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DigicameTitle.gif姉妹誌

第36号第1部

平成17年12月5日発行

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GekkanNew.jpg月刊デジカメ作品第35号第2部
GekkanNew.jpg月刊デジカメ作品第35号第1部

(下記廃刊後記入)

   「月刊デジカメ作品」は廃刊なっています。
続刊はデジカメワークス」(ここをクリック)をお楽しみください。


目次

目次クリックすると各作品へジャンプします
1. はじめに
2. 特別記事ーRawShooter | essentials 2005の日本語化パッチ
3. 今月の特選デジカメ写真
4. 第36号第1部編集後記

1. はじめに

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Ansel Photo

   「東京国立博物館で世界79箇所から集結、空前絶後といわれる「北斎展」が 催され人気になっています。
   北斎と云えば私などがまず思い浮かべるのは「富嶽36景」「神奈川沖浪裏」でしょう か。70才を超えてから描かれた大作の富士の様々な姿は見ていて楽しいだけでなく北斎という画家の代表作品でも あり、この年にして尚、大きな仕事ができるという事を示唆していて高齢化社会の今日、大いに励まされるものがあ ります。「富嶽36景」は当時も大変人気になったようで10点追加され46景となっていますが、色々な手法を駆 使し、様々な土地からの富士を表現していますが、激しい自然現象や人々の営みを大きく描き主題の富士が申し訳の ように小さく描かれている画が多く実景かも知れませんが、それでいてやはり富士を中心のテーマとしてしっかり捉 えているのは流石です。派手な大波などの自然現象や大きく描かれた人々の営みにはバックグランドとしての役割を 持たせているのですね。北斎は最後の作品に「富士越龍」を残していますが、生涯に亘って秀麗富士は大きな心の拠 り所だったのでしょう。
   デジカメ作品交歓会にも富士の写真が沢山寄せられます。何年経とうが何処から見ようが変わる 事のない神々しい富士の姿は常に人々の心を打ちます。富士ひとつ取っても絵や写真などを沢山見て天才達の作風を 見て歩けば写真を撮る時にも大いに参考になります。富士に限った事ではありませんが、撮影禁止が多くとも展覧会 にどんどん出かけ、沢山の絵や作品を見るようにしましょう。きっとあなたのデジカメ人生にいい影響があると思い ます。今後もオフ会をどんどん企画していきたいと思っています。」
   (#007で両国橋傍のタイル壁画「雪中鴛鴦」を紹介)
   〔参考】 http://www.sanjo.co.jp/hum/hokusai/
(発行責任者:木村元一)



2. 特別記事ーRawShooter | essentials 2005の日本語化パッチ


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   本誌既刊 第30号第2部第31号第2部第32号第2部 にてご紹介しました”超高級RAW現像フリーソフト”のRawShooter | essentials 2005(ローシューター・ エッセンシャルズ2005)の日本語化パッチを 「Wakuさん」が開発されました。

   また併せてパッチにより、このソフトが今人気のコニカミノルタデジ タル一眼レフ・α-7 DIGITALにも対応出来るようになりました。

   パッチのダウンロード先は http://soft.photoracer.net/index.html#updateです。

   また、「Wakuさん」のブログ「今日はカメラと和みサイクリング」での 11月22日の記事 をご覧下さい。

   ご自分の能力と時間を不特定多数の皆さんの為に捧げる、という行為に頭が下がります。 「Wakuさん」、どうもありがとうございました!!!




