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メールマガジン「デジカメワークス

Mail Magazine「Digicamworks

読者の皆様の写真及び記事を募集しております。 編集発行者までお寄せ下さい。
Please send your photos and articles to the editor/publisher.

第4号/N4

平成18年2月6日発行(February 6, 2006)

ホームページは/Home Page http://digicamworks.net/


既刊は/For past issues メールマガジン「デジカメワークス」の既刊


目次

目次クリックすると各作品へジャンプします
読者の投稿写真/Readers' Photos
特別寄稿・「作品へのアドバイス」by 山田 彰一プロ
連載・「”AQ 活性の魔術”の背景を語る」第三話 by 笠井 喜世先生
「役員にも平社員にも「私」があるんや」
特別寄稿・「私のニコンキャプチャーの使い方」by 山田彰一プロ
デジカメ関連サイト・ピックアップ「芸術写真家・ブレアー・ポリチャック(Blair M. Polischuk)」
次号予告
編集後記

   

1. 読者の投稿写真


   読者の皆様の投稿写真を鑑賞する欄です。投稿写真はジャンルを問いません が、公序良俗に反するもの、プライバシーに反し肖像権に抵触するものはご遠慮下さい。投稿先は 神原幹郎です。


   新規投稿の作品


   笠原 裕二さん(岐阜市)、「ざ・飛翔」、5点

   作者コメント:「以前から鳥を撮ってみたいと思っていました。普通に撮ったの では面白くないので、飛んでいるところを撮ろうと思ったのですが、超望遠(750ミリくらい)を手持ちで撮ったので、 シャッタースピードを1000分の1秒近辺になるよう、絞りを調整して撮ってみました。見事に日の丸構図になっている ものもありますが、ファインダーに捕らえつづけること自体が難しかった。ただ、鳥の飛翔する姿は美しいです。」

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アオサギ

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白鳥

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白鷺

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トビ

   関連サイト

    琵琶湖水鳥・湿地センター

   編集者コメント:だいぶ苦労されての撮影だったようですね。これだけの種類 が揃っている撮影場所もなかなか得がたいのでは、、。見事な作品です!!


   びーぐるさん(川崎市)、「お寺の雪景色」、3点

   作者コメント:「21日は東京横浜地方では久しぶりの大雪が降り、といっても 積雪9センチですが、早速喜び勇んで狙いのお寺の雪景色を撮りに行きました。雪がもう少し多いともっと風情がある のでしょうがそれでも結構楽しめました。」

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九品仏の参道

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金沢文庫の称名寺

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称名寺の橋

   関連サイト

    九品山浄真寺・東京都世田谷区奥沢

    称名寺・金沢北条氏一門の菩提寺

   編集者コメント:美しい作品ですね。これぞ日本の冬景色!という感じがします。 この太鼓橋、歩いてみたいです、と俗人はすぐに余計なことを考える。(^v^)


   たぬきさん(加古川)、「こうのとり」、5点

   作者コメント:「昨年9月に5羽の放鳥が行われたコウノトリをデジカメしてきまし た。(豊岡市コウノトリの郷公園)
   今回はどちらかと言うと、城崎での蟹三昧・温泉三昧のついででしたが、日曜日は快晴に恵まれ、コ ウノトリの飛び物中心に、D200の連写機能とAF機能に大いに満足できる結果が体感できました。
   レンズはVR80−400(400mm)手持ち撮影で、飛び物にピントの合う確立は80%以上でした。
   投稿作品は、人工巣塔と背中の作品は約60%にトリミング、他は殆どトリミングしていません。放鳥 されたコウノトリは背中に発信機が付けられており、チョット可愛そうですね。尚、1枚はアオサギです。」

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コウノトリ

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コウノトリ

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コウノトリ

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コウノトリ

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アオサギ

   関連サイト

    兵庫県立コウノトリの郷公園

   編集者コメント:「城崎での蟹三昧・温泉三昧のついで」、、いいですね〜。(^v^)
   「手持ち撮影で、飛び物にピントの合う確立は80%以上」、、さすがVR+ニコン!!それにしてもたぬき さんの撮影機材は凄いですね!!作品はお見事の一言!!!\(~o~)/


