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Mail Magazine「Digicamworks

読者の皆様の写真及び記事を募集しております。 編集発行者までお寄せ下さい。
Please send your photos and articles to the editor/publisher.

第9号/N9

平成18年03月25日発行(Mar 25, 2006)

ホームページは/Home Page http://digicamworks.net/


既刊は/For past issues メールマガジン「デジカメワークス」の既刊


目次

目次クリックすると各作品へジャンプします
読者の投稿写真/Readers' Photos
連載・「”AQ 活性の魔術”の背景を語る」 第六話 by 笠井 喜世先生
「次々と退学する生徒たち」
読者のメールマガジン紹介・ 「複眼的ヨーロッパ放浪記」、「写真徒然日記」
編集後記

   

1. 読者の投稿写真


   読者の皆様の投稿写真を鑑賞する欄です。投稿写真はジャンルを問いません が、公序良俗に反するもの、プライバシーに反し肖像権に抵触するものはご遠慮下さい。投稿先は 神原幹郎です。

   デジタルイメージをモニター上で正しく見る際には、モニターが正しく補正 されていることが条件となります。補正にはそれなりのソフトウェア、機器が必要とされますが、それが無い場合、 最低限必要とされるのはモニターの明るさとコントラストを調整することです。下に示した画像を使い簡易補正さ れることをお薦めします。 明るさの補正は下の画像の特に最両端の白と黒が隣り合わせるものと区別できるように モニターを調節します。

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   新規投稿の作品


   安間 恒保さん(中野区若宮)、「北海道」、3点

   作者コメント:「2月上旬札幌雪祭りにゆきました。総勢25人ばかり、 6〜7人車椅子の人がいる団体で、皆さん外国旅行へもしばしば行くらしい。元気・意欲・財力がそろって おられるのに先ず驚嘆。日本の現在の姿の一面を見せていただいた思いでした。「東横イン」の問題も“な るほど”という感じです。
   航空会社も旅行会社もバスの乗務員もホテルも特に札幌市民のボランティアも親切なこ と、日本人の“よさ”がまだまだ残っておりました。写真は、そのときのものです。
   支笏湖は、すこしうつろな感じがするほど巨大な、我が国指折りの大カルデラ湖という。 カルデラとは、火山性凹地のことで、ポルトガル語で「なべ」という意味だそうだ。北海道ではめずらしい 不凍湖。水深は365m(琵琶湖は103m)面積では琵琶湖の9分の1だが貯水量は4分の3になるという。水 は青く透明度は18mという。登別温泉の地獄谷は、つもった残雪とともに吹き上げる蒸気が雲のように…。 札幌駅前通り。夜9時ごろのはなやかさ。通りの中央に雪が集められている。」

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支笏湖

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地獄谷

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札幌駅前通り

   関連サイト

    支笏湖

    北海道遺産・「登別温泉地獄谷」(登別市)

    JR札幌駅ホームページ

   編集者コメント:「日本人の“よさ”がまだまだ残っておりました。」 そうですね。日本の人も自然も素晴らしいとつくづく思います。安間さん、 良いご旅行をされましたね!!支笏湖が水深365mとは知りませんでした。


   代田 泰彦さん(所沢市)、「新宿御苑の山茱萸」、7点

   作者コメント:「昨年見た新宿御苑の山茱萸を思い出し、早速御苑に行っ た。御苑は都内で好きな公園のひとつで、早春・枝垂桜・菊展・紅葉・冬枯れのそれぞれに時期に写真を撮って いる。植物の種類も多いし、いつ行っても新しい発見がある。
   中の池のふちに山茱萸の木が沢山ある。鮮烈な黄色を周囲に振りまいている。周りはやっと 芽吹き始める準備をしている頃で、ソメイヨシノ等の桜の木も白っぽくなっていてもまだ咲くには間がある。寒 桜がようやく2−3輪花を開いている。(日本庭園の寒桜は満開であった
   「庭の山茱萸の木・・・」と九州の民謡を歌いながら散策している人もいる。もっとも現在 は民謡協会が「山茱萸」を「山椒」の木に変えてしまっているらしい。これはとてもおかしいことで復活された ほうがいい。歌を歌っていた人も明らかに目の前の山茱萸の木に刺激されて歌っていた。もっとも私自身は長く 「三州」の木と思っていた。山茱萸の木を知らないと音から想像したのは三河三州であった。詳しい話が次のURL 分かる。
    http://www.forestopia.gr.jp/tosyokan/sansyo.htm

