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DigicameTitle.gif姉妹誌

第28号第1部

平成17年4月5日発行

平成17年4月6日改訂版発行


   「改訂内容:作者名に間違いがありました。
   #363号から、野澤 正之 さん(八王子市)の作品、「菅生沼の野鳥」は

   #363号から、井上 純一さん(岩井市)の作品、「菅生沼の野鳥」

   の間違いでした。ここに謹んでお詫び申し上げます。」(編集責任者、神原幹郎)

ホームページは digicamworks.net

(下記廃刊後記入)

   (「月刊デジカメ作品」は廃刊なっています。
続刊はデジカメワークス」(ここをクリック)をお楽しみください。)

1 はじめに

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Ansel Photo

   「先日ジャパネット高田がTV東京でCanonKissを望遠などレンズ二本、 予備電池を付けて89,800円で100台限定で紹介していました。安くなりましたね。思わず申し込もうかと思いまし たが、待て待てともう少し様子をみてみようと購入は思いとどまりました。これは当然オリンパスの E-300 など への対抗措置から価格競争が激化していることを表わしていると思います。コンパクトデジカメとの価格差もぐ っと小さくなり、国内のコンパクトデジカメの普及がほぼ飽和状態になった現在、メーカーはユーザーの一眼レフ へのシフトを期待しているようです。実際に市場調査などでコンパクトデジカメユーザーの6割は一眼レフに興味 をもっているそうです。残り4割の興味を持たないユーザーの理由は使い方が難しい、価格が高いということが多 いようですから、値段がもっと下がれば更に普及が進むことでしょう。
   価格.comなどのインターネットサイトも見ていますが、なかなかむ面白いです。ただ店頭で見 る限り、ボイントなどのせいかまだまだ高い上、やはり大きさにはビビってしまいます。画質はハードにお任せ、 情報重視の私などはポケットに放り込んでいって、そこそこの写真の撮れるコンパクトデジカメで満足しています が、ここまでくると一つくらいは一眼レフも持ってみようかと思ったりもします。パソコンのように劇的に安くな るのは業界が寡占状態のカメラでは無理でしょうが、それにしてもそう苦労しなくても手にはいる時代にはなった ようですね。皆さんはいかがですか。それはそれとしてコンパクトデジカメの作品ももっと積極的に投稿するよう にしてほしいと思っています。」(発行責任者:木村元一)



2 今月の特選デジカメ写真


   本欄のコンセプトは、過去1ヶ月(締切りは毎月19日)に姉妹紙 「デジカメ作品交歓会」に掲載されたデジタル・イメージ(デジカメ・イメージ、スキャンされた銀塩イ メージ)の一部を、編集委員の推薦・投票によって選び、あわせて編集委員の論評をつけて読者の皆様にじっく りと作品鑑賞をしていただくという目的を持ったものです。読者の皆様方からのご推薦も受け付け ますので、是非編集局までお寄せ下さい。

   推薦では、全国各地の風物,季節の話題、生活風景等の写真を読者の間で分かち合うこ とを目的としている姉妹紙「デジカメ作品交歓会」の性格上、それらが選択の一要素となります。また、 新しい芸術表現の可能性を秘めているデジタル画像を扱う故に、自由な表現形式も高く評価され、本誌で はそれらを推奨致します。所謂一般の写真コンテストにおける如き、優れた写真技術、写真撮影の難度、 及びある程度確立された審美感に基づく厳正な評価は、もとより素人集団である編集局には無理がありま す。従って、これらの評価要素に関しては、各編集委員のそれまでの人生経験、写真経験、美的感覚等に 基づくものになります。

   デジタルイメージをモニター上で正しく見る際には、モニターが正しく補正されてい ることが条件となります。補正にはそれなりのソフトウェア、機器が必要とされますが、それが無い場合 、最低限必要とされるのはモニターの明るさとコントラストを調整することです。下に示した画像を使い 簡易補正されることをお薦めします。