   松重 輝夫さん(春日部市)、「ある洋装店の印象」、3点

   作者コメント:「これはあるガラス工芸家が造ったガラス壁に、かもしださ れる「光の造形」です。
   もう1年近く、何度も挑戦している被写体です。今回はちょっと、壁に近づき過ぎたため、絵が 具象化したのが、気になります。レタッチは一切しておりません。」

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   関連サイト

    松重さんのブログ・ぶらりデジカメ散歩

    個展「カメラで描いた 北条の羅漢さん」by 松重 輝夫

   編集者コメント:松重さんの手にかかると日常のなんでもない光景がシュ−ルな世界 に一変してしまいます。凄い感性と技量の持ち主だといつも感心。人にはなかなか真似の出来ない技ですね!!


   大森 保武さん(美作市)、「雲海」、3点

   作者コメント:「今日はゴルフでした。朝の状態ではまだ雲海が覆ってました。那岐 山を見ると朝日が当たって何時もの佇まいとは違う感じでした。3枚送ります。ではまた。」

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   関連サイト

    大森さんのホームページ

   編集者コメント:いい色が出ています。風景写真は朝と夕方に撮るべし、というのが 一応公式です。


   笠原 裕二さん(岐阜市)、「金の波、銀の波」、1点

   作者コメント:「私個人のメルマガにも書いたのですが、琵琶湖の波を表現する言 葉に、金の波、銀の波という言葉があります。夕日などの光に照らされた波の様子を言ったものですが、冬のこの時期、 晴れていても、突然雲が太陽を覆い、雲の隙間からの光が独特の硬質な世界を作ることがあります。カラーなのにモノト ーン的で、それでいてつやがあって美しい、そのような独特の表情を見せることがあり、今回カメラに収めることができ てラッキーでした。」

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   関連サイト

    笠原プロのホームページ

    笠原プロのメルマガ「写真徒然日記」申し込み

    笠原プロのメルマガ「」申し込み

   編集者コメント:「カラーなのにモノトーン的で、それでいてつやがあって美し い、」そうですね!!筆者もそうした光の具合が大好きです。劇的な作品になります。


   昭子さん(港区、東京都)、「春隣(はるどなり)」、3点

   作者コメント:「節分、立春と季節の変わり目を感じるこの頃です。所用の折、 芝公園の梅林に2本、花を付けた梅ノ木がありました。
   先日、メル友の一人が私の写真「春はまだ先、、、」に寄せてこんなことを書いてくれました。

   「京都山科にある勧修寺。西暦900年醍醐天皇の創建になる由緒ある古刹です。書院の前に臥龍 の老梅があります。生命力の強さを感じさせるひ孫までの4代そろった目出度い梅です。たった一本ですが存在感があ る。「桜一山、梅一輪」。観光客は「たった一本?」と残念がるそうですが、住職は「風流ではない」と逆に残念がる 。「梅が咲いてくださって、ようよう春を告げてくれる。そうすると春が待ち遠しくなる」。命の尊さ篭った一輪を見 ながら悠久の時の流れを偲んでみたいものです。」

   それが頭にあったのでしょうか、撮しながら、花の命、それを司る宇宙の摂理、、、、そんなこと まで感じていました。
   今の季節、「春隣」ということばが頭に浮かびます。「春隣(はるどなり)」は冬の季語ですが、 数輪の梅花にはその風情がありました。
   おまけに、そこの住ニャンも付けました。」

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   関連サイト

    俳句歳時記 冬の季語

   昭子さんのブログ

   編集者コメント:「撮しながら、花の命、それを司る宇宙の摂理、、、、そんなこ とまで感じていました。」これが一番重要なことなのだと思います。芸術の根本義ですね!!!