3. 今月の特選デジカメ写真


   本欄のコンセプトは、過去1ヶ月(締切りは毎月19日)に姉妹紙 「デジカメ作品交歓会」に掲載されたデジタル・イメージ(デジカメ・イメージ、スキャンされた銀塩イ メージ)の一部を、編集委員の推薦・投票によって選び、あわせて編集委員の論評をつけて読者の皆様にじっく りと作品鑑賞をしていただくという目的を持ったものです。読者の皆様方からのご推薦も受け付け ますので、是非編集局までお寄せ下さい。

   推薦では、全国各地の風物,季節の話題、生活風景等の写真を読者の間で分かち合うこ とを目的としている姉妹紙「デジカメ作品交歓会」の性格上、それらが選択の一要素となります。また、 新しい芸術表現の可能性を秘めているデジタル画像を扱う故に、自由な表現形式も高く評価され、本誌で はそれらを推奨致します。所謂一般の写真コンテストにおける如き、優れた写真技術、写真撮影の難度、 及びある程度確立された審美感に基づく厳正な評価は、もとより素人集団である編集局には無理がありま す。従って、これらの評価要素に関しては、各編集委員のそれまでの人生経験、写真経験、美的感覚等に 基づくものになります。

   デジタルイメージをモニター上で正しく見る際には、モニターが正しく補正されてい ることが条件となります。補正にはそれなりのソフトウェア、機器が必要とされますが、それが無い場合 、最低限必要とされるのはモニターの明るさとコントラストを調整することです。下に示した画像を使い 簡易補正されることをお薦めします。

   明るさの補正は下の画像の特に最両端の白と黒が隣り合わせるものと区別できるよう にモニターを調節します。

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   上記の明るさと色の補正を行うウェブサイト、 EasyRGB.com でモニターの色の補正をされることもお勧めします。詳しくは http://digicamworks.net/Gekkan/EasyRGB/EasyRGB.htmでのモニター補正の仕方をご参照下さい。

   今月は、「デジカメ作品交歓会」の既刊#439号から#445号までに掲載 された写真のうち、7名の編集委員各々が選んだ「この1点!」29点を掲載します。順不同です。



「桃源」が選んだ「この1点!」

#442号から 木村元一さん(台東区入谷)の作品、 「WPCEXPOにて」

作者コメント:   「WPCEXPO2005の第二会場へ行ったところ、のっけから撮影禁 止と言われ興ざめでした。品物を見るだけだったら秋葉原のヨドバシカメラの方が余程見やすいですね。早々に引き上げて食事 にしました。MSのブースでもらった Digital Image 2006 を使ってみました。使いやすそうですので買うことにしました。」

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カシオのブースのエキヒビジョン、格好いい・・、観客は満員でした。

編集委員評:   「管弦楽器を吹く4人の女性の黒いコスチュムと会場の黒との共調・楽器が違うが 平行な線が引かれているバランス。木村さんらしからぬ粋な絵になっている。音が聞こえてくる。」(by 桃源)


「桃源」が選んだ「この1点!」

#443号から 大森 保武 さん(岡山県美作市)の作品、 「雲海と朝日」

作者コメント:   「昨日は風雨の強い1日でした。今朝は、下界は霧の中ですが、私のところ は太陽が日の出と共に燦燦とかがやいてます。」

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編集委員評:   「太陽は小さいが、圧倒的な力強さで闇から万物を開放したその時を過不足な く描いている。一日の出発点である。しかし厚い雲海に阻まれて地上はおそらくどんよりとした曇り空であろう。天上の風景であ る。個人的な好みからすれば太陽があまりにも真ん中過ぎる。私なら右に少し振っていただろう。」(by 桃源)


「桃源」が選んだ「この1点!」

#444号から Nakamura Susumu さん(ジョホールバル、マレーシア)の作品、 「タイの仏教遺跡」

作者コメント:   「タイの仏教遺跡を中心に回ってきました。いつも撮っているお花とは勝手 が違い難儀しましたが、お花と同様に「きれいだな」と感じた物を撮ろうと心がけてみました。成功したかどうか分かりませんが ...。タイの持つ多様性の中の一面を感じて頂ければ幸いです。最初の3枚がバンコックでスコータイ、アユタヤと各3枚で計9 枚です。もう少し減らしたかったのですが、多量の投稿で申し訳ありません。」