   明るさの補正は下の画像の特に最両端の白と黒が隣り合わせるものと区別できるよう にモニターを調節します。

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   上記の明るさと色の補正を行うウェブサイト、 EasyRGB.com でモニターの色の補正をされることもお勧めします。詳しくは http://digicamworks.net/Gekkan/EasyRGB/EasyRGB.htmでのモニター補正の仕方をご参照下さい。

   今月は、「デジカメ作品交歓会」の既刊#360号から#367号までに掲載 された写真のうち、7名の編集委員各々が選んだ「この1点!」22点と、編集委員と読者の投票によって選ばれた1点、 計23点を掲載します。順不同です。



「桃源」と「スカイウオッチャー」が選んだ「この1点!」

#361b号から 渡辺 悦男 さん(山口県宇部市)の作品、「永平寺にて」

作者コメント:   「先日、永平寺方面に旅行しましたので写真を投稿します。 」

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編集委員評:   「関東のべた雪と越前の雪では違うが、こんな雪の写真を撮りた いと思っていた写真です。細かな雪が版画で丁寧に書かれたようにきれいに出ています。手前の木と手水鉢(?)の黒 い影の中の雪が鮮明に降っている状態を表現していると思います。寒い。」(by 桃源)

編集委員評:   「北陸の名刹「永平寺」はまだ春は遠く雪景色ですね。消えかけ た雪に追い討ちをかけるような新たな降雪です。雪の重さにじっと耐える日本の原風景のひとつではないでしょうか。 重い静かな写真だと思います。」(by スカイウオッチャー)

読者評:   「永平寺の雪景色綺麗です、お寺と雪は絵になりますね。」 (by 和田 義弘さん)


#365a号から 野澤 正之 さん(東京都八王子市)の作品、「雪景色」

作者コメント:   「みなさんこんばんは、ようやく春らしくなりましたね。雪 景色の写真を送らせていただきます。」

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霜柱

編集委員評:   「写真の持つ真実を伝えるすごさがこの写真にはあると思います。 こんな霜柱見たことない。でも明らかに存在するのですね。」 (by 桃源)


「桃源」と「うぐい」が選んだ「この1点!」

#365b号から アラジン さん(福岡市)の作品、「雪中の椿とまんさく」

作者コメント:   「福岡のアラジンです。3月6日に雪が久しぶりに積もりま した。我が家の椿(玉の浦)とマンサクです。」

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編集委員評:   「白い世界に椿の赤がきれいですね。この画面の向こう側の広がりが想像されて 楽しい。」(by 桃源)

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編集委員評:   「何か、か細いマンサクの花に雪がつもり凄いボリュームのある 花になりました。自然の造詣の面白さは巨大な自然の景色ばかりでなく、このような身の回りにもあります。遠出も良 いですが、身の回りにも気を配ばりたいものです。それをバッチリ写真に収めたアラジンさんのセンスもなかなかだと 思います。同時に投稿された雪の椿も良かったですね。それにしても色々な木の枝は面白い形をつくりますが。妙な魅 力があるのはなぜでしょうか?」(by うぐい)


「桃源」が選んだ「この1点!」

#367b号から 神原幹郎 (チリワック・カナダ)の作品、「夕暮れ」

作者コメント:   「カナダ西海岸は桜が満開です。今年の春は早く来ました。」

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編集委員評:   「キューバの写真も楽しいが、神原さんの写真はこうでなくっち ゃ。夕焼けの赤色が繊細な木々の枝を鮮明にしている。神原ワールドですね。」(by 桃源)


「スカイウオッチャー」が選んだ「この1点!」

#367c号から「昭子」さん(東京都港区)の作品、 「ニャンコちゃん」

作者コメント:   「昭子(港区)です。お彼岸も近づき、暖かさも少しずつ増し てきました。
   私のお散歩コースにある公園も子どもたちや犬を遊ばせる人たちで賑わってきました。その一角 にノラたちが住んでいます。冬の間、えさはともかく(呉れる人がいるので)寒さをどうやって凌いでいるのかと心 配でしたが、皆無事に冬を越したようで、何匹も姿を見せるようになりました。
   この日はなぜかこの子しか見かけませんでしたが、公園の門柱の上に乗って気持ち良さそうにグ ルーミングしたり眠ったり、、、。カメラが自分の方を向いていようといまいと我関せず、という大物モデルです。
   最後の1枚は神原様の「レタッチ解説」(月刊デジカメ作品23号「デジタルイメージのモノク ロ化」の中の「チャンネルミキサーを使う方法」)を参考にペイントショッププロ9でカラー原画をモノクロにした ものです。アドヴァイスなどいただければ幸いです。」