   たぬきさん(加古川)、「池の鳥」、5点

   作者コメント:「寒い1日でしたが、午後、近くの池を回ってきました。
   ミサゴが魚をゲット、夕日に照らされたサギ、鴨、セグロセキレイです。白鳥は、池の中央で昼寝してい っこうに活動してくれませんでした。
   D200の電池寿命ですが、レンズの手振れ補正使用+オートフォーカスで250枚(圧縮Raw)撮影後の電池 残量は51%、手振れ補正使用無し、マニュアルフォーカスで、290枚(圧縮Raw)撮影後の電池残量は、62%でした。」

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ミサゴ

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サギ

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サギ

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セグロセキレイ

   関連サイト

    兵庫県立コウノトリの郷公園

   編集者コメント:皆素晴らしい作品ですが、特に2枚目が優れていると思います。 普通鳥が飛んでいる時は前しか見ないのに、このサギは横に注意を向けています!!半逆光に照らされた翼も美しいですね。


   大森 保武さん(美作市)、「五大力餅会陽(ごだいりきもちえよう)」、6点

   作者コメント:「上餅53kg、下餅81kg、大三宝48kg、ロープなど3kgの 計185kgをお腹の上にのせ、距離を競うお祭りです。今年も行ってきました。車で15分ぐらいのところです。今回は アップで迫ってみました。
   21名のエントリーがありました。優勝は17m運んだ昨年は2位の人でした。 2位は16m、この人はダークホースでした。3位は16mで一昨年の優勝者。ルールとして連続優勝をなくすために 優勝者は次年は出場できず、模範演技だけです。」

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1位

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1位

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2位

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2位

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3位

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3位

   関連サイト

    顕密寺五大力餅会陽

   編集者コメント:こうしてアップで撮ると餅を運ぶ人だけでなく周りの観客にも 気合が入っているのがわかり、写真により臨場感を盛り込めますね。


   過去「訪問者のアルバム」に掲載された作品


   大阪ちゃんさん(大阪市)「天神祭奉納花火」
   2005年7月25日21:45(Pacific Daylight Time)

   作者コメント:「昨日25日、天神祭の最後を飾る天神祭奉納花火を撮りに行っ てきました。台風の影響で風が強く、中止もささやかれたようですが、何とか開催されました。
   花火が流されてなかなか画面に入らず、作品にはなりませんでしたが、こんな感じの花火だったとい う一枚を投稿させて頂きます。」

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   管理人コメント:すばらしい出来ですね。撮影場所があまりパーフェクトな所がとれず また気象条件も悪くかなり苦労されて撮影されたと伺いましたが、それを克服されて見事傑作をものにされました!!


   Barbara & Doug Hall (Fruitvale, BC, Canada)「世界で一番小さなお手洗い」
   2005年11月02日12:35(Pacific Standard Time)

   作者コメント:「We have been busy all summer it seems doing some renovations. We put in the world’s smallest bathroom upstairs, no tub just sink and toilet in a 5’ x 4’ space with a sloped ceiling making it a bit of a design challenge. Doug says it was the most intensely designed 20 sq feet in the house. Doug had to take up the floorboards to reroute the cable and phone line and put in the plumbing. The spaces between the joists were filled with wood chips for insulation. Several dusty bags later space was cleared. Because the joists were only 6” deep instead of 8” to get the plumbing to fit in the space was tricky. And then, where to run the pipes to the basement? Luckily, managed to fit them in behind the bookcase in the kitchen between the studs. Then there was wiring, plugs, outlets, fan, etc. I love the result. I especially love the little round window Doug put in the wall looking down the stairs for ventilation and because he wanted to try a round window. He made a little shoji screen to cover it.」

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small “Japanese Inspired” bathroom upstairs

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small “Japanese Inspired” bathroom upstairs

   管理人コメント:バーバラとダグは織姫の日本語講座をとってから大の日本びいきになり毎年日本へ 旅行しているようです。ダグは会社の同僚、バーバラは織姫の織物の先生でした。夏の間家の改装をしたようです。「世界で一番小さな お手洗い」と呼んでいます。日本のお手洗いよりもっと日本的ですね。


   昭子さん(港区)「シーサー猫」
   2005年10月18日23:45(Pacific Daylight Time)

   作者コメント:「このところ雨ばかりでたいしたものが撮れていません。織姫様が「オニャン子クラ ブ」と書いていらしたので、それには叶っていると思うものを一枚。題して「シーサー猫」です。」

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   管理人コメント:うまい題をつけましたね!!




