DigicameSakuhu3.jpg

SmallTitle姉妹誌

創刊準備号

平成14年12月1日発行

1 創刊に当たって

Kouyou

写真の発達は銀塩写真ですでに一定のレベルに達っしていますが、デジ カメの登場は、これをITインフラの上で展開、新しい可能性を生み出し ています。これを活用し現代のインターネットを中核にした情報化社会の 中で活かしていく事が、私たちの役割と考えます。
 現在「デジカメ作品交歓会」のメールマガジンには月に120〜150 点ほどの皆さんの写真を掲載しています。今回、その中から、5〜10点 程を選んで、いろいろな立場からの評価を加え、編集して月刊のメールマ ガジンとして発行することとなりました。
作品の選評は読者より募った編集委員によります。

(発行責任者:木村元一)

2 今月の特選デジカメ写真


特集「秋3」から、森芳和さんの作品
作者コメント:「こんにちは 「秋」特集 です。 秋の花の代表コスモス3点。 収穫の秋 稲刈りの真っ最中。 時期が遅れましたが、薄です。」
mori_cosmos04.jpg

なにげない写真にドラマが隠されています。今は使われることのない廃線にかぶさって、 コスモスは秋の日差しを受けて精一杯咲いています。盛衰の対比。しかし、やがて冬が来てコスモスも枯れて ゆきますね。ここまで読み込むと、今が盛りと咲く花は一層美しく、ありがたく見えてきます。(B&W)


特集「秋2」から、椿 勝彦さんの作品
作者コメント:「特集用]をお送り致します 色々迷った末に、締め切りいっぱいになり申し訳ありません 黄葉をバックに紅々と実った七竈です、 タイトルは「秋の実り」を撮りましたのでお送り致します、 よろしくお願い致します。」
tsubaki_aki_nanakamado1.jpg

ななかまど(七竈)、材が燃えにくく、7度かまどに入れても燃え残るとか。 つややかな赤い実が、背景のほどよいボケ具合の中で見事に浮かび上がって います。同色系の背景では主役を際立たせるのは結構難しいのですが、 前景の葉のボケも赤い実を浮かび上がらせる脇役の効果を発揮していると 思います。右側の空間はバランス的にはチョット広すぎるかも?(風来坊)


#168号から、平井 寛さんの作品
作者コメント:「10月26日、27日と石鎚山系の紅葉の写真を撮ってきました。  生憎、天候は今一でしたが、27日は雪に恵まれ(?)紅葉と  雪の花のコントラストが綺麗でした。」
hirai_ishizuti_0301.jpg

西日本最高峰(天狗岳1982m)の、紅葉に雪の珍しいデジカメ映像が興味をもちました。  紅葉は特に日光が欲しい被写体なのに、悪条件によく色彩をみせています。 私も40余年前、松山の石油会社の工事を終えて帰京するのに、面河から登頂して瀬戸内に出たことがあります。 五月の連休なのに雪渓があり、怖い思いをしました。あの頃は女人禁制のお山だったのですか。 山頂岩場から下界を見下ろし、鳥になって飛べたらとも思いました。(不精ひげ)


#169号から、勝股三三男さんの作品
作者コメント:「岐阜県土岐市曽木町の「曽木公園」で昨年に続いて 紅葉のライトアップがはじまり、 「中日新聞」や「毎日新聞」で紹介されたので連日賑わい、 食べ物の色々の屋台も出ているので、 私もつられて見に行って撮影してきた。 往復、一時間くらいの道のりも無駄ではなかった!」
katsumata_20021113_sogi_04.jpg

ぱっと目を引く写真です。じっと見て、ライトアップされた紅葉だとわかりました。 夜の撮影はむつかしいと思いますが見事な色彩ですね。水に映る姿も合わせ、闇の中に忽然と浮かび上がる光のオブジェ、 光の万華鏡と言った感じがします。ハリウッドの映画に出てくるような風景だと思いました。(スカイウオッチャー)


#167a号から、桂木りえさんの作品
作者コメント:「コスモスと仲良しの案山子さんたちです。「ホッ」とする風景でした。 撮影場所は福岡市内の早良区のコスモス畑です。撮影したのは昨日・10月27日丁度お昼前後でした。 私は良く福岡市内から佐賀の「三瀬」という所にある「やまびこの湯」という日帰り温泉に行きます。 道中の田んぼには今年は一面のコスモスが植えられました。その中に大きくてユニークな5人の案山子さんたちを見ました。 福岡市内から佐賀へは比較的ローカルで私はこんな所にも気に入っています。地鶏も美味しく、水も優しい美味しい水に恵まれています。 カメラはFUJIFILM FinePix 4500で写しました。」
kakashi.jpg

