大根が干されていました。」

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編集委員評:   「250年前に建造された7つの屋敷が現在でも人が住み続ける家と して保存されているそうで屋敷の庭園は国指定名勝。しかも「日本の道百選」にも選ばれているとか。書院造りなのでし ょうか、広角で隅々まで鮮明に写っていてまず綺麗ですね。平井さんの写真はこの号の対象としても風景、山岳写真や生 物、建物など沢山ありますが、そのどれもが見事で特にこの写真を選ぶ理由もないようなのですが、平井さんの写真の中 ではちよっと雰囲気の違ったものなので選んでみました。それにしても平井さんの腕は冴えてますね。
   組み写真の説明の中にも書かれていますかが、武家屋敷のちかくには知覧特攻平和会館があります。 知覧特攻平和会館には特攻機にも使われた「飛燕」がも保存されているとかで懐かしい名前です。伊丹空港の近くに集団 疎開に行っていましたが、毎日キーンという金属音をたてて「飛燕」が飛び立っていました。いまでは日本にただ一機こ の記念館に残っているとか。」(by うぐい)


「B&W」が選んだ「この1点!」

#341号から、木藤 武雄さん(京都市中京区)の作品、「早朝の霜風景」

作者コメント:   「今年は寒い日が続きます。季節に合わせて早朝の霜風景 を送ります。」

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編集委員評:   「山際から差す朝日でしょうか、まるでスポットライトのように 農道を照らしています。そしてその光にに枯れた草や木の枝の霜が浮かび上がっています。寒い朝なのになにかほっと する情景です。きっと日の強さが増してお昼ごろには霜も溶けてしまうだろう予感がするからですね。凛とするされど 穏やかな冬の朝をとらえたいい作品です。」(by B&W)


「B&W」が選んだ「この1点!」

#338号から、平井 寛 さん(加古川市)の作品、「開聞岳」

作者コメント:   「12/31開聞岳を主に指宿界隈をデジカメしました、昼からは 晴れてきましたが、開聞岳はその頂上を見せてくれませんでした。」

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編集委員評:   「青い開聞岳をバックドロップにして波が飛沫をあげて海岸に押し 寄せています。一つとして同じ形にはならない波の表情を切り取って、冬の荒々しい海の姿が見事に描写されています。」(by B&W)


「B&W」が選んだ「この1点!」

#339号から、昭子 さん(東京都港区)の作品、「冬牡丹」

作者コメント:   「一昨日知人を鎌倉に訪ねた帰りに鎌倉八幡さまに寄り、冬牡丹 を撮ってきました。冬牡丹は見るのも初めてでしたが、藁囲いの下で寒さに耐えて咲いている姿は見事でした。午後3時過 ぎの、傾きかけたやわらかな陽射しが花々を暖かく照らしているのも印象的でした。」

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編集委員評:   「冬牡丹の写真は多くの方が投稿されていますが、この被写体は とても難しい被写体だと思います。何かひとひねりないとなかなか腑に落ちる絵にならないような気がします。「昭子」 さんのこの作品は光のスポットライトを浴びて花が飛び出していますね。着眼点がいいです。」(by B&W)


「B&W」が選んだ「この1点!」

#342号から、椿 勝彦さん(北海道)の作品、「丹頂鶴」

作者コメント:   前述

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編集委員評:   「鶴もまだ目を覚まさない早朝の薄明かりの中に川霧が立ち昇っ ています。霧氷を身に纏った木々の枝がセピア調の色合いが暗示するものを裏切るように厳寒の地の情景であることを 教えてくれます。寒さに時までが凍り付いて止まってしまったような風景ですね。」(by B&W)


編集委員と読者の投票で選んだ作品(計9点)


