
姉妹誌
月刊デジカメ作品第32号第1部
月刊デジカメ作品第31号第2部
月刊デジカメ作品第31号第1部(下記廃刊後記入)
「月刊デジカメ作品」は廃刊となっています。
続刊は
「デジカメワークス」(ここをクリック)をお楽しみください。
月刊デジカメ作品第30号第2部及び、 月刊デジカメ作品第31号第2部でフリーのRAW現像ソフト、RawShooter | essentials 2005、を御紹介しました。 今回はRawShooterを含めた幾つかのRAW現像ソフトを使い同一のRAWファイルを現像してみて、その違いが どんなも のであるか見てみましょう。
使用したソフトは、PhaseOneC1LE、RawShooter essentials、SILKYPIX Developer Studio 2.0β、Canon Digital Photo Professional Ver1.6.10(DPP)で、
「そのままの現像」では参考のため、フリーソフトのirfanviewでの現像結果も併せて 掲載します。「空の青さを強調する現像」は各ソフトの機能、機能の持つ程度が違うため比較試験としては意味を成さない のですが、現像の手法の一応の条件として、色温度を700K程下げる、トーンカーブ、シャドウ・ハイライト・コントラ スト、ダイナミックレンジ、ガンマ・黒レベル等(これらはほぼ同じような機能があります)を調節するようにしました。 また一部彩度、露出を調整したものもあります。
以下、画像の羅列となりますが、ページを上下に動かして比較して下さい。
| 「そのままの現像」 | ||
| C1 | ![]() |
|
| RawShooter | ![]() |
|
| SILKYPIX | ![]() |
|
| DPP | ![]() |
|
| irfan | ![]() |
|
| 「空の青さを強調する現像」 | ||
| C1 | ![]() |
5150K>4400K, Tone Curve |
| RawShooter | ![]() |
5550K>4800K, outdoor medium, Exp 0.35, Shadow Contrast 21, Highlight Contrast 21 |
| SILKYPIX | ![]() |
5600K>5210K>4450K, ガンマ1.35>1.40, 黒レベル23, 彩度1.4 |
| DPP | ![]() |
4800K, Dynamic Range 33-3939, Shot setting |
「そのままの現像」では各ソフトでは極端な違いは見らないものの、C1とRawShooter はほぼ同一の色作りであること、SILKYPIXは少し明度が高くRが効いていること、DPPは明度が多少低くくすんでいるように 思えます。筆者には文字通り「そのままの現像」のirfanが一番自然に見えますが、皆さんどう思われますか?irfanでtiff で保存し、それを画像編集ソフトで加工するのもいいなと思いました(プロファイルなどは保存できませんが)。
「空の青さを強調する現像」では、 同一人物(つまり筆者)が一応の方向性をもって現像したにも拘らず、こうも違うのか 、というのが正直な感想です。特に色相に関して第一に影響を与えるのは色温度の変更ですが、これを一定程度に保っても これ程差が出てくるものですね!!(トーンカーブ(コントラスト)は第二の影響要素です。)
普段使っているC1が色温度とトーンカーブをいじっただけでこれ程派手な色になって しまったのは驚きでした。SILKYPIXはそのままでも派手気味でしたが、彩度をいじってしまったせいか益々派手な色になって しまいました。DPPは精彩がないですね。筆者が一番気に入った結果はRawShooterのものです。深い青色が自然に出ています (多少明度が低いですが、ガンマで上げても青の色は自然でした)。
あまり科学的な比較ではないので参考程度に眺めてください。この記事に関する御質問 は神原までお寄せ 下さい。
付記:
RawShooter | essentials 2005の使用に関して幾つかの感想を御紹介いたします。
「私は最近RAWで撮っていますが、その流れは以下のとおりです。
1.画像をパソコンに取り込み ZoomBrowser EX
2.画像を全画面で閲覧し不要なものを削除 DPEx
3.JPEGへ現像 DPP
上記の流れで2と3が別ソフトになるのが面倒だったのですが、月間の30号で博士が紹介されたRaw
Shooterを使用してみたところ実に快適に処理が出来不満解消しました。これは本当に優秀なソフトです、しかも無料とは!!」
(伊藤さん・川崎)
「自分はSILKYPIXをメインに、ときどきDPPも併用しております。DPPは薄めの色にハイ
コントラストな絵づくりで、ちょっと特徴がありますね。これまであまり、作られた色づかいという印象は持っておりません
でした。どちらかというと、古い印刷物を連想させるところがあるなあというふうに感じておりました。
RawShooterを使って何枚か現像してみて印象的だったのが、
1.ホワイトバランスがむずかしい
2.シャープネスが切れない
という二点でした。
ホワイトバランスをむずかしく感じたのは、私がDPPなどに慣れてしまっているせいかもしれません。現
像比較したサネカズラでRawShooterとSILKYPIXを比べてみると、SILKYPIXはCPLフィルタの使用例のような雰囲気もあります
ね。おとなしい画像とおっしゃっているのは、そういうことかなと理解しました。
RawShooterを精彩がないとは感じませんでしたが、DPPなどに慣れた目で見ると、青の使いかたにちょっ
と違和感があります。で、シャドウ部に粘りがあると。」(藤倉さん。あるウェブサイトでの書き込み。御本人の許可を取って
掲載しています。)
下記はあるウェブサイトでのある方の書き込みの要点です。御本人には連絡が取れませ
んでしたので全文は掲載出来ません。
shadow部分のコントラストが極限に近く出せる。しなやか。しっとりと仕上げることが出来た。DPP
は逆にハイライト部分、240〜255間階調が復活できる。RGB別々のトーンカーブ調整がつき買いやすい価格なら製品版も欲し
くなる。スライダーやりやすく、色の調整範囲も広く、女性の肌の質感もしなやかさが出しやすい。他にない魅力をもった
とてもいいソフト。絵柄に合わせソフトを使い分けるのがいい。
![]() |
本欄では、デジカメ関係のフリー・ソフトをご紹介する趣向です。今月は Photo-PLuginsのウェブサイトで公開されている「モノクロ化プラグイン〜B/W Conversion(ppc2bw)」を御紹介 いたします。このプラグインはフォトショップ、フォトショップエレメント、ペイントショッププロ等で使用できます。 プラグインのインストール方法、起動方法についても詳しく説明します。 |
本誌では 「月刊デジカメ作品第23号」の 「デジタルイメージのモノクロ化〜初歩編」、 「月刊デジカメ作品第26号」の 「デジタルイメージのモノクロ化〜中級編」でモノクロ化の手法をおさらいしてきましたが、B/W Conversion(ppc2bw) は更に上級の手法を用いてカラーイメージから白黒写真を作成するものです。何を以って上級となすか?ですが、このプラグ インはRGBチャネルに加えてCMYチャネルの調節が出来るのです!!従ってかなり微妙なトーンを引き出すことが出来ま す。
ダウンロードは上記URLから出来ますが、コピーをデジカメワークスのサイトにも 置きましたのでここをクリックして ダウンロードして下さい。
解凍後、プラグインを画像編集ソフトのpluginのサブディレクトリーに貼り付けするか、 ソフトの設定でpluginの場所を指定しインストールします。その例を下記に示します。