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編集委員評:   「3枚目のパゴダの写真も良いが、この写真の仏さんののんびりとした顔つ きがタイの仏さんという証明のような気がする。前の水が川なのか環濠なのか分からぬが澄んだ水でかすかに流れているのだろ うか。睡蓮の控えめな赤も良い。タイの遺跡や仏陀についてよく知らないが、この仏は崩れた遺跡とは別に後の時代に作られた ものかもしれない。それでも背景の遺跡のレンガの色とそんなに乖離していない。」(by 桃源)


「風来坊」と「桃源」が選んだ「この1点!」

#444号から 野澤 正之 さん(八王子市)の作品、 「河口湖にて」

作者コメント:   「先々週の金曜日に河口湖の紅葉を撮りに行ったのですが、早すぎまし たので、先週に予定したところ天気が悪くてあきらめました。先々週の濃霧の河口湖と紅葉を送らせていただきます。」

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紅葉と富士山

編集委員評:   「紅葉の中でそびえる霊峰富士、美しいシーンですね。手前の紅葉が 暗いのが残念です。現像処理で、紅葉を明るくしてみました。紅葉が逆光になっていますから、少し+補正で撮られたほ うが、紅葉が生きてくると思います。」(by 風来坊)

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レタッチ by 「風来坊」

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早朝の河口湖

編集委員評:   「墨絵である。手前の葦の叢にピントが合っているので、その向こう側の事物 が次第にぼけている。墨絵の手法は知らないが、多くの墨絵も手前が濃く、遠のくにつれて薄くすることで遠近感をとっていると 思える。野沢さんの絵画の経験がレンズを通して実現しているのではないか。翡翠に劣らず素晴らしい。」(by 桃源)


「桃源」が選んだ「この1点!」

#445号から 潮時 卓 さん(茨城県牛久市)の作品、 「伊豆沼の情景」

作者コメント:   「伊豆沼でマガンの夜明けの雁行を見ている際、朝靄に沼の情景がどん どん変化していました。その変化していく過程にお面白さを感じ、戯れにデジスコで撮ってみました。
撮影機材:miniBORG45ED+UW9+SONY DSC−W1。ノートリミング。」

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編集委員評:   「期せずして、野鳥を撮るお二人が同じような朝の風景を寄せてくれたの は、この季節に野外で夜明けを待つと同じように霧がまくのかもしれない。野鳥を撮る人だから共通の絵柄を取れるのかも知 れない。一枚目は襖絵のような雰囲気があり捨てがたい。2枚目は蓮の枯れようがいい。鳥も良いが風景も今後ともお願いし ます。」(by 桃源)

読者評:   「未成熟な光と朝靄と蓮の織り成す模様、仏画を見ているようです。」 (by 和田 義弘さん)


「スカイウオッチャー」が選んだ「この1点!」

#440号から 木村元一さん(台東区入谷)の作品、 「芒(すすき)」

作者コメント:   「夏の終わりのススキは若々しくて爽やかだが、秋の終わりの芒は日差しを 浴びて輝いていてもなにやら侘しい。似た植物で水辺に多いオギ「荻」がありますが、荒川下流には荻が多いとのことですので 「荻」と間違ってるかも(>_<)。」

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編集委員評:   「秋の代名詞のひとつススキが青空を背景にきれいですね。雲がいいアクセントにな っています。あさわやかな秋を感じます。」(by スカイウオッチャー)


「スカイウオッチャー」が選んだ「この1点!」

#440号から 安間 恒保 さん(中野区)の作品、 「黒川温泉・阿蘇・湯布院」

作者コメント:   「日本の名湯「黒川温泉」と阿蘇・湯布院をめぐる観光をしました。台風を避 けた好天気に恵まれ、広い自然の風景に恵まれ、鋭気を培いました。日本人の心もこんな風景から生まれ出るものでしょう。」

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太宰府天満宮の樟の木の偉容

編集委員評:   「古木にはなにか近寄りがたい生命力を感じることがあります。逆光で撮られた大木 の陰が歴史を感じさせます。」(by スカイウオッチャー)