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編集委員評:   「ローアングルで迫力があります、被写体の振り向いた猫の顔 がいいですね。人に媚びない猫の存在感が見て取れます。いいタイミングですね。モノクロに加工されたとのことで すがいい雰囲気に仕上がっていますね。モノトーンの写真に懐かしさと新鮮さを覚えました。」 (by スカイウオッチャー)


「スカイウオッチャー」と「風来坊」と「B&W」が選んだ「この1点!」

#361b号から木藤 武雄さん(京都市中京区)の作品、「南西諸島での印象」

作者コメント:   「久しぶりに投稿します。先日南西諸島の石垣島・小浜島・ 竹富島に行きました。その印象画像です。」

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編集委員評:   「日よけを取り付けているんでしょうか?はたまた、何か生活 の道具を扱っているんでしょう?顔の見えない女性の手だけが写っています。何をしているのか、豊かな南の島の暮 らしが色々想像できる楽しい写真だと思います。」 (by スカイウオッチャー)

編集委員評:   「日よけの簾でしょうか?シンプルな中にも生活観溢れる作品 ですね。台風に見舞われる南西諸島の特徴でしょうか?低い屋根。毎朝繰り返される簾の取り付け。肖像権の心配が 無ければ、(年輪の刻まれた老)婦人の顔も見たくなりますが、顔が映っていなくても、充分インパクトのある作品 だと思います。」(by 風来坊)

編集委員評:   「さすが木藤さんだと思わせる一枚です。この女性のさりげな い日常のしぐさでしょうが、強くでなく薄く日焼けした細い腕や、形よく伸びた指に、人間一人一人が必ず持つ日常 を離れた超越性・おもいがけなさ、というものが暗示されています。うまいです。」(by B&W)


「スカイウオッチャー」と「うぐい」と「KASA」が選んだ「この1点!」

#364号から神原 幹郎(チリワック・カナダ)の作品、「キューバの子供達」

作者コメント:   キューバに8日間行ってきました。目的は「運び屋」を兼 ねた観光です。
   キューバはカストロの革命後旧ソビエトロシアの援助があった時はまだしも、ソ連社会主義の崩 壊以降、アメリカの経済封鎖と社会主義政策の行き詰まりの影響が顕著に出始め、国内経済は疲弊し、国民は貧困に 喘いでいます。公共建築物、一般家屋(これも国家財産)、交通設備(というか車のこと)等、あたかも革命後全く 時間が止まったかのような感がします。インフラの手入れをされないものはそのまま崩壊をし始め(一般家屋にその 例が多く、下水が道に溢れているという例も見ました)、歴史のある建物も石造りとはいえ早急な修理が必要と思わ れるものが沢山ありますがとにかく財源が無く、手の打ちようが無いようです。
   表向きの経済活動では生活を支えるのも大変で、闇経済も活発です。首都ハバナで話したある青 年の話では、食糧配給に週1リットルの牛乳があるが彼の3世代同居家族では1・2日で無くなってしまう、という ことでした。キューバの人々はとても開放的で進んで話しかけてくる人が多かったのですが、下心なく話しかけてき た人はたった一人だけでした。ある人は(ヤミの横流し)葉巻を買わないか、とか、(外国人用のホテルから流れて きた)ラム酒を買わないか、ロブスターの食事を20ドルでどうか、とか、びっくりしたのは3才くらいの女の子が そのへんでむしってきたハイビスカスの花を差し出して小銭を「無言で」要求したことでした。(ただしキューバで は私が見聞きした範囲では凶悪な犯罪はないようです)。
   「運び屋」というのは、昔私が音楽監督として雇われていた教会が援助をしている小さな田舎町 と同じ州にホテルがあったので、トランク一杯、キューバの子供達の為にノートや鉛筆、ボールペン、キャンディー 、チョコレート等を詰めて持っていったからです。今回はキューバの子供達の写真をお送りします。この子達の笑顔 を見ると、キューバもいつしか明るく豊かな時代がやってくるのだな、と思いました。」