フォトショップエレメント2でのプラグインの貼り付け先を示します。

ペイントショッププロ9でのプラグインの貼り付け先を示します。
上記の方法を用いないで、ペイントショッププロ9の設定でプラグインの場所を指定す ることも出来ます。

ファイル>お好みの設定>ファイルの場所、と選んで行きます。

「プラグイン」をハイライトし、「追加」のボタンをクリックします。

出てきたウィンドウでプラグインの場所を指定します。
下の図はフォトショップエレメント2でのプラグインの起動の仕方を示します。

フィルター>Photo-PLugins>B/W Conversion、と選んで行きます。

B/W Conversionが起動しました。
下の図はペイントショッププロ9でのプラグインの起動の仕方を示します。

効果>プラグイン>Photo-PLugins>B/W Conversion、と選んで行きます。

B/W Conversionが起動しました。
BW変換の例として 月刊デジカメ作品第32号第1部に掲載された「Makoto T」さんの秀作、 「囲炉裏」を使用しました。「Makoto T」さん ありがとうございます。

筆者が選んだBW変換の設定値です。シアンを100%にしたのはこれによって囲炉裏からの煙が最大限に引き立ったからで
す。トーンを茶色にしてみました。

「囲炉裏」の元画像

BW変換後の画像
このモノクロ化プラグインは設定の幅が広く、微妙なコントロールが可能なので 大変優れていると思います。是非お試し下さい。この記事に関する御質問 は神原までお寄せ 下さい。
![]() Photo by ©Dietmar Nill |
今月のお薦めウェブサイトはドイツの写真家協会の一つである Gesellschaft Deutscher Tierfotografen(ドイツ動物写真家協会)のウェブサイト http://www.gdtfoto.de/です。 動物写真といっても広い意味で自然写真(ネーチャーフォト)と解釈してよい
と思います。この団体の会員数約600名、年に3回大きな企画・コンテストを開いています。これらは:
会員の資格は、応募者が動物・自然写真の作品を20点提出し審査を受け、合格者 が会員になれますが、ドイツ人以外も会員になれます。 |
本欄では上記の2つのコンテストの優勝作品を鑑賞し、ヨーロッパに於ける自然写真 の在り様を見てみたいと思います。
2004年度「ヨーロッパ年間自然写真家賞」コンテスト
| 最優秀賞 |
| 「鳥」部門 |
| 「哺乳類」部門 |
| 「その他の動物」部門 |
| 「植物」部門 |
| 「風景」部門 |
| 「人と動物」部門 |
| 「水中」部門 |
| 「青少年写真家」部門 |
| 「自然のスタジオ」部門 |
| 人気投票一位 |
2005年度「年間自然写真家賞」コンテスト
| 最優秀賞 |
| 「鳥」部門 |
| 「哺乳類」部門 |
| 「その他の動物」部門 |
| 「植物」部門 |
| 「風景」部門 |
| 特別部門「動き」 |
| 審査委員賞 |
2003年度「ヨーロッパ年間自然写真家賞」コンテスト
| 最優秀賞 |
| 「鳥」部門 |
| 「哺乳類」部門 |
| 「その他の動物」部門 |
| 「植物」部門 |
| 「風景」部門 |
| 「人と動物」部門 |
| 「自然のスタジオ」部門 |
| 「青少年写真家」部門 |
| 「物語〜組写真」部門 |
| 人気投票一位 |
2004年度「年間自然写真家賞」コンテスト
| 最優秀賞 |
| 「鳥」部門 |
| 「哺乳類」部門 |
| 「その他の動物」部門 |
| 「動物園」部門 |
| 「植物」部門 |
| 「風景」部門 |
| 特別部門「都会と庭の野生動物」 |
| 審査委員賞 |