#336号から、木藤 武雄さん(京都市中京区)の作品、「真如堂の紅葉」

作者コメント:   「京風景四季折々。」

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編集委員評:   「良いチャンスに巡り合われた幸運な良い写真ですね。薄い 霧と木々や建物の隙間から射す太陽の光線が作り出す光の筋は、めったに遭遇出来ません。またこのような現象は普通 、数分間しか続きません。このチャンスを作品に生かされた作者の感性の高さが伺えます。特に、紅葉の赤のコントラ ストがとても綺麗ですね。欲を言えば、下をもっとカットし、上の面積を多く入れたかったですね。さらに欲張ると、 光の筋をもっと表現できれば素晴らしい作品に出来たように思います。」(by 風来坊)

読者評:   「緑と相まって紅葉の色が映えますね。」(by 和田 義弘さん)


#331a号から、井林 藤朗 さん(千葉県我孫子市)の作品、「マウントクック」

作者コメント:   「11月27日〜12月11日まで、ニュージーランドに行っ て来ました。」

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編集委員評:   「山と雲の写真は、山の天候が変わりやすいということも合って、 粘り強く待つ必要がありますが、よい場面を撮られたと思います。画面左から右へ強い風が吹き、尚且つ温度差が大 きいときにこういった雲は発生しますね。山と雲というテーマで撮ってみると、いろいろなバリエーションに富んだ 写真が撮影できると思います。時間ができたら屋テ見ようと思います。PCの画面の関係かもしれませんが、ちょっと 画面全体が眠い気がします。ややレベル補正をしてコントラストを強調してやると、この山のごつごつした感じが出 るかもしれません。下は僭越ですが、若干のレベル補正を加え、アンシャープマスクをかけてみたものです。ただ、 これは好みがありますので、これが絶対ではありませんので、ご了承ください。」(by KASA)

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#335号から、黒崎 亨さん(横浜市)の作品、「グランドエンジェル」

作者コメント:   「明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いい たします。さて、本年第1号の投稿は昨年大晦日に横浜の赤レンガ倉庫のイベント会場で開催された「Ground Angel」 の一こまをお届けします。平和への願いをコンセプトとした光と音のインスタレーション「グランドエンジェル」 (石井竜也プロデュース)は石畳の広場とレンガの壁面を活かし、空から舞い降りる平和の天使を三次元演出でダイナ ミックで幻想的に映し出していました。」

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編集委員評:   「夜の闇に輝く光の輪まるで浮かび上がっているようですね。文 字通り「エンゼルリング」です。きれいに撮れています。大きなイベントで人の出も多く思うような撮影ポイントを 取れない中での苦労がしのばれます。構図的には手前のリングが一部欠けていますがリングが欠けたことによる不完 全さが逆に画面に変化が出て想像力が増します。」(by スカイウオッチャー)

読者評:   「幻想的なすばらしい光の演出ですね。」(by 和田 義弘さん)


#340号から、野澤 正之さん(八王子市)の作品、「庭の野鳥」

作者コメント:   「間を空けてしまってすみません。大晦日に元先輩役員の葬儀が あったり、年が明けると福岡から孫達が来たり、送り出した後は、部屋の片付けやら、荒らされた庭や車の掃除やらで、 ようや10日にカメラを手にすることができました。とりあえず、庭の山茶花の蜜を吸いに来たメジロ2点、ヒヨドリ 1点、パンジー1点を送らせていただきます。宜しくお願いします。」

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編集委員評:   「いつもながら、野澤師匠のすばらしい、鮮明な小鳥の写真です。 一羽の小鳥でもここまで鮮明に撮るためには、長焦点レンズの性能とともに、出来るだけ近くに引き付けて撮らなけれ ばならず、経験と技術と忍耐が必要です、2羽となると、更に思い通りにカメラフレームに入ってくれる確立は少なく なります。2羽が仲良く(遊んでいる?) 並んでいる目白、この写真は、努力しても、めったに撮れない貴重な作品で はないでしょうか。」(by 風来坊)

読者評:   「鳥屋さんの野澤さん、かわせみも素晴らしいですがメジロにも感動しま した。」(by 和田 義弘さん)