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首都ハバナ旧市街で。偉大なキューバの教育者ホセ・デラ・ルス・カバレロの銅像の下で。

編集委員評:   「可愛いですね。仲の良い二人ですね、兄弟かな?何を話してい るんでしょうか。聞き耳を立ててみたくなります。二人の自然なしぐさ、男の子の表情がばっちり撮れています。いい ですね。」(by スカイウオッチャー)

編集委員評:   「これくらいの年頃の子供は可愛いですね。何をしゃべってるん でしょうか、キューバーの将来について語り合っているとか、まさか、でも楽しそうですね。
   三歳心と云う言葉があるようにこの年頃は天真爛漫、余計な知識が溜まっていない脳はどんどん新 しい知識を吸収して成長していきます。どんなに偉い人の像であろうが、石の山であろうが頓着なしです。つまらない 拘りや過去の確執がないだけ何をしていても純粋無垢で、見ていて可愛くまた面白いものです。社会主義国はとにかく 子供を大切にしていますから、キューバも子供達は幸せなのだと思います。それがよく出ていますね。私はこういう写 真をみると心が休まります(^○^)。」(by うぐい)

編集委員評:   「なにやらひそひそ話しをする子供、話を聞いている男の子の笑 顔から、会話の内容がわかるような楽しい写真です。こういう写真を撮りたいですね。」(by KASA)

読者評:   「この頃から男性と女性の表情が生まれているのですね。素晴らしい瞬 間を捉えています。」(by 和田 義弘さん)

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編集委員評:   「大道芸人の奏でる音楽に合わせて、子供達は体でリズムを取り ながら音楽を楽しんでいます。踊りが生活の中に自然に溶け込んでいるようで、また、動きがぴったり揃っているとこ ろからしても、海外の子供はリズム感がいいなと、感心しました。」(by KASA)


「ジェイ」が選んだ「この1点!」

#362a号から池田 篤司さん(リッチモンド・カナダ)の作品、 「Cultus レイクにて」

作者コメント:   「しばらくぶりの投稿です。場所は、Chilliwack の Cultus レイクです。神原さんのお膝もとですね。ちょっと時間がたってしまいましたが、12月のクリスマスに 親戚と家族でCultasレイクいったときの写真です。
   宿泊したキャビンの庭に黄色いすべり台が置いてあり、寂しそうだったのが印象てきでした。 またちょっと回りを散策していたら綺麗なみどりの苔に覆われた大きな木々をみつけました。まるで木が苔を着て いるようでした。」

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編集委員評:   「グリーンのモノトーンで描かれたこの作品は、何かに惹きつ けれらるかのような魔力を持っています。一寸雑誌の裏表紙で見たような錯覚を覚えますが、イマジネーションを掻 き立てられます。この作品で先ず目に付くのは、長く伸びた枝でしょうか。この枝が何か生き物のように見えます。 また画面構成の「間」の取り方に非常に優れたものを感じます。私もこのような作品を撮ってみたい気もしますが、 一面このようなところに足を運ぶのは怖いので、池田さんの作品をじっくり鑑賞することにします。」 (by ジェイ)

読者評:   「童話にでも出てくるような幻想的な風景ですね。」 (by 和田 義弘さん)


「ジェイ」が選んだ「この1点!」

#365a号から 神原 幹郎(チリワック・カナダ)の作品、 「キューバで目にした植物」

作者コメント:   「キューバは冬は乾季です。枯れた葉っぱや茶色の野原が目 立ちました。雨季になったら植物は猛烈な勢いで成長するのでしょう。冬とはいえ日中の気温は30度近くまで上が ります。 」

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ココやしの木(赤外線写真)