   

2. 特別寄稿・「作品へのアドバイス」by 山田 彰一プロ


   はじめに

   メールマガジン「デジカメワークス」も第4号となりましたが、1号からの既刊に発表 された読者の皆様の作品の一部について、山田 彰一プロがコメントをお寄せくださいました。

   各作品は小さな画像で再掲載いたしますが、オリジナル作品については各号をご参照下さい。

マガジン号 作者 山田プロ・コメント 作品画像
第1号 福井さん 「福井さんの霧の明石大橋、左端手前の船はカットしてしまったほうが写真がよくなります。不要なものをカット できるかどうかは大きなポイントです。その下の明石の夕暮れ、私なら下の水辺は残しますね。オリジナルのトリミングでも そう悪くは無いと思います。」
第3号 大森さん 「デジカメワークス3号の投稿から。大森さんの夜景と3つ目の大阪横位置。これは水平が取れていないのがわかりますか? 3枚目はビル群の垂直線でわかります。風景の基礎として「水平線は水平」にです。私の考えをプラスすると「水平に見えるように」 ・・です。機械的に水平をとると傾いて見えるケースもあるからです。傾きが取れるソフトを使って修正するのが良いです。 2つめの比叡のは露出オーバーです。」

第3号 大森さん(続き) 「4つ目の大阪城縦位置の、さらに望遠だとベターですね。トリミングで背景の山の稜線はぎりぎりで上カットした ほうがいいです。その方がバックの山が壁のような迫力をもちます。この切捨てができるか・・がひとつのトリミングポイント です。大阪城だけに日が当たるという瞬間を狙いたかったところですね。」
第3号 大森さん(続き) 「5枚目の夕日、これは賛否ありそうですが、上の夕日をカットして横長写真で見てください。私はその方がいいと思 います。下の水辺の夕日反射部分を主役にするのです。」
第3号 昭子さん 「このオリジナルはすごくいい色をだしています。したがってモノクロにするのはもったいない題材と思います(笑) ニコンキャプチャー4.4にモノクロモードがつきました。RawからモノクロモードにしてRGB別カーブでいじれます。」
第3号 足立 裕さん 「足立さん、一枚目と2枚目が露出オーバーです。3枚は適正です。」

まとめのお言葉・「水平線と露出オーバーに注意 !」
P.S. 「水平線についてはもっともその意味が体感できるのは「空撮」です。」


   

3. 連載・「”AQ 活性の魔術”の背景を語る」by 笠井 喜世先生


   はじめに

   

   創刊号から連載で、神奈川県二宮町の笠井喜世(かさいよしつぐ)先生とAQ研究室 が著した本、「活性の魔術」(MOKU出版株式会社)が誕生した経緯や裏話をお寄せ頂いております。

   「”活性の魔術”は「夫婦、親子、上司と部下、先生と生徒、学校と家庭……、そして オトコとオンナまで。現代日本に蔓延する関係不全の正体と、それを乗り越える方法を伝授。」する本です。極めて人間関係が 困難な現場(教育現場)での具体的、驚異的な効果は先生のウェブページにありますのでお読み下さい。

    テトラS+1 公式ホームページ
   笠井喜世先生のブログ
   テトラSのシステム、考え方、 教育への考え方、資料、実践校とそのメッセージ
    MOKU出版株式会社ページ・購入方法
   テトラS・感性のページ・こころよ開け デジカメと無縁ではありません!!(^v^)

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「活性の魔術」(MOKU出版株式会社)




「”AQ 活性の魔術”の背景を語る」第二話

役員にも平社員にも「私」があるんや

by 笠井 喜世先生

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   この研修を続けるうちに、会社に殺到していたユーザーからのクレームが不思議 と少なくなり、マスコミからも好意的に扱われるようになりました。

   この会社では、その後社長も交えた研修会も行われるようになりました。西堀先生は、私が 組んだ研修内容を見て、

「笠井さん、まだ甘いのう。」

と言ってケラケラと笑いました。研修内容は3泊4日の研修でしたが、始まりと終わりの時間をゆったりととって いたのです。

「むしろ、これは逆じゃのう。役員さんの責務は重い、だからお金も多くもらっている。だ が、役員さんもただの人間じゃ。給料を多くもろうているだけ、きっちりと自分を作るのは当然のことでしゃろ。」