 桂木さんの案山子を選んだのは色が爽やかで、背景が稲ではなく季節の花の コスモスだったりして面白いと思いました。画質は圧縮したりした関係で悪く なり申し訳ないと思っていますが、フレームワークも良く背景の山の姿もなか なか魅力的です。  案山子祭りは以前飯島さんの紹介のあった茨城の里見町などのように、イベ ントとして構えて作っている所もたくさんあり、それぞれ楽しいものですが、 この作品のように何気ない普段の生活の中でふと見かける景色に、楽しさを見 出すのは大切だと思います。アマチュアとしてスナップ写真は大事にしていき たいと思っています。  かりにこの案山子の上に自然に雀か烏が止まっているところを撮る必要があ ったとします。それがどうしても必要ならテントを張って何日か掛けてチャン スをまたなければなりません。プロならそれを実行しなければなりません。で すがアマチュアの場合そのような必要は起こりませんから、たまたまのスナッ プ写真で充分楽しめるわけです。  写真の有名スポットはそれなりの魅力があり、人気もあり、人出も多く凄い カメラの砲列ができていたりして、普通のデジカメでは気後れしてしまったり しますが、何気ない日常の中にも気をつけていなければ見落としてしまうよう な面白い材料が沢山あり、これからはポケットにカメラを入れて歩きまわれる デジカメ時代だからこその作品も生まれてくる事でしょう。  そのような視点からの期待もこめて、五点の推薦作品に加えました。(ウグイスダニ)

【 案山子まつり 】としては
茨城の里見町http://www.satomi-mura.net/
愛媛県の久万町http://www.town.kuma.ehime.jp/
上山市の「全国 案山子まつり」http://www3.macbase.or.jp/~kose99/00901/0170.html
案山子まつり(岡山県上房郡賀陽町豊野)http://www1.harenet.ne.jp/~simoyama/kagasi2.html


3 今月のデジカメ関連サイト・ピックアップ


Dimage7研究所

このサイトを運営されているD7Laboさんは、ミノルタのDimage7の持つ通常のデジカメよりも 広い色空間を正しくモニター上、及びプリント紙上に生かすという問題意識をもって、このサイトを立ち上げました。 (こういう意味ではDimage7はなかなか革新的なカメラです。)
「難しい話題だな。」と感じるでしょうが、色空間、色彩マッチングの問題はデジカメ人が最終的に、 どうしても通らなくてはならない関門のようなものだと思います。
「カラーマネジメント」、「トーンカーブ」、「インクジェットプリンター」のトピックスは一般論として 有用な知識でしょう。


4 今月のおすすめフリーソフト


IrfanView32

欧米で絶対的な人気を誇る画像ビューワーです。 様々なイメージ・ファイル形式に対応しており、音声・ムービー・ファイルも再生可能です。 またプラグ・インを入れることで、DjVuファイル、キャノンのRAWファイルのCRWまで読み込めます。
起動が早いので、筆者はデジカメからコンピューターに写真を取り込んだ直後の画像確認と、縦写真の JPEG可逆変換(所謂ロスレス・ローテーションといって、EXIF画像情報を失わないでイメージを回転すること) に重宝しています。又、画像のリサンプルにかなり高級なLanczosフィルターがあり、画像サイズを大きくする場合、 (例えば、大き目のプリントサイズに印刷する時)便利です。

日本語版は、作成された楠本拓矢氏のサイトからダウンロード出来ます。
http://cvnweb.bai.ne.jp/~kusumoto/
英語版はここから:

http://www.tucows.com/mmedia/adnload/194967_75076.html
プラグインは:
http://www.tucows.com/mmedia/adnload/194967_75078.html

5 編集後記


「月刊デジカメ作品」いかがでしたでしょうか?
メール・マガジン「デジカメ作品交換会」に投稿された写真の数々は、 それぞれ個性的で面白いものが多いのですが、何しろ5点の選びかたが6人 の選者の主観や集計によるものですから、こころならずも掲載できなかったも のも多くありました。ご了承いただきたいと思います。なお eグループで自薦 していただけば集計に加算することになっています。
より良いメールマガジンを作り上げようと思っておりますので、 皆様のご意見、ご批判、お励まし、編集局までお送り下さい。
メールの宛先は、 木村元一 です。

どうぞメール・マガジン「デジカメ作品交換会」にふるって御投稿下さい。
メール・マガジン「デジカメ作品交換会」の最新号は
http://village.infoweb.ne.jp/~mkclub/
でご覧いただけます。またメール・マガジンの登録・解除と、読者でつくるe-グループ、 「dgckグループ」の入会も出来ます。
月刊誌の編集委員も募集しています。編集局に参加したい方は、木村元一まで。

それでは皆さんの力作、楽しみにしています。ごきげんよう!


「月刊デジカメ作品」編集局
発行責任者:木村元一
編集委員:ウグイスダニ、不精ひげ、桃源、風来坊、スカイウオッチャー、B&W