編集委員評:   「キューバのココやしの木を赤外線写真でとのことですが、こ れも不思議というかソラリゼーション技法のような作品ですね。キューバといえば明るい青い空を想浮かべますが、 日本では見慣れない光景です。赤外線写真にすることによってマゼンタ色のモノトーンがこの作品を引き立てていま す。ココやしの実がそれこそ頭の上にでも落ちてきたら多分天国(行けるかな)でしょう。神原さんはいろいろな技 法で作品を違った観点から魅力ある作品に作り変える素晴らしい腕を持っています。これからもいろいろ披露して下 さい。」(by ジェイ)


「ジェイ」と「風来坊」が選んだ「この1点!」

#366b号から 金子 久隆さん(横浜市)の作品、 「僕も読書が好きなんだ〜」

作者コメント:   「長閑な春の陽射しの下で読書。 ワンちゃんも本当に本を 見たかったのでしょうね!!微笑ましいシーンに出会いました。」

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編集委員評:   「公園のベンチで冬の柔らかい陽射しを浴び、婦人が読書をし ているそばで、飼い犬が主人にかまって欲しい様子で覗き込んでいる様子は、微笑ましい限りです。金子さんは夫人 の帽子の一部をカットし作品に緊張感を与え、作品を引き締めています。バックも整理されて場所の雰囲気が良く伝 えられているスナップに仕上がっています。」(by ジェイ)

編集委員評:   「公園の昼下がりでしょうか?題名にマッチしたほほえましい作 品ですね。タイミングを良く捉えています。ご婦人の知り合いがこの作品を見れば、個人の特定に繋がりますが、こ の作品であれば、不利益をこうむる可能性は、殆ど無いでしょうね?」(by 風来坊)

読者評:   「本を読む女性と犬の従順な関係が面白く表現されています。」 (by 和田 義弘さん)


「ジェイ」と「うぐい」が選んだ「この1点!」

#366b号から 林 文彬さん(台北市・台湾)の作品、 「燕の雛」

作者コメント:   「本日は去年に昆虫などを写した写真を6点をご指導戴きた いと想って居ります。どうぞよろしくお願い致します。 」

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燕の雛三羽は腹が餓ている様子を PhotoShop7 で油絵の様にいたずらしたものです。

編集委員評:   「絵画風にレタッチしたとのことですが、元のデジカメ作品が 良いので、微笑ましい作品として仕上がっています。燕の雛が巣から首を出して、餌を要求している姿は見かけます が、このように画面いっぱいに大きな口をあけて餌を待ち焦がれている様子はなんとも可愛らしいものです。デジカ メもこのように絵画風に仕上げるのも簡単に出来ますが、素材の良し悪しが出来上がりにこのような作品になる良い 見本だと思います。」(by ジェイ)

編集委員評:   「三匹のツバメの子、親が傍で餌を与えているんでしょうか、 面白いです。日本ではこれからそろそろツバメを見かけるようになりますが、台湾では如何ですか?画像は絵画風 にレタッチしたということでしたが、こういう試みもデジカメ写真の楽しみ方の一つでしょう。掲載の時、バック が汚れているので綺麗にしようかと思っていましたが、絵画風と言うことで、そのままにしました。油絵は離れて 見るへしという説があるように、あまり細かい点は見ないで全体を見て楽しむようにしたいものです。色々な意見 はあると思いますが折角RAWでで提供される画像データが多い昨今ですから、まともな写真?で物足りない場合 などこの画像のように絵画風などにしたりして遊んでみたいものです。」(by うぐい)


「うぐい」が選んだ「この1点!」

#361a号から、James 降矢さん(インデイアナ州・アメリカ合衆国)の作品、「シマリス」

作者コメント:   「皆様の投稿写真を拝見していますと梅、桃と沢山の花が春 を告げるよううに掲載されており羨ましく拝見しています。当地はようやく水仙、クロカスの芽がわずかに地面を割 って顔をのぞかせています他春らしき風情は何もありません。しかし春が来たかと感じたのでしょうか Chipmunk (縞りす)が姿を見せました。春はもうすぐだと感じています。」