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   関連サイト

    代田さんのブログ

    代田さんのホームページ

    新宿御苑ホームページ

    山茱萸 (さんしゅゆ)、水木(みずき)科、学名 Cornus officinalis

   編集者コメント:代田さんは山茱萸に強い思い入れがありますね!! (^v^)毎年この頃に決まって撮る被写体です。


   金子 久隆さん(横浜市)、「春を先取り」、3点

   作者コメント:「神奈川県・松田町の早咲き桜が満開を迎え、丘の 斜面がピンク色に染まっていました。富士山に桜、まさに日本の象徴ですね。ひと足早く、春を満喫して 来ました。」

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   関連サイト

    松田町観光協会

    読売新聞桜情報

   編集者コメント:まさしく春を先取りです、このマガジンでも 先撮りですね!!(^v^)。いつも感心しますが金子さんはバックの処理がうまいです。\(~o~)/


    

   大森 保武さん(美作市)、「蒜山・大山」、8点

   作者コメント:「昨日は暖かい風にさそわれ、大山まで行き、240キロ 走り、蒜山・大山をデジカメしてきました
   下旬に開通する「蒜山・大山スカイライン」が楽しみです。(でも開通までに12日もある ので、かなり雪が解けるのではと心配も・・・・)。ではまた。」

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蒜山三座

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大山&鳥ヶ山

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富士山ではありません

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山頂アップ

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場所を変えて

   関連サイト

    大森さんのホームページ

    蒜山大山スカイライン・Goo岡山

    国立公園大山

   編集者コメント:大森さんのコメントではないですが伯耆富士とは よく言ったものです。そっくりですね。雪の壁間に合うといいですね!!(^v^)


   Ray Dawsさん(Chilliwack, Bc, Canada)、 「From my balcony(自宅バルコニーから)」、4点

   作者コメント:「Thank you for the phone call this morning. It was very nice to hear from you again. I'm going to send you a few recent pictures for now and there will be more to follow.
   These pictures were taken from my balcony two days ago. I especially like the one of Mt. Tomyhoi - it almost looks like a painting.
   I am reading a book about Phyllis Munday, a wife and mother of a well-known pioneer family who explored a lot of the coastal mountains of British Columbia in the early 1900's. She was the first woman to climb Mt. Robson, the highest mountain in Canada. Phyllis climbed over one hundred mountains in B.C., 30 of them were "first ascents" before anyone else. Lady Peak is named Phyllis by her husband Don, and Baby Munday is named after their daughter. There are 8 mountains in the "Cheam Range" - Mt. Cheam, Lady Peak, Knight Mt., Baby Munday, The Still, Welch, Stewart, and Foley Mts. We can only see 4 from Chilliwack but I have photos from behind these peaks which I will send later on.」

   作者コメント:「今朝の電話ありがとう。又、声が聞けて嬉しかった。 とりあえず最近の写真を送ります。後でまたもっと送ります。写真は2日前に家のバルコニーから撮ったも のです。自分としてはトミホイ山(注:アメリカ側にある2271mの山)がお気に入り。絵画みたいです。 今フィリス・マンデイの本を読んでいます。彼女は1900年初頭にブリティッシュ・コロンビア州の海岸づ たいの山脈を探検した有名な開拓者家族の妻であり母であった人です。カナダ最高峰のマウント・ロブソン を女性としては初めて登った人です。フィリスはブリティッシュ・コロンビア州の山を100以上登り、 そのうち30は初登頂でした。レイディー・ピーク(注:2178m)は夫のドンによりフィリスにちなんで 名付けられ、ベイビー・マンデイ(注:2250m)は彼らの娘にちなんで名付けられました。シェム山脈 には8の山、シェム山、レイディー・ピーク、ナイト山、ベイビー・マンデイ、スティル山、ウェルチ、 スチュアート、フォーレイ山、があります。チリワックからはこれらのうち4つしか見えませんが、私は 背後から撮ったこれらの山の写真があるので後で送ります。」

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Lady Peak

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Lady Peak

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Tomyhoi Mtn.

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Valley Scene

   関連サイト

    Tomyhoi Peak Images/SummitPost.org

    Baby Munday Peak British Columbia

   編集者コメント:レイさんは筆者の近所に住んでいるので実質的に 同じような光景を毎日眺めています。(^v^)チリワック近辺の山は美しいものが多いです。
   Thank you, Ray. Looking forward to having the next batch of your masterpieces!!