「風来坊」と「スカイウオッチャー」と「ジェイ」と「B&W」が選んだ「この1点!」

#441号から 星野(T.Hoshino) さん(さいたま市)の作品、 「散歩道にて」

作者コメント:   「いつも人通りの多い氷川神社参道が、今日はなぜか人けがない。一の鳥居 から神社にいたる約2km.の参道は欅の並木だが、樹齢数百年の古木が何本か枯れて、朽ち果てた根本だけが無惨に残されている。 しかし、ここの欅は若くて元気で、秋の黄葉が夕日に輝いていました。漸く自転車で通りかかった人を添景にしてシャツターを切 りました。(タイミングが遅れました)」

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夕陽に描くアート

編集委員評:   「クーラーのドレンホースでしょうか?巻きついた蔦の紅葉が夕日に 映え、壁に落ちる影が面白い情景を作っています。サイド光による壁の質感の描写もこの作品を引き立てていると思いま す。」(by 風来坊)

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欅黄葉

編集委員評:   「光が印象的ですね。欅の葉を取ってくる光が輝いています。通り過ぎる自転車 がいいですね。生きていると感じました。」(by スカイウオッチャー)

編集委員評:   「星野さんの作品も色が綺麗ですね。欅黄葉が見事です。氷川神社参 道並木の下を丁度自転車が通り過ぎようとしたところを上手く捕らえています。ご本人は一寸シャッターチャンスが遅れ たとのことですが、一寸切れている位のほうが、狙い澄ました完璧なものより安心感があると見るのは私だけでしょう か。」(by ジェイ)

編集委員評:   「太陽が並木道に直角に当たっている所為でしょうか、光が回り込んで いて幻想的な印象すら受けます。散歩をしながらのショットなので本当にいいチャンスにめぐり合いましたね!!(^v^)」 (by B&W)


「スカイウオッチャー」と「風来坊」と「B&W」が選んだ「この1点!」

#441号から 森 仁 (Hitoshi Mori) さん(名古屋市西区)の作品、 「東山植物園のビオトープ」

作者コメント:   「外を歩くには、丁度良い気候になりました。名古屋の東山植物園では、 東海地方にだけ生息する植物などを植えたビオトープも、小さな池って感じです。まだ、園内にはコスモスが綺麗に咲いてい ました。」

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編集委員評:   「構図がいいですね。前後、左右の花の重なり具合、左上の空間の大きさが ちょうどよく収まり清々しさを感じました。」(by スカイウオッチャー)

編集委員評:   「黄色いコスモス、暗い背景の中に見事に浮かび上がっていますね。 難しい色ですが、忠実に色の再現が出来ていますね。美しい作品です。バックにピンクや白のコスモスを配したのも、情 景の雰囲気を盛り立ていると思います。」(by 風来坊)

編集委員評:   「背景がうまく処理されていてとても美しく仕上がっています。」 (by B&W)


「スカイウオッチャー」が選んだ「この1点!」

#441号から 横山英央 さん(松本市)の作品、 「大峰高原の大楓の紅葉」

作者コメント:   「長野県松本市在住の横山英央です。他の方の作品を見るにつけて自分の レベルアップを図らねばと思っています。よろしくご指導をお願いします。長野県池田町「大峰高原の大楓の紅葉」三点を投稿 します。」

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欅黄葉

編集委員評:   「緑から黄色、黄色から赤への移り変わり。この1枚に全部入っていますね。 自然の作り出した色合いの見事さには感心させられます。」(by スカイウオッチャー)


「うぐい」が選んだ「この1点!」

#439号から、裏道遍路人(川里)さん (小平市)の作品、 「無心の造形」

作者コメント:   「赤いペンキを塗った人も黒いペンキを塗った人も結果を思い描いては いない、ましてそこに雑草が生え黄色い花をつけるとは、誰も予想しない。ペンキ部分を観ていただきたく雑草をボカしてみ ました。」