   また、ここでガーンでした。

   「私が甘かったです。」と早速朝6時起床、夜は10時まで研修の普通の研修時間を当ては めました。ここで私はまた素晴らしいお話しをいただきました。

   「笠井さん。よう、考えてみなはれ。だれにも自分と言うもんがありますな。重要なのは 一人一人の私というもんを、しっかりと受け止めることがでけんと管理職ちゅうもんはつとまらんのや。管理職は下の人に自分 の中の私を開いて接することで本気が伝わるんやで………」

   なるほど、心を開いて自分の目標を部下に語ればそれは職務的な命令ではなく、心を伴った情 報として伝わるに違いありません。

   何気ないことに見えるものですが、このような気持ちで人に接することが出来るか出来ないか は大きな差になります。

   後に、この私の職務が激務過ぎて身体をこわし、それが教育界に身を投じることになるのです が、西堀先生の言葉は教師生活を始めてからはより燦然と私の心の中で燃えるようになるのです。

   この西堀先生のありがたいお言葉を社員一人一人に伝えることが私の役目でした。しかし、 それは逐語録をとって配布したところで肉声とは違いますから、それは意味のないことです。研修会のおりに、私なりに吸収した ものを社員に伝えていくしかないのです。

   そのためには、私自身がわが身をもっと磨かなければならないことです。先生の言葉を研修 の席で読み上げたところで、その真意は伝わらないでしょう。私が自分の行為そのものに、心を注ぐしかないと考えました。

   妙な話になりますが、それは修行をする気持ちで毎日の自分を律する以外方法がないと考え ました。

   そのために読書量を増し、神について本気で考え、時には般若心経を臨書するなど、常に自 分を見つめることをするしか手だてがないように感じました。

   その結果が、テトラS(学校課題支援法)や数冊の本となって後々出てくるなど、その時は 考えることも出来ませんでした。ただ、ひたすらに「こころ、こころ」と叫んでいただけだったのかも知れませんが、それはそれ は貴重な体験として今も脈々として先生のお言葉は私の心に息づいております。

   そんな西堀先生は、決してお堅いお人柄ではありません。常に笑顔を絶やさない温厚な方で した。こんな逸話があります。南極越冬の時、一人の若い隊員がオーロラの観測をしていたそうですが、観測は常に夜です。観測 小屋でストーブをつけたままついウトウトとしているうちに火事になり観測小屋と観測機器を燃やしてしまったことがあったそう です。これは、昨年12月で終わりになったNHKの「プロジェクトX」という番組で、その時の隊員の方が涙ながらに 語っておりましたが、西堀隊長は

「きみだけ手ぶらで帰すわけにはゆかんからなあ。」

と手作りの望遠鏡をを渡してくれたそうです。「常にあきらめない。工夫をすればなんとかなる。」という 柔軟な発想が常に先生にはあったのです。


   ”AQ 活性の魔術”のなかに笠井先生が道元の言葉を解釈したくだりがあります。

仏道をならふといふは、自己をならふなり、
自己をならふといふは、自己をわするるなり、
自己をわするるといふは、万法に証せらるるなり。(道元)

人間を学ぶということは、自分を学ぶこと。
自分を学ぶには、我執(自己都合)を中心にしないこと。
我執を中心にしなければ、すべての存在との関係性が自から明らかになってくる。(笠原先生)

   私にも理解できるような、ここまでこなれた解釈をなさる先生は「こころ、こころ」を 一所懸命に追求されたのだと思います。次回のお話も益々楽しみになります。


   

4. 特別寄稿・「私のニコンキャプチャーの使い方」by 山田彰一プロ


   はじめに

   「クラブ・デジカメワークス」でのニコンRAWファイルのディスカッションのために山田プロが 「私のニコンキャプチャーの使い方」(サードパーティーソフトを使わない理由)を寄稿されました。メールマガジン 「デジカメワークス」へも転載いたします。



写真1 まずニコンブラウザでの表示、撮影データが出ています。D2XクロップRawです。ファイル→編集でニコンキャプチャー4.4が立ち 上がります。
   

写真2 これが撮ったままのデータ、sRGBでノイズリダクションがデフォルトで割り当てられています。情報パレットで各点の値が常に わかります。
   


写真3 sRGBからadobeRGBのIIに変更。AdobeRGBのIやIIIにもできます。最近は印刷ではadobeRGBが標準になりつつ あります。ホワイトバランスパレット・・バックの壁でホワイトバランスをとりました。またこれには余り当てはまり ませんが追加Raw調整で露出マイナスにすればかなりハイライトの飛びが回復できます。
   