#340号から、平井 寛さん(加古川市)の作品、「室戸岬の朝焼け」

作者コメント:   「1/9〜10 海面から昇る朝日とだるま夕日を撮ろうと室戸岬 に出かけてきました。天気は良かったのですが、水平線上には雲がたなびき、目的の写真は撮れませんでしたが、朝焼けと 蜃気楼、明けの明星を撮ってきました。相模原からも、お一人だるま夕日を目的に、もう4日ほど頑張っておられるアマチュ アが来られていて、熱の入れ方に感心しました。」

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編集委員評:   「朝焼けの空に明けの明星とまた空の深青から水平線の雲の深紅 にかけてのグラデーションが何とも言えませんね。これほどの諧調を描き切るのは余程の下準備あるいは技術的な裏 付けがあってのことではないでしょうか。当然縦の構図では空と海そして雲も含めた全体の配分が特に重要なポイン トになりますが、平井さんはセオリー通り空を大きく(最も海は諧調が出にくいですが)取り入れ、大きな広がりが 感じられる素晴らしい作品に仕上がっています。」(by ジェイ)


#340号から、木藤 武雄さん(京都市中京区)の作品、「成人式」

作者コメント:   「成人式を丹波篠山へ写しに行きました。」

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編集委員評:   「この作品には驚きました。足元だけを切り取った、目の付け所が すばらしいと思います。光線の状態も良く、振り袖の色柄もシャープに良く描写されています。男性の靴がすりへって いないのも良いですね。女性の後ろから、縁石に上がり、更につま先立ちになり、必死に何かを見ている新成人の姿、 気持ちが伝わってきます。残念なのは縁石をもう少し入れたかったですね。この作品を見られて、縁石に上がってつま 先立っていると気付かれた方は少ないのではないでしょうか?」(by 風来坊)

読者評:   「この写真の上にはどんな風景があるのでしょうか。」 (by 和田 義弘さん)


#343号から、関根さん(長野市)の作品、「どんと焼き」

作者コメント:   「1月9日、町内会の新年会のあと、この時期に恒例になって いる”どんと焼き” を行いました。正月の松飾りなどを焼き、一年の無病息災を祈るものです。公民館の前の空き地で 行いました。今年は、珍しく、雪が積もっており寒い中でしたが、コップ酒を飲みながら楽しく行われました。」

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編集委員評:   「昨年の#247aや月刊デジカメ作品14号で有本勝さん の明石の「左義長」が紹介されていましたが年中行事の火祭りとして各地で行われているですね。私も伊豆に引 っ越した頃、夜中に皆さんと連れ立ってダンゴを木の枝に刺して焼きに行ったりしたのをを懐かしく思い出しま す。関西ではドンド焼を左議長と云うのかと思っていましたが、関東でも左議長という所はあるようですね。い ずれにしてもお正月の飾り物を集めて燃す行事ですから、皆さんよくご存知でその年の稲の作柄を占ったり、書 初めが高くもえあがれば字が上手になるとか燃え方によっていろいろ占う神事でもあるようです。写真はドンド が燃え尽きる直前なのでしょうか、おいしそうに一杯やっている人達に対して焼け残っている達磨さんが恨めし そうですね。こちらをみているのが何となく気になります。下にもいますね。(^○^) 関根さんには夜半の寒い 所をご苦労様でした。各地に残る民俗行事は保存運動が盛んになってきているようですが、皆さんの所の色々な 行事をどんどん紹介していただきたいと思います。」(by うぐい)


#343号から、神原 幹郎(チリワック・カナダ)の作品、「語らう二人」

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編集委員評:   「ノースバンクーバーのこの二人は何を語っているのでしょうか。 女性はリラックスしてデッキに寄りかかり彼を見つめ、男性は視線を海に落としています。モノトーンに近いこのス ナップは夕闇迫る港にセンチメンタルな雰囲気を醸し出しています。またシルエットに見える二人の姿も同じ344 号にトリミングしたものを並べていますが、露光をアンダー気味にすればデジタルは以外にネガカラーのようにアン ダー部分の諧調を残していることを良く表わしています。これも神原さんの技術もさることながら、デジタルの奥行 きの深さを覗かせてくれている見本です。」(by ジェイ)