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編集委員評:   「遍路人さんの特有の世界ですね。綺麗に整ったものだけが美しいと決まっ たものではないことを教えてくれます。実在している物には何らかの存在の意味があり、人の感覚では痛んだものに見えても自 然のひとつの姿であり、それなりに訴えてくるものがあります。遍路人さんが教えてくれる世界、皆さんもじっくり味わってく ださい。 」(by うぐい)


「うぐい」が選んだ「この1点!」

#439号から、TERU(浅野)さん (富田林市)の作品、 「千早の棚田(棚田百選)」

作者コメント:   「ご無沙汰いたしております。見せていただいてばかりで申し訳なく、 近くの千早の棚田(棚田百選)を見に行ってきました。デジカメが壊れたので買いましたがまだ慣れていません。ぼちぼち やってみたいと思っています。」

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編集委員評:   「棚田、段々畑とも云いますね、耕して天に至る、言葉のままで働く人の 労苦が偲ばれます。写真も綺麗ですね。現在では三ちゃん農業と言われる農業事情の下で機械化の難しい棚田は維持するのに 大変苦労があるようで、この写真のように手入れが行き届き整然としている棚田は減っているとか、広島の神田幹夫(字が違 っているかも)さんという棚田詩人がラジオで話しておられました。棚田が綺麗に保たれている間は日本民族は健在です。が 現状はちと危ういようですね。(>_<) 」(by うぐい)


 

「うぐい」が選んだ「この1点!」

#439号から、Yamatop(山田)さん (東京都)の作品、 「上高地」

作者コメント:   「先週、撮影会で上高地に行ってきました。お天気は曇り/雨の予報が 幸い外れ現地到着後3時間くらいは秋空に恵まれ、宿泊地の田代から明神池まで、だ幾分早い紅葉模様を追ってフォトスケッ チいたしました。翌日は朝から雨。早々と帰路に向かいました。」

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編集委員評:   「もう少し霧が立ってくるとターナの世界ですね。近代美術の魁とされ るイギリス風景画ですが、同じ島国ですから似た景色があるのでしょう。光が何処から来ているのか、雲海の写真も素敵で すが、霧に巻かれてボンヤリと映る山の姿もなかなか味わい深いものです。近代登山としては英国冶金技師ウィリアム・ガ ウランドが明治10年7月に槍ヶ岳に登ったのが始まりとか、その後、英国人宣教師ウォルター・ウェストンが著書『日本 アルプスの登山と探検』で詳しく上高地周辺の山々を紹介し、その業績から今日のウェストン祭がおこなわれているようで すが、山田さんの一連の写真をみてもその素晴らしい自然環境が分かります。山好きの山田さんの今後の活躍を期待してい ます。」(by うぐい)

読者評:   「お天気の上高地も良いのでしょうが、霧の上高地も素晴らしいですね。」 (by 和田 義弘さん)


 

「うぐい」が選んだ「この1点!」

#440号から、昭子 さん (港区 )の作品、 「旧岩崎邸庭園にて」

作者コメント:   「25日に上野で一人撮影会をしました。上野は結構行きますが、 まだ初めてのところもあって、奥が深いですね。 これは旧岩崎邸庭園の建物。内部の撮影も許可(三脚はダメのよう だけど)しています。内蔵フラッシュを使わず、ISO800で撮ってみました。」

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編集委員評:   「上野(池之端)の旧岩崎邸は鹿鳴館、ニコライ堂などとともにジョサ イア・コンドルの建築ですが、日本の近代建築の黎明期に大きな影響を残した事で知るれていますね。コンドルの作品は沢 山残されています。一昨年、神原さんの奥さんの表彰式のあった池袋の明日館(自由学園・みょうにちかん)もそうで。写 真はギリシャの三大様式のひとつのイオニア様式を取り入れた列柱を配したロビーですが、コンドルとしてはちよっと変わ った傾向を取り入れたものとされています。昭子さんの鋭い目がそれを捉えてきたんですね。写真もいいアングルで訴える ものがあります。」(by うぐい)


 