写真4 デフォルトのノイズリダクションがいやなのでノイズリダクションを0にしてモアレリダクション弱をかけます。ま た撮影時の輪郭標準からシャープネスをなし、にしてアンシャープマスクでしきい値4で5-10パーセントかけます。フォ トショップの30-70くらいの感じです。
   
写真5 トリミングをして、LCHエディタで明度カーブをいじりました。Photoshopなどより使いやすいのはカーブとヒストグ ラムが同一パレット表示なことです。
   
写真6 またSキーとLキーでハイライト飛び、黒つぶれがすぐ見れます。これ便利です。
   
写真7 LCHエディターの色相で肌色調整。
   
写真8 LCHエディターの彩度を上げます。赤や青はもともと強いので強すぎる色の部分は下げます。あとLCHエディターにはカ ラー明度がありますがこれは風景でPLフィルターのように空の青だけ濃くしたりできます。
   
写真9 ツール→バッチでバッチ処理。Tiffに変換します、むこのときタグを埋め込みます。この時点で縮小、拡大補間もでき ます。またバッチ処理中、非同期保存といって、次の調整がはじめられます。バッチバッチとやっていけば時間的ストレス は少ないです。
   
    カット300枚程度のRawデータも結構早く処理できます。ただしPen4のクロック3.2くらいが必要です。
ニコンキャプチャーの最大のポイントは、純正ならではのカメラ側の設定とリンクしてすべてのカメラ設定をあとで変更で きること。Rawから一発で上がりをシュミレートでき完結てきること、一旦tifにしてからphotoshopで調整するのと違います。 またそのため通常処理ではphotoshopはいりません。Photoshopが必要になるのは、選択範囲、変形とかです。
以上、私がサードパーティーを使わない理由でした。

5.デジカメ関連サイト・ピックアップ「芸術写真家・ブレアー・ポリチャック(Blair M. Polischuk)」

   この欄では写真関係のウェブサイトをご紹介いたします。今回はカナダ・ブリティッシュコ ロンビア州のコートニーという町にスタジオを構える芸術写真家、 ブレアー・ポリチャックのウェブサイト(Blair M. Polischuk's web site)です。

   自己紹介は次のような文で始まります。

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Winterscape (Coquitlam 1996)©Blair M. Polischuk

   "Classical musician and master photographer Ansel Adams once said that the photographic negative was the equivalent to a conductors "score", and that the handcrafted silver print was the "performance".

   This analogy holds true for Blair Polischuk who, as a musician himself, has chosen fine art black and white photography as his career and primary form of self-expression".

   「クラシック音楽家にして写真の大家アンセル・アダムスは、嘗て「写真ネガは指揮者の 持つ楽譜と同じであって、手作りの銀塩プリントはそれが演奏されたものと同じだ。」と言いました。

   これは自身が音楽家でもあるブレアー・ポリチャックにも当てはまることで、彼は 芸術としての白黒写真を仕事とし、主な自己表現の方法として選んだのです。」

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©Blair M. Polischuk

   彼はアンセル・アダムスと同じように作品を暗室で自らの手で焼き販売しています。作風も アンセル・アダムスのように極力階調を生かしたものが多く(もちろん硬調に仕上げたものもありますが)、見ていてもぞくぞく するような作品ばかりです。仕上げは経年変化対策にセレニウム・トーニングされており薄っすらと茶色がかっています(雑誌等 で発表されているものでははっきりわかるのですが、ウェブ上ではモノトーンです)。

   ウェブサイトの作品群は、生物、風景、人体、ポートレートに分かれています。筆者は風景 写真をもっぱら撮影しているのでやはりポリチャックの風景写真に惹かれます。すばらしい作品だと思います。赤外写真もありま す。こうした風景 写真は、本年度カナダ各地で開かれる個展 "Archetypes-Impressions of an Island" (元型ー島の印象)でも展示されるものと 思います。アーケタイプというのはかなり包括的な意味合いを持つ言葉ですが、想像するに彼の住む島(ホーンビー島、もしくは その親島のバンクーバー島)で撮影した被写体に人間や自然や宇宙の根源に触れるような物・魂・感情を見出し、モノクロの世界 に表現したものでしょう。