読者評:   「二人で何を語っているのでしょうか、昔を思い出している方も多いの では…。」(by 和田 義弘さん)


#343号から、松重 輝夫さん(春日部市)の作品、「情 念」

作者コメント:   「昨年暮れに 東京都庭園美術館へ 田原桂一 光の彫刻写真展 を見に行って来ました。その時催していた、夜の屋外建物に映し出される光のインスタレーションをデジカメで撮って来 ました。そのままでは田原桂一の作品ですから、私の作品にすべく能面をアレンジしてみました。「悲喜こもごも」、 「般若の館」、「情念」、の3点です。尚この能面は、私の義理の弟が趣味で打っていて、私のために彫ってプレゼント してくれた物です。」

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編集委員評:   「能面と彫刻写真展の景色という2つの被写体を重ね合わせて幻想 的で不思議な世界を表現されています。このような写真は見る人によっては好き嫌いが大きいと思います。写真ではな い?と言われる方もいらっしゃるかも知れませんが、フィルムカメラでは、2重撮りの機能を使ったり、一旦撮ったフ ィルムをカメラに再装填して、2重撮りをしたり、プリント時に2重焼きやフィルムの重ね焼きをしたりして、このよ うな写真を作っていました。高等な技術や暗室の設備が必要で、一般のアマチュアでは難しいジャンルだったと言えま す。
   デジカメ時代に入り、暗室が無くても、レタッチソフトで、2枚の写真を使って、容易にこのよう な合成を行なうことが出来ます。作者がどちらでこの作品を作られたかは不明ですが、一つの写真表現の方法として、 デジカメ交歓会に一石を投じて頂いたのではないでしょうか。」(by 風来坊)



3 今月のデジカメ関連サイト・ピックアップ

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Ansel Adams

   今月のお薦めウェブサイトは、アメリカの風景写真家Ansel Adams( アンセル・アダムス)、の風景写真のいくつかを載せた Ansel Adams Landscapesというウェブページです。

   アンセル・アダムスについてはいつか「こってりとした」(^_-)内容の記事をお 届けしたいと思いますが、今月号ではなにも先入観なくじっくりとその作品をご鑑賞ください。