   見上 靖夫さん(美作市)、「タイ旅行」、4点

   作者コメント:「山と四国お遍路でお世話になっている見上 です。3月8日〜12日、山仲間10人と、ツアーでタイへ行ってきました。スナップ写真、送り ます。」

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アユタヤ遺跡

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泰緬鉄道

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王宮

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王宮前

   関連サイト

    タイ国政府観光庁

    六昆(リゴール)王・山田長政

   編集者コメント:アユタヤ王朝で信任を得た山田長政は最後には左遷され 戦傷に毒を塗られ亡くなったということですが、左遷のおおもとの原因は華僑勢力の日本人排阻にあるようです。 秦面鉄道の建設から話題をとった「戦場に架ける橋」フィクションだということです。この工事で連合軍の捕虜 16000名、強制労働者10万人が亡くなったとされていますが(英語版Wikipedia)、こうした数字がどこま で本物なのか検証されたことがあるのでしょうか。時間のある人は下記のサイトをお読み下さい。オーストラリア 戦争記念誌に嘗て掲載された論文ですが、日本軍捕虜収容所の実際、例えば欧米国家では恐怖のチャンギ収容所 と思われている捕虜収容所に収容された87000名の連合国将兵のうち収容所で死亡したものは僅か850名、 それも収容される以前に負った戦傷が原因だと報告され、捕虜も”比較的快適だった”という印象を持つものが 少なくない、と記録されているが、一方で、こうした収容所の記念施設を訪れる観光客は日本軍の横暴を見ることを望 んでおり、提示する側もそれに答える形での展示をする(つまり事実ではなくウソを陳列することになる)と 書かれてます。(もっとも秦面鉄道に携った連合国将兵はチャンギより酷い扱いを受けたということですが)
    Tourist Traps: Commemorating and commodifying the prisoner of war experience in south-east Asia

   事実を丹念に拾い正確に記録することが敗戦国にとっては絶対に必要となります。 戦争が終わって半世紀以上も経ち、当時を知る人々も少なくなってきました。忘れられた歴史の事実を覆い隠すように 虚偽が罷り通り、その虚偽をもって恐喝を受けることは誠に耐え難いことです。


   今井 保子(美作市)、「タイ旅行〜アユタヤ遺跡、象に乗る」、9点

   作者コメント:「3月8日〜12日、タイへ行ってきました。 気温40度、暑かったですが日本のように蒸し暑さは感じませんでした。」

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   関連サイト

    海外観光情報・アユタヤ Ayutthaya

   編集者コメント:今井さんは見上さんと同じグループでタイに行かれ たのですね!!下記、 タイ・ゴールデンワンダーランド・アユタヤからの抜粋です。

   「バンコクから真っすぐ北へ72km。チャオプラヤー川を臨む地に1350年 、初代ウートン王によってアユタヤ朝の都が築かれました。アユタヤ朝は水運を生かして交易を広め、近隣 だけでなく中国、ペルシャ、遠くヨーロッパ諸国とも盛んに貿易を行いました。積極的な貿易により王朝は 大いに栄え、その都は東南アジアの大陸部において最大の都市へと発展しました。最盛期には都の人口はロ ンドンやパリより多く、領土も現在より広大でした。17世紀には日本と御朱印船貿易により最盛期には1500 人が住む日本人町も形成され、山田長政が傭兵隊長として名を馳せました。アユタヤの王は上座部仏教を信 奉し、都に数多くの寺院や宮殿を建てました。今日残っている遺跡のほとんどは、都が置かれて150年のうち に建てられたものです。35代にわたって続いたアユタヤ朝も1767年、ミャンマーの軍勢により滅亡します。 この侵攻により栄華を極めたアユタヤの都も徹底的に破壊されました。現在のアユタヤでは、この侵攻によ り廃墟となった遺跡が残され、当時の面影を伝えています。」


   大阪ちゃん(大阪市)、「モノクロ」、3点

   作者コメント:「最近Web上でもモノクロの写真が多く見ら れるようになりました。私も一度モノクロに挑戦したいと思いやってみましたので投稿させて頂きま す。どうもディスプレイ上で見るモノクロはあまり迫力を感じないように思いますね。モノクロ写真 はやはり印画紙に焼き付けてはじめて絵になるのではないでしょうか。」

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街並み

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大阪城

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托鉢の僧

   関連サイト

    デジタルイメージのモノクロ化〜初歩編

   編集者コメント:筆者のお気に入りはぼんさんです。バックのトーンも出ていて いい感じですね!!