「ジェイ」と「うぐい」が選んだ「この1点!」

#444号から、平井 寛 さん (加古川市 )の作品、 「水の妖精」

作者コメント:   「川のよどみの表情2点ですが、1枚目は、波紋が作る光の模様をND 4フィルターを使い、1/4秒のシャッターで撮っています。20枚ほど撮った中にたまたま水の妖精が写っていました。 画面左上から左眉、左目、鼻、微笑む口、そして右方向になびく黒髪というように見えませんか?2枚目は、水面に浮いた 紅葉が水のよどみで描く渦模様を露光時間を長くして(10秒)表現してみました。減光と表面の反射光を防ぐ目的で、NDフ ィルター+偏向フィルターを使用。渦の模様はイマイチですが、赤、黄、緑等の木の葉を浮かせ、渦が上手く表現出来れば 面白いと思います。(何れもRAW撮影、現像はAdobe PS-CS2)」

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編集委員評:   「平井さんにまた新たな一面を見たような気がします。「たまたま水の 妖精が写っていました。画面左上から左眉、左目、 鼻、微笑む口、そして右方向になびく黒髪というように見えませんか?」 とご本人が仰っているように、見れば見るほど不思議な文様です。人間の目では人それぞれの見方によって色々な見え方がす るものですが、この平井さんの作品はNDフィルターでスローシャッターによってデジカメが写した文様を映し出しているの で、直接川面の流れを見たものとは違っているのかも知れません。兎も角、眼の付け所が平井さんは素晴らしいですね。」 (by ジェイ)

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編集委員評:   「写真の達者な平井さんの面白い作品です。ちよっと手を加えて偉大 な芸術家である自然、その面白い変化を招いて見る、面白い趣向です。レタッチソフトで出来上がった写真に手を入れる のも面白いのですが、花の写真などでも少し細工をして撮れば、例えばいつだったか、菖蒲の花の脇に自作の人形を置い て撮った写真がありましたが、それはまた自然の状態とは違った楽しさが生まれますが、このように対象に変化を起こさ せて楽しむというのも手法としては面白いですね。今後も色々見せてください。」(by うぐい)


「ジェイ」が選んだ「この1点!」

#439号から、野澤 正之 さん(八王子市)の作品、 「昆虫」

作者コメント:   「朝晩、涼しくなって虫の声も少なくなってきました。ひところ の喧しさほどではありませんが、アオマツムシの鳴き声だけになってしまったようです。鳴いている姿を撮ろうと何度 も試みましたが密集した葉陰に潜んでいて、うまくいきませんでした。そんな昆虫の写真を送らせていただきます。」

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かたつむり

編集委員評:   「いつものことながら野澤さんの作品は色使いが素晴らしいですね。 カタツムリが右の何と言う花でしょうか、紫の花に見惚れてジッとしている様は何か人間社会の出来事を写しているよう ですね。また光線の当たり具合も良く、非常に生き生きとした生々しい作品ですね。見れば見るほど奥の深い作品に思い ます。」(by ジェイ)


 

「ジェイ」が選んだ「この1点!」

#440号から、森 仁 (Hitoshi Mori) さん(名古屋市西区)の作品、 「ランの館」

作者コメント:   「久々に、投稿します。名古屋の街のど真ん中にある、憩いの場所 「ランの館」です。温室の中には、ランの花が沢山咲き誇っています。気候もよくなり屋外で、異国情緒のある写真が撮 れました。」

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編集委員評:   「名古屋にあるとは思えない異国情緒溢れる蘭園ですね。日差しが 強いもののやはり南国とは違うものを感じます。森さんの作品も色使いが綺麗ですね。しかも手前の一部の蘭に日差し が当たり、また暗い池の奥にいる人にも日が差し込んでいて、非常に立体感が溢れています。写真は光の芸術と言われ ますが、そのお手本のような感じがします。」(by ジェイ)