   
砂丘

   
教会、タオス・プエブロ、ニューメキシコ、1942

   
エル・カピタン、ヨセミテ

   
アスペン、ニューメキシコ北部、1958

   
ウイリアムソン山、シエラネバダ、マンザナ・カルフォルニアから、1945

   
冬嵐のあと、ヨセミテ国立公園、1937

   
月昇、エルナンデス、ニューメキシコ、1941

   
マーセド川

   
夕雲、エラリー湖、シエラネバダ、カルフォルニア

   
谷の入り口、冬、ヨセミテ国立公園、カルフォルニア

   
スーア岬、嵐、ビッグ・スーア、カルフォルニア

   
ストーニー峠からのマッキンレー山、デナリ国立公園、アラスカ

   
樫の木、冬嵐、ヨセミテ国立公園、1948

   
エル・カピタン、冬、日昇、ヨセミテ国立公園、1968

   
地層のある風景、グランドキャニオン国立公園、アリゾナ

   
アスペン、ニューメキシコ北部、1958

   
嵐去る、ソノマ郡の丘、カルフォルニア

   
葉っぱ、霜、切り株、十月の朝、ヨセミテ国立公園

   
雨後の道路、北海岸、カルフォルニア

   
マウント・ロブソン、ジャスパー国立公園、カナダ

   
月とハーフ・ドーム、ヨセミテ谷、1060

   
ミナレッツ、夕雲、カルフォルニア、1937頃

   
ネバダ滝、虹、ヨセミテ谷、1947

   
一枚岩、ハーフ・ドーム壁、ヨセミテ谷、カルフォルニア、1927頃

   
マクドナルド湖、グレイシャー国立公園、モンタナ

   
テナヤ川、ドッグウッド、雨、ヨセミテ谷、1948頃

   
間欠泉溜、イェローストーン国立公園、ワイオミング


4 デジカメ技術のおさらいレッスン〜「その一」


   この欄は、読者の皆さんが身につけたデジカメ技術の基本を、もう一度おさら いすることを目的にしております。
   今月はデジカメ画像のシャドウ部を生かす簡単な技法、としゃれて言いいましょうか、2つある画像の 良いところを組み合わせる。と具体的に言いましょうか、とにかく画像編集ソフトの基礎的な使い方について勉強をして みましょう。

   まずは下の2つのトーテムポールの画像を見比べて下さい。

BlueSky.jpg ShadowDetail.jpg

   これらはRAWで撮影した画像ファイルをそのまま現像したものと (左、画像A)、明るさを上げコントラストを減らして現像した(右、画像B)JPEGファイルです。RAW ファイルの撮影条件は、Canon D Rebel, ISO200, F8.0, 1/400, WB auto, 絞り優先, 露出補正 -0.67、86mm,  でした。
   これを見ると、デジカメ画像ファイルは画像情報があるにもかかわらず、モニター上ではそれを 十分に見ることが出来ません。上記の2つの画像を見ると、深い色合いの青空は捨てがたいし(左、画像A)シャド ウ部のディテールも生かしたい(右、画像B)、というのがデジカメ人の自然な欲求になることでしょう。(^v^)

   例に挙げた画像のように比較的単純な構成要素からなるデジタルイメージでは、 明部(ハイライト部)から暗部(シャドウ部)をカバーしたより広いダイナミックレンジ(階調は別として)を持つ 画像に修正することが比較的簡単に出来ます。

   例に揚げたイメージに関しての簡単な修正方法の一つは、右の画像Bを土台にして 空の部分を選んでその色を深くする、というものです。もう一つの方法は、左の画像Aを土台として右の画像のシャドウ 部を選んでそれを左の画像に組み込む、というものです。これらの操作をした画像は、

s-Sky05.jpg s-TotemGrad.jpg

です。

   具体的なやり方については詳しく解説した 別ページがありますのでそれをご覧 下さい。例に使用した画像編集ソフトはペイント・ショップ・プロ9ですが、フォトショップ系(CSやエレメント)やその 他の一般的な画像ソフトでも同じことが出来ます。

    s-ShadowBar.jpgここをクリックして下さい

   画像編集ソフト機能のうち、画像の一部分の選択、切り取り、レイヤーとして貼 り付け、透明度(不透明度)の調整、等が勉強できます。



5 デジカメ技術のおさらいレッスン〜「その二」


   今月はもう一つの話題をおさらいしましょう。 本誌第23号の「デジカメ技術 のおさらいレッスン」で 「デジタルイメージのモノクロ化〜初歩編」を勉強しましたが、今月は中級編として「アンセル・アダマイズ(Ansel Adamize)」法、とチャネル分割法を勉強してみましょう。「アンセル・アダマイズ」するというのは造語ですが一般 的ではありません。但しモノクロにした結果を見ると確かに「アンセル・アダムス」風になります。(^v^) アンセル・アダムスはモノクロ写真の技法(ゾーンシステム)を完成させた人物ですが、それを一言で言うと「シャド ウのために露光しハイライトのために現像する」だそうです。

s-TotemAdamized.jpg
アンセル・アダマイズ法。上覧、画像Aを元に修正した画像を使用。

   「デジタルイメージのモノクロ化〜初歩編」ではモノクロ化の方法として、

   1   グレースケール(Grey or Gray Scale)変換法
   2   彩度(Saturation)を零にする方法
   3   チャネルミキサー(Channel Mixer)を使う方法