   たぬきさん(加古川)、「ハクチョウ&ナベツル」、6点

   作者コメント:「3/11島根県安来には、まだ多くのハク チョウが残っていました。朝日の中餌場に飛び立っていきましたが、中にナベツルが1羽混じって いました。」

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   関連サイト

    安来おもしろ探検マップ・白鳥ロード

   編集者コメント:鳥を追ってたぬきさん、今回は安来に出現!!
   凄い作品ですね〜。ただただ感嘆!!!!!


   

2. 連載・「”AQ 活性の魔術”の背景を語る」 by 笠井 喜世先生


   はじめに

   

   創刊号から連載で、神奈川県二宮町の笠井喜世(かさいよしつぐ)先生とAQ研究室 が著した本、「活性の魔術」(MOKU出版株式会社)が誕生した経緯や裏話をお寄せ頂いております。

   「”活性の魔術”は「夫婦、親子、上司と部下、先生と生徒、学校と家庭……、そして オトコとオンナまで。現代日本に蔓延する関係不全の正体と、それを乗り越える方法を伝授。」する本です。極めて人間関係が 困難な現場(教育現場)での具体的、驚異的な効果は先生のウェブページにありますのでお読み下さい。

    テトラS+1 公式ホームページ
   笠井喜世先生のブログ
   テトラSのシステム、考え方、 教育への考え方、資料、実践校とそのメッセージ
    MOKU出版株式会社ページ・購入方法
   テトラS・感性のページ・こころよ開け デジカメと無縁ではありません!!(^v^)

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「活性の魔術」(MOKU出版株式会社)




「”AQ 活性の魔術”の背景を語る」第六話

「次々と退学する生徒たち」

by 笠井 喜世先生

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   1ヶ月も勤務すると学校内のことがだいぶ分かってきました。校 舎内のどこに何があるということが頭に入り、同僚の名前と顔が一致するのにはそれくらいかかりました。

   この学校では退学の生徒が出るたびに臨時職員会議が行われました。 多いときには週に2回も臨時職員会議が開かれました。しかし、その会議は退学する生徒のこれまでの行動 と退学のきっかけなった事故の説明が生徒指導部から提議され、前例に従った指導(いわゆる判決)が提示 されます。

   これに対して担任から、生徒本人についての補足説明があります。そ れは「私の手には負えない生徒です」と判で押したように同じものでした。生徒指導部の言い分はすべてが そのまま賛成多数で決まります。臨時職員会議は、モノの10ほどで散会になります。

   退学者の多くは、喫煙や暴力、暴走行為など非社会的行為を重ねて退 学を言い渡されるのです。しかし、表面上は説諭して自主退学の形をとっていました。

   これをはじめは、「へー、そんなものか」と素直に受け止めておりま した。しかし、前年の退学者数は生徒数700名ほどの中から100名を越していたのです。「この生徒た ちは、何のために入学してきたのだろう?退学は本人にとって大きな挫折のはずだ」

   間もなく、親が呼ばれて校長室で退学を言い渡された生徒が校長につ かみかかり、校長室の机を蹴り、イスを倒すという事件が起きました。「こんな学校にいてやれるか!」と 生徒は吐き捨てるように言ったと聞きました。

   「不本意退学……」という言葉が私の頭に重く残りました。実は、こ の言葉には伏線があり「不本意入学」という言葉もあるのです。入学したくない高校に無理矢理入れられた という強い不満が込められた言葉です。

   高校で、このような気持ちをもって生活する子どもは、本当に気の毒 です。

   もっとも輝いているはずの高校時代が、どうしても灰色に思えます。 これを放置しておくことは犯罪行為にも似ているのではないでしょうか?しかし、その当時も今も同じです がへんちくりんな高校生を見て「気持ち悪い」とは思っても、その背景に卑屈な屈折を背負わせられている と思いやる方は少ないのではないでしょうか。

   それが高校の先生までが偏見を捨てきれずにいると知ったときに、や りきれない気持ちと同時に「なんとかならないものか」と考えたのです。

   そこで、教育相談室の設立を思いつくのですが、それは期限付き講師 2年目の時でした。

   生徒とごく普通に話し合い、保護者の悩みを聞く組織がどうしても必 要だと感じたのです。

   そんなある日の夕方でした。ひとりの生徒が校舎の外でしゃがみ込ん で動かないでいるのです。近づいて声をかけましたが、黙って返事もしません。その生徒は3年生で私が国 語の授業に出ているクラスのH君でした。