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編集委員評:   「こうして見ると写真ではかわいい以外何の変哲も無いシマリスで すが、時期と場所に思いを巡らすと、これが厳しい冬を越えて春を迎えるひとつの印なのですね。日本でウグイスが春 告鳥といわれるように、冬眠から覚めて人目にふれるようになったシマリスは春告リスなんでしょうか。これから、去 年埋めておいた木の実を探し出して春の営みを始めるんでしょう。とかく写真そのものの良し悪しに目がいきがちです が、それは当然のこととしても、一枚の写真でも撮った人、季節などの環境、その他様々沿革に思いをめぐらせば、見 る人それぞれの生活環境によっても感じ方は違うと思いますが、更に更に楽しいものになると思います。」 (by うぐい)


「うぐい」が選んだ「この1点!」

#363号から、suzOGさん(東京都)の作品、「桜(水元公園)」

作者コメント:   「はじめて投稿いたします。suzOGと申します。デジカメ作 品交歓会、毎回みなさんの作品楽しみにしております。どのように作品を送付してよいのかよくわからなかったので すが、とりあえず、先日近所の水元公園で見つけた桜の写真を添付致します。
   3月だと云うのに東京では雪ですが、春間近ですね。これから被写体が増えると思うとワクワク します。では、宜しくお願いいたします。」

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編集委員評:   「四月の始めの今になってやっと主流のソメイヨシノなどが咲きは じめた桜ですが、この写真は三月はじめのものです。広い水元公園ですからいろいろ変わったものもあるのでしょう。 早咲きの桜のマクロ写真、背景の空色も変わっていて新鮮な感じをうけました。梅が盛りの時期でしたが、早咲きの桜 は河津桜ばかりじゃないよ、東京にも早咲きの桜があるんだよ〜ということなんでしょうね。見慣れた景色でも注意し てあるくと面白いものがあります。」(by うぐい)


「KASA」が選んだ「この1点!」

#363号から、井上 純一さん(岩井市)の作品、「菅生沼の野鳥」

作者コメント:   「お久しぶりです。茨城県県南の茨城県自然博物館の少し北に 位置する菅生沼上沼はこはくちょうやカモの飛来地として隠れた名所です。その数300羽以上、またカモ数千羽飛 来します。もう間もなく北帰行ですが、先月中旬に沼入口のロープが解かれ、真近でデジカメすることが出来ました。
   こはくちょうは集団で行動しますが、この日は親鳥が食べ物を探しに出掛けたのか首筋がまだ茶 や灰色の幼鳥が多く見られました。この冬は沼の入口にロープが張られている日が多く、いたずれされこはくちょう が沼の奥に退避していることが多くロープが張られていたようです。
   この日は曇りがちでこはくちょうの白があまり冴えませんでしたが、帰り際3組のグループが餌 を探しに飛び立つところを見せてくれました。またおながガモやマガモもかわいらしい姿を見せてくれました。」

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編集委員評:   「マガモが休んでいるところを鮮明な画質で撮影されたワンカ ットです。羽のやわらかそうな様子や、水の上で休むマガモの様子が良く撮影されていると思います。」 (by KASA)

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編集委員評:   「これも、面白いカットだと思い選びました。場所を争ってい るのでしょうか、二羽の鴨がにらみ合いをしています。片方が、胸を反り返らせて自分は偉いんだぞ!と、アピール しているようで、人間と同じだなと思って見させていただきました。」(by KASA)


「風来坊」が選んだ「この1点!」

選者コメント:   「個人情報保護法が施行され、写真の世界も従来以上に注意が 必要かも知れませんね。個人が特定され、その結果、個人が不利益をこうむった場合には、損害賠償・・ということ も、有り得るかも知れません。子供を撮るときは、親の了解が・・。不特定多数を撮る場合は問題ないのでしょうが 、明らかに特定の個人を撮る場合は、了解が必要でしょうね。そんな視点も入れ、今回は、スナップ写真を選んでコ メントさせて頂きました。」(by 風来坊)