   作品数もあまり多くなく、画像表示も小さめで気軽にご覧いただけるサイトです。どうぞ お楽しみ下さい。

    ブレアー・ポリチャック・ポートフォリオ(Blair M. Polischuk Portfolios)




6.次号予告

記事 by
読者の投稿写真 読者の皆様
連載・「”AQ 活性の魔術”の背景を語る」
第4話「私と心」
笠井 喜世先生
おすすめフリーソフト 神原 幹郎
デジカメ技術のおさらいレッスン 神原 幹郎
編集後記 神原 幹郎

   発行予定日は2月15日ですが原稿が揃った時点で発行いたします。 内容についても変更がある確率は多いと思います。(-_-;)どうぞお楽しみに!!



7.編集後記

   第4号、如何でしたでしょうか?このメールマガジンについての ご注文・ご感想をお寄せ下さい。皆様が形作るマガジンですのでじっくり・真剣に(^v^)お聴きいたします。

   寄稿された笠井 喜世先生、山田プロ、また写真投稿をされた読者の皆さん どうもありがとうございました。

    フィルムカメラ製品ご愛用の皆様へ・2006年2月3日・株式会社ニコン。「F6とFM10、そしてそれを支えるニッ コールレンズ群40本以上、アクセサリー群については今後とも生産を継続し、フィルムカメラへの強い需要、皆様 からのご支援がある限り、基本的に本事業を継続していくことを改めてお知らせ申し上げます。」ということで、 何とか新聞は少しセンセーショナルな報道をしたようです。(^v^)

    イメージングソリューション部門の事業体制の最適化と今後の事業展開について・平成18年1月31日・富士写真フイルム株式会社。 「将来を見越した抜本改革によりイメージング事業の不採算を解消し、新たな成長戦略を推進」という副題が付いた発表 ですが、具体的には「感材部門人員の約1/3を削減。国内1,000人、海外4,000人に」と「国内生産体制の縮小と中国量産 体制の確立」だそうです。コニカもフジも需要のなくなりつつある市場を目の前にしては撤退縮小以外如何ともし難いで すね。

    4Q2005 Results & Full Year 2006 Outlook/Jan 30, 2006/Kodak(注意:比較的大きいファイルです)ではコダック の昨年度はデジタル部門の売り上げが全体の54%となりここでもフィルム関係部門の凋落を見ることが出来ます。

   写真関係のトレードショウでは世界最大の PMA 2006が2月26日から3月1日まで 開かれます。これを前にしてキヤノンの新型デジタル一眼レフについてのウワサが飛び交っています。その一つはニコン D200に対する対抗馬、30Dとか35Dと言われている現行の20Dの改良機です。いろいろなウェブサイトを訪れて いると、世界のニコンファンはニコンがD200に関する問題点をクリアーにしてキヤノンを迎え撃って欲しいとじり じりしている様子が読み取れます。消費者にとっても健全なマーケットを維持する為にもニコンに頑張って欲しいですね。

   クラブ「デジカメワークス」は会員同士が楽しいおしゃべりをする場です。 クラブへのご参加は神原幹郎までご連絡下さい。 会員の唯一の特典(^v^)である会員番号を発行し、ユーザーネーム・パスワードをお知らせいたします。

   それでは皆さんお体を大切に!!


   より良いメールマガジンを作り上げようと思っておりますので、皆 様のご質問、ご意見、ご批判、お励まし、お待ちしております。どうぞメール・マガジン「デジカメワークス」 にふるって御投稿下さい。

   メール・マガジン「デジカメワークス」の配信は まぐまぐのこのページでご登録いただけます。

   メール・マガジン「デジカメワークス」は発行責任者、神原幹郎、のウェブ・サイト http://digicamworks.net/でご覧いただけます。

   これまでの既刊は:
第1号・平成18年01月15日発行
第2号・平成18年01月20日発行
第3号・平成18年01月29日発行
です。

それでは皆さんの力作、楽しみにしています。ごきげんよう!

Ansel Photo: Kodak HQ コダック本社


メールマガジン「デジカメワークス」
発行責任者:神原幹郎