如何ですか、北アメリカの写真に慣れている筆者にとってヨーロッパの写真家の作品は 非常に啓発的です。まずアートとしてより洗練されています。詩的です。物語があります。一ひねりも二ひねりも工夫が見ら れます。そうでないと入選は 出来ないほどレベルが高いのでしょう。長い歴史の重厚な文化に浸って育ってきたヨーロッパ人の美的感覚はちょっとやそっと では真似が出来ませんね。(^v^)
勉強になりました。(^_-)
この欄は、読者の皆さんが身につけたデジカメ技術の基本を、もう一度おさら いすることを目的にしております 今月は軽い話題で行きます。(^v^)
メルマガ「デジカメ作品交歓会」#415号で大森 保武さん(美作市)の作品、 「花火」、が掲載されましたが、御本人がコメント「電線が入ってしまいました 残念!」とあるように花火の前の電線が2 本黒く見えます(下のイメージ)。

今回はこの電線を消すレタッチ方法について解説をいたします。
いつものようにペイントショッププロ9を使いますが、エレメント3、 フォトショップでも同じ要領でレタッチが出来ます。
| 1 | まず画像を呼び込み、イメージを拡大して表示します。 元になる画像が横640ピクセルなので、右のように500%の大きさにすると各ピクセルが四角で現れます。各ピ クセル毎に色の修正を加えます。 |
![]() |
| 2 | 左のツールバーから「クローンツール」を選択します。 |
![]() |
| 3 | 「クローンツール」で右図の黒い四角で表わされたピクセル の色をマウスの右ボタンを押してコピーします。 |
![]() |
| 4 | 「クローンツール」を電線の黒いピクセルの上に置いて、 左ボタンをクリックすると、黒いピクセルがコピーされた明るい色のピクセルに変わります。 |
![]() |
| 5 | 今度は矢印を使った説明です。1の矢印のやや明るいピ クセルの色をコピーし、2の矢印の暗いピクセルを指定して色を「暗い」から「明るい」に変更します。この 操作を繰り返して電線を明るくしてゆきます。闇雲に明るくするのでなく、明るさのパターンを考えながら色を コピーします。 |
![]() |
出来上がったイメージは:

簡単ですね!画像サイズが大きい場合はピクセルの塊をコピー>貼り付けと してゆきます。
御質問は神原までメール でお寄せ下さい。
第32号第2部、如何でしたでしょうか?
ニコンの第一四半期の決算報告が発表されました。売り上げは13.9%、経常利益 329.9%増だそうです。デジタル一眼レフ、それに伴うレンズの売り上げが貢献しているそうですが、半導体業界向け の半導体ステッパー(縮小投影型露光装置〜集積回路のエッチングをする装置)も本年度収益が18%増と予想されていま す。半導体ステッパーの最大大手はオランダのASMLですが、ニコンが業界第2位、キヤノンが3位となっています。 ニコンの逆襲ですね!(^v^)
一方アメリカ市場(第二四半期)でのシェアはコダック23.9%、キヤノン21.9 %、ソニー18.6%、ニコンは7位で4.5%だそうです。
EISA Photo Awards 2005/2006が発表されました(EISAは欧州20カ国の写真/映像/オーディオ専門誌50社で構成される 団体)。カメラ部門ではキヤノン EOS 350D (EOS Kiss Digital N)、プロフェッショナルカメラ部門ではニコン D2X、 コンパクトカメラ部門、オリンパス C-7070、ズームカメラ部門、松下電器産業 LUMIX DMC-FZ5、ポケットカメラ部門、 富士写真フイルム FinePix F10、となっています。レンズではシグマ 3.5-6.3/18-200 mm DCが受賞しましたが、タムロンに 勝ったということですね。(^_-)
まだまだ暑い日が続きます。皆さんお体を大切に!!
より良いメールマガジンを作り上げようと思っておりますので、皆 様のご質問、ご意見、ご批判、お励まし、お待ちしております。どうぞメール・マガジン「デジカメ作品交歓」 にふるって御投稿下さい。
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