   しばらく脇にいて様子を覗っていると、H君は涙を流し始めました。 そして、

   「先生、オレ首だって………」

とぼそりと言いました。なお話を聞きますと、彼はこれま でに何度か指導を受けて、今度何かあったら退学だと生徒指導部長に言われていたそうです。それが、こと もあろうに生徒指導部長に悪口雑言を浴びせてしまい、その後説諭されて今夜家庭訪問があると言うことで した。

   「そうか、それで君も退学する気なのか?」

   「いや、親から絶対に卒業しろと言われている」

という話です。でも、これまでの経緯から退学に追い込ま れるのは目に見えているように思われました。

   「分かった。今日はどんなことがあっても、退学すると言うんじゃないよ」

   とH君の目を見ながら言いました。不思議そうに私を見返していた彼 は、黙って頷きました。生徒に残りたい気持ちがあるのに追い出すことは出来ない。私は、そう思ったので す。さりとて、前例に縛られている生徒指導のやり方では退学は避けられそうもないのです。


   

   


   

3. 読者のメールマガジン紹介・ 「複眼的ヨーロッパ放浪記」、「写真徒然日記」


   本欄では読者の方のメールマガジンを紹介いたします。

   今回は独自の視点から「旅行」を叙述した「複眼的ヨーロッパ放浪記」と 日々の撮影での感想を写真付きでお届けする「写真徒然日記」です。両者ともマグマグから発行されております。

    「複眼的ヨーロッパ放浪記」(クリックすると登録サイトへ行きます。)

   発行者:「そんじょそこらにある旅行記ではありません。何事に対しても新鮮な感受性を有 した昔の私と、何事についても理屈を付けたくなる団塊の世代特有(?)の行動パターンを有する現在の私の二 つの視点から見た「複眼的ヨーロッパ放浪記」です。」

   最近刊は 「複眼的ヨーロッパ放浪記」第3回配信です。

    「写真徒然日記」(クリックすると登録サイトへ行きます。)

   発行者:「このマガジンは写真を撮りながら感じたこと、考えたことをエッセイ風に書いていま す。撮影テクニック解説も随時行います。」

   最近刊は 「写真徒然日記」第381話です。



4.編集後記

   第9号、如何でしたでしょうか?このメールマガジンについての ご注文・ご感想をお寄せ下さい。皆様が形作るマガジンですのでじっくり・真剣に(^v^)お聴きいたします。

   写真投稿をされた読者の皆さん、寄稿された笠井先生、、 どうもありがとうございました。

    「Epson Rangefinder Digital Camera R-D1s」新登場をご覧下さい。 「RAW現像アプリケーション「EPSON Photolier(エプソン・フォトリエ)」に高画質画像生成技術「Epson Print Image Control Technology (エプソンプリントイメージコントロールテクノロジー)」を搭載しました。これは、一般的な 拡大技術やシャープネス処理とは違い、コントラストを強めながら、自然なエッジ感を残したままで1354万画素相当の 画素補間素出力を可能にするもので、A3サイズなどの大判プリントにおいても、高品位プリント出力を実現いたします。」 ということです。RーD1がかなりの人気を呼んだようなのでこれもヒット商品になりそうですね。(^v^)

    デジタルカメラ夜桜撮影テクニックをご覧下さい。今の季節の撮影に参考になります。

   それでは皆さんお体を大切に!!


   クラブ「デジカメワークス」は会員同士が楽しいおしゃべりをする場です。 クラブへのご参加は神原幹郎までご連絡下さい。 会員の唯一の特典(^v^)である会員番号を発行し、ユーザーネーム・パスワードをお知らせいたします。

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   メール・マガジン「デジカメワークス」は発行責任者、神原幹郎、のウェブ・サイト http://digicamworks.net/でご覧いただけます。

   これまでの既刊は:

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Ansel Photo: 都会の夜桜 Mar 25, 2006
第1号・平成18年01月15日発行
第2号・平成18年01月20日発行
第3号・平成18年01月29日発行
第4号・平成18年02月06日発行
第5号・平成18年02月16日発行
第6号・平成18年02月24日発行
第7号・平成18年03月05日発行
第8号・平成18年03月10日発行
それでは皆さんの力作、楽しみにしています。ごきげんよう!

   お気に入りリンク:

    椿の部屋(椿 勝彦氏の作品)

    鉄の華・裏道遍路人



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発行責任者:神原幹郎