「ジェイ」が選んだ「この1点!」

#442号から、潮時 卓 さん(茨城県牛久市)の作品、 「抜き足差し足・・」

作者コメント:   「今日は我孫子市の手賀沼湖畔で、ジャパンバードフェスティバル 2005が開催されました。お蔭様で、天候にも恵まれ楽しい一日となりました。開場前に到着したので湖畔をバードウ ォッチングしました。撮影機材:miniBORG45ED+UW9+SONY DSC−W1。ノートリミング。」

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編集委員評:   「デジスコでいつも見事な作品を見せていただいています。この作品 も潮時さんの観察力や、それに裏付けられたシャッターチャンスで、サギの生態を良く捉えていると思います。木村さん の寸評ではないですがアーティスティックな仕草がとても親しみを感じます。」(by ジェイ)


「風来坊」が選んだ「この1点!」

#440号から、代田 泰彦さん(所沢市)の作品、 「佐久にて」

作者コメント:   「友人の病気見舞いに長野県佐久市に行き、その折の写真を送りま す。まだ、秋は浅かったのですが、日本の秋の原型を沢山見ました。田舎は過疎化が進行し、働き手がなく、老人の世界 になりつつあります。しかし、天日で稲を乾かし、稲作の伝統を守り、日本の原風景を老人たちが維持しています。そん な風景が懐かしく感じます。」

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編集委員評:   「秋の、のどかな里山の情景。赤い柿の色が良くでていますね。柿の木と草むらに たたずむ古民家を組み合わせ、味のある作品になっていると思います。」(by 風来坊)


 

「風来坊」が選んだ「この1点!」

#445号から、伊藤(Miti)さん(川崎市)の作品、 「カニがいるぞ〜!」

作者コメント:   「近くの公園での模様ですが元気の良い子供達の姿はほほえまし く面白いですね。」

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編集委員評:   「郷愁を誘う、ほほえましい光景ですね。最近はすぐに大人は、フェ ンスなどを作って、このような遊びが出来にくくなってきていますが、子供は自由に遊んで、自然から色々学び育って欲 しいものです。」(by 風来坊)


「KASA」が選んだ「この1点!」

#442号から、Yamatop(山田)さん(東京都)の作品、「WPC EXPO 2005」

作者コメント:   「「WPC EXPO 2005」ではオフ会のご案内を拝見 しておりましたが当日は所用のため残念ながら参加できませんでした。手持ちのパソコンやプリンターはまだ買い替え の時期を迎えていませんが早いテンポで進化する世の中のデジタル動向を少しでも吸収しようと別の日にこの展示会を 見てまいりました。出品企業にSONY、Adobe、セキュリティ関連各社などが見当たらずやや物足りない印象が 残りました。野澤様の入賞作「交代」をプリント版で直接鑑賞することができ、改めて凄い人、雲の上の人と感銘いた しました。当日はデジカメを持参し、エキジビション風景や、帰りの水上バスからの夕景を収めました。」

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編集委員評:   「ピントなどにやや難のある写真ですが、ライティングの色の美しさ、ダンスを 踊っている人のフォルムの様子など、魅力的な作品だと思います。あるいは意図してピントを甘めにして、抽象的な表現を意図され ているのかもしれません。いずれにせよ、絵画的な美しさを感じ、この写真を選ばせていただきました。」(by KASA)


「KASA」が選んだ「この1点!」

#443号から、木村元一さん(台東区入谷)の作品、「東京時代祭りから」

作者コメント:   「おなじみの「東京時代祭り」です。全部で1300撮った うちのいくつかです。といってもブラケットで三点づつ撮る事が多いので実質は500点くらいでしょうか。E−30 0のワイドの広いのが気にいってましてもっぱらこれを使っています。東京時代祭りの行列もいろいろあって、輿に入 って車で進むもの、幟を持って歩く偉いひと、集団で行列するものなどで、大きな作り物は余りありませんが江戸の初 期から現代に至る迄の東京の変遷を表そうというものです。京都の時代祭りほどには行かないでしょうが東京も開府4 00ということで結構賑やかなものです。今年は第17回だったか・・」