#366a号から 木村元一さん(台東区入谷)の作品、 「上野公園にて」

作者コメント:   「海老名香葉子達で立てた、東京大空襲の 慰霊碑、JR上野駅(動物園口)か らJR鶯谷への線路沿い、寛永寺の子院、現龍院墓地正面の「殉教者の碑」  (三代将軍家光への家臣五名と家族の殉死者)の右側につくられ、三月十日に除幕式が行われた。
   同時に母子像がいこいの広場がつくられましたが、母子像の周辺は今月末まで公園整備工事が 行われ、四月以降までは見られないそうです。」

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東京都美術館の球鏡のモニュメント。

編集委員評:   「大きな球体のオブジェに戯れる幼児。なんとなく孤独な都会 の1面を写しているのかも?と思ったりしますが、球体表面に写った景色と幼児うまく切り取った作品ですね。親 が見ればわが子と分かるでしょうが、肖像権上は問題のない作品だと思います。」(by 風来坊)


#365b号から  神原 幹郎 、(チリワック・カナダ)の作品、「キューバの人々」

作者コメント:   「キューバの人々は余り豊かではないけれども陽気で、どこ となく高貴な感じさえします。恐らくアメリカの経済封鎖に耐え抜いて頑張っているという自負心があるのかもしれ ません。そしてチェ・ゲバラの禁欲的な気風を心の底で受け継いでいるのかもしれません(チェ・ゲバラのイメージ は何処にでも見かけられます)。」

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ハバナの旧市街で。モデル料を払いました。

編集委員評:   ラテンの陽気な国キューバ、白壁ブルーの扉をバックに愛犬を連 れた老婦人。絵になりますね。時間の経過を忘れ、1日こうしているのでしょうか?貧しくても、人として生きてる ことを謳歌しているのは彼らかもしれませんね?お金を払って撮らせてもらった作品は、当然、公の場で公表しても 問題ないでしょう。」(by 風来坊)

上掲:#366b号から 金子 久隆さん(横浜市)の作品、 「僕も読書が好きなんだ〜」

上掲:#361b号から木藤 武雄さん(京都市中京区)の作品、「南西諸島での印象」



「B&W」が選んだ「この1点!」

#367c号から、廣井 信男さん(埼玉県)の作品、「運河」

作者コメント:   「時間潰しに横浜駅西口界隈をブラブラ。この運河は迷子になった“タマちゃん”  が一時期滞在した事で有名になった。」

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編集委員評:   「魅力ある写真の性質に、目を引き付けるということがあります。 そして写真のなかに隠された驚きがあると、引き付けられてしまいます。廣井さんの作品の隠された驚きは、コントラ ストを強めてBかWかと様々な被写体を色分けして(色は無いのですが)、どうだとばかり橋桁下の暗闇からの強い光 を強調していることです。筆者には何の光なのかわかりません。おまけに派手な光なのに水に反射しているのは短い一 筋の光だけ。これも廣井さんの得意とする日常性の中の非日常性の描写の一つですね。」(by B&W)


「B&W」が選んだ「この1点!」

#360b 号から、裏道遍路人(川里)さん (東京都)の作品、「渋谷遍路」

作者コメント:   「渋谷はいくたびに違った表情をみせるそこが面白いしかしほ んとうは新宿のほうが好きだ新宿は危険だと云われているが自分には安らぐ所だ、オドロオドロしたところがいい。」

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編集委員評:   「試みに川里さんの作品にバックを付けてみました。バックの色は 作品の上部と同色で(完全な黒ではない)、錆の世界の拡散性を表しています(これも評の一部だとご理解下さい)。 錆とそれに関わるモノは溶けたり土に混じり雨と一緒に海に流されたり、壊され視界から消えてゆきます。これが拡散 性と筆者が名づけたスガタ・状態・性質です。錆は表の世界ではあってはならないもののように解釈されます。川里さ んが執拗に錆を被写体として追求し、その中に美を求めるのは、錆というものは咲き誇る花や、聳え立つ山や、夕暮れ の茜雲と同じように、生々流転するこの世界でのは一つのれっきとしたものの姿や性質であって、決しておろそかに扱 うべきものでないという主張があると思います。裏道遍路人は裏道を照らしながら歩むお遍路さんなのです。」 (by B&W)