を勉強しました。
   これらの方法では通常ですと各色8ビット計24ビットの階調になりますが、今回おさらいする2種類 の方法はチャネル分割の後各色24ビットに増色するため、より階調表現が増えるはずです(残念ながら筆者にはそこまで見 る目がありません(*^_^*))。その他に目ぼしいテクニックは、色付けによりモノクロ印画紙の”色調”により近く仕上げ ることでしょうか。

   具体的なモノクロ化の手順を纏めた別ページがありますので、
s-MonochloBar.jpgここをクリックして下さい

   例によって例の如し、使用した画像編集ソフトはペイント・ショップ・プロ9で すが、フォトショップ系(CSやエレメント)やその他の一般的な画像ソフトでも同じことが出来ます。

   画像編集ソフト機能のうち、チャンネル分割法、明確化(?)Clarify、 レイヤーとして貼り付け、色合い/鮮やかさの調整、透明度(不透明度)の調整、単色効果、等が勉強でき ます。



   

6 今月のおすすめフリーソフト

AutoStitch.jpg

   本欄では、デジカメ関係のフリー・ソフトをご紹介する趣向です。今月は フリーパノラマソフト、AutoStitch(オートスティッチ)です。

   AutoStitch(オートスティッチ)は筆者の地元、BC州の ブリティッシュ・コロンビア大学(UBC)の人工知能研究室で開発された「世界初の完全自動2次元イメージ接合ソフト」 です。何が完全自動なのかというと、画像インプットの際その順番を気にすることなく、兎に角必要な画像を入力 さえしたらソフトが画像の配列、繋がりを自動的に判断して一枚の画像に仕上げてくれるからです。

   まずはどんな風にして画像が繋がるのか http://www.autostitch.net/ でご覧下さい。

   筆者が使用した限りではこのソフトの能力はすばらしいものがあります。 普通のパノラマソフトでは歯が立たなかった広角で撮った画像3枚組みと4枚組みを見事につなぎ合わせました。

   使用上の注意は特にありませんが、出来上がり画像の大きさは予め指定しないと いけません。Edit>Options>Output Size で指定します。出来上がりの画像の表示には御自分のPCのデフォー ルトの画像ビューアーが起動します。

   このソフトは優れもので、大いにお勧めします。ダウンロードは
    UBCのサイトです。



7 編集後記

   今月号の作品選考では大阪の和田義弘さんに参加していただきました。和田さん、 ありがとうございました。

   本誌でお馴染みの山田彰一プロのデジカメレビュー記事、 ビギナーのみならずプロのサブ機でも超面白い――E-300 が「ITMedia」に掲載されました。 この記事を読んでさっそくオリンパスE−300を購入された読者の方もいるようです。(^v^)

   キヤノンがどうやらキスデジタルの後継機のバーコードを確保したようです。 UPC Database Entry Canon Digital Rebel 350d。次のフィンランドのウェブページでは写真入りで EOS 350D (Rebel XT)として出ています。 Latest News and Rumors about the Canon EOS system, Lenses, DSLRs。これによるとキヤノンは2月14日に ブラックボディーのEOS 350D(8.2百万画素)を日本で発表予定だそうです。別の筋の情報では発売は3月13日、 値段はレンズ付キットで米ドル$999だそうです。ほんとかな〜。(^_-) 現在の為替レートや将来の予想レート からしたら、これは10万を切ったレンズ付一眼レフのオリンパスE−300の競合製品となりますね。キスデジタル が10Dの機能制限版であったように、この350Dは20Dの機能制限版です。

   静岡県の川津町の 川津桜は2月5日現在1〜2分咲きだそう です。少し古いものですが、デジカメ一眼での桜の撮影には シグマのSD10がお勧めというレビュー記事。筆者も発表当時からフォビオンのCMOSセンサーには注目 しておりましたが、一眼レフの普及版が8百万画素の時代になってますます購買意欲が減ってきました。キヤノン が類似のセンサーを開発中などという噂も聞いておりますので、ここでフォビオンに頑張ってもらってせめて6百万 画素のセンサーを発表してもらいたいですね。(^v^)


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