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編集委員評:   「広角でにじり寄って撮影された写真ですね。この表現は、ディフ ォルメされた臨場感が出るので、私も好きな技法です。ローアングルで見上げるように撮影されているため、下々の者 が黄門様を見上げているような目線になっていて面白いと思います。フードの影か、隣の人が写りこんだのか、右下に 少しケラレがありますが、それが気にならない面白い写真です。」(by KASA)

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編集委員評:   「これも、広角、ローアングルの写真ですね。ひょっとこ?のお面 をかぶった人がパフォーマンスをされていますが、お面ではなく、実際の顔にも見えます。この顔が、この祭りのイベ ントの楽しさを象徴しているようなワンカットですね。」(by KASA)


「KASA」が選んだ「この1点!」

#444号から、木村元一さん(台東区入谷)の作品、「矢切の渡し」

作者コメント:   「葛飾柴又は寅さんの天下です。京成の駅前から寅さん一色楽 しい街です。もちろん帝釈天へは行きましたし、「寅さん記念館」にも行ってきました。江戸川は荒川同様河川敷が整 備されていて気持ちのいいところです。沢山デジカメしてきましたが、多いので次回以降に紹介します。」

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編集委員評:   「矢切の渡しですね。私事で恐縮ですが、岐阜にも小紅の渡しとい う渡し舟があり、今は少なくなった渡し舟として風情がありますが、矢切の渡しも風情があっていいですね。」(by KASA)


「KASA」と「B&W」が選んだ「この1点!」

#445号から、昭子さん(港区)の作品、「新宿御苑温室にて」

作者コメント:   「最近マクロレンズ( TAMRON SP AF90mm F2.8 Macro)を買って、 楽しんでいます(^・^)。 新宿御苑の温室で撮ったものを投稿します。三脚不可でしたが、増感しないでもなんとか撮れまし た。1枚目のみISO800、後は200。スイレンとオニバスは AF70〜300mmの望遠レンズです。」

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編集委員評:   「花の名前は詳しくないので、非常に恐縮ですが、スイレンでしょ うか、蓮の一種でしょうか、名前はわからないのですみません。この絵から感じられる、静かな美しい雰囲気とこの派 手ではない黄色い花が非常に上品な雰囲気を醸し出していて、なんともいいなあと思い、この絵を選ばせていただきま した。」(by KASA)

編集委員評:   「この場面では音が全く聞こえてこないような気がします。 静かですね。清楚。鑑賞者をして内省に誘う力があります。」(by B&WA)


「B&W」が選んだ「この1点!」

#445号から、金子 久隆 さん(横浜市)の作品、 「華美なる彩り」

作者コメント:   「JR東海、2005年、「そうだ 京都、行こう」のうたい文句 に誘われてキャンペーン寺院である洛西の名刹、「善峯寺」へ出掛けました。3万坪の境内は、起伏に富み、秋空の下、堂 宇を彩る紅葉はことさら心に映え、あふれんばかりの自然美を感じる事が出来ました。」

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編集委員評:   「大胆な構図ですが好きな絵です。作者が自信を持って提出した作品だけ あると思いました。繊細さ、豪胆さ、緑、赤、といった対照なエレメントも楽しめますね。」(by B&W)




   今月は和田 義弘さん(大阪市)が作品の選評に参加されました。 和田さん、ありがとうございました。

    本誌第29号第2部及び 本誌第30号第1部 でご紹介しました超高速画像ビューワーソフトの「フォトのつばさ」 最新バージョン、Ver1.83、が発表されました。オリンパス・E-500と、早々とニコン・D200のRAWデータに対応。

    新発売のご案内・Mamiya ZD・2130万画素デジタル一眼レフカメラ・6×4.5判と同等サイズのCCDをご覧下さい。
   オープンプライス、市場推定価格130万円前後だそうです。(-_-;)

   

   

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 それでは皆さんの力作、楽しみにしています。ごきげんよう!


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編集責任者:神原幹郎
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