「B&W」が選んだ「この1点!」

#366a 号から、代田 泰彦さん(所沢市)の作品、「山茱萸」

作者コメント:   「3月12日に新宿御苑の寒桜を撮りに行きました。数本の 寒桜とまだ3〜4日早いカンヒザクが目立ちました。春が来た、と実感させてくれるのは、山茱萸でした。鮮やかな 黄色が皆の目を惹きつけていました。こんなに沢山有るとは知りませんでした。鴛鴦は一番人からは遠いところの木 陰に5〜6羽居るようでしたが、 300ミリの望遠ではこれが最高でした。野沢さんのレンズが必要です。」

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編集委員評:   「目を離してこの作品を鑑賞すると、とても幻想的な作品だとい うことがわかります。青緑のバックに渋い黄が浮かび上がっています。上掲の池田さんの作品は優れたレタッチ技術 で幻想感を高めていますが、代田さんの場合は撮れたままという感じですね。へたにトーンカーブをいじったりガン マを上げたりしないで、そのままを投稿されたところに代田さんの主張を感じます。」(by B&W)


編集委員と読者の投票で選んだ作品(計1点)


#367c 号から、黒崎 亨 さん(横浜市)の作品、「オオイヌフグリ」

作者コメント:   「野花のマクロ撮影に挑戦して見ました。地面に這い蹲っ ての構えでのピント合わせに苦労しました。青い色が良く出て背景も綺麗に纏まり久しぶりの傑作です。」

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編集委員評:   「オオイヌノフグリは花冠が大きくても10mmしかありませ んから、黒崎さんが撮影時に苦労されたのもよくわかりますね。こういう場合にはLCDがチルト・スウィベル 式だと大助かりです。一眼レフにこの方式のLCDをつけたらヒット商品になるはずですが、、。写真はあたかも スタジオ撮影されたかのような光線の当たり方で花の中心を白くとばし、コントラストをつけて上手に画像を処理 していると思います。黒崎さんの接写のテクニックにはいつも感心させられますが、背景の処理が本当にうまいで すね。」(by B&W)


3 第28号第1部編集後記

   今月号の作品選考では大阪の和田義弘さんに参加していただきました。和田さん、 ありがとうございました。

   すこし古い話ですが、 オリンパス株式会社と松下電器産業株式会社は13日、フォーサーズ規格に基づくレンズ交換式一眼レフカメラの共同 開発について合意したと発表した、というニュースが今年1月にありました。4月1日のオリンパスの発表で は両社が共同開発のデジタル一眼を、来年の2月のPMAでそれぞれの独自のブランド名で発表するということです。 4月1日というのがなんとなくクセモノですが、(^v^)、 英国のウェブサイトDPRの記事にありました。パナソニックお得意の手ブレ補正機能が付くかもしれませんね。

   アドビ・フォトショップCS2が発表されました(4月4日)。バニッシング・ ポイントという画期的な機能が付加されたということです。その他、高性能ノイズ除去機能、32-bit HDR と呼ばれる ハイ・ダイナミック・レンジ画像生成編集機能、などかなりの新機能があるようです。欲しいけれど筆者には手が届き そうもありません。(*^_^*)

    3月31日のマック・ワールドの記事ではニコンが間違って(それとも意図的に?(^v^))D50,D70sの 取説をウェブ掲載したとあります。日本語の関連記事は ニコンアジアのサイトに、『D70s』と『D50』のマニュアルが掲載をご覧下さい。「そもそも、ニコンがなぜ発表 しぶっているかと言えば本来PMAで低価格600万画素機としてD50を大々的発表する予定がキヤノンのKiss NDを見て数字的に『完全』に負けていたため急遽発表中止。で、KIssの熱が冷めるまで待って発表なんだが価格 はボディ6万円代らしい。唯一対抗できる価格勝負にきます。」{投稿者: (218.43.95.74)}などという書き込みもあ ります。

   オリンパスが 「E-300」用純正防水プロテクタ「PT-E01」並びに交換レンズ用各種純正防水レンズポートを発表しました。 「PT-E01」はお値段が15万円。E300が2台買えてちょっとおつりがきます。(